太った婦人とカドガン卿との雑談

ハリーポッターをこよなく愛する「いい大人なはず」の人間が雑談してます。カドガン卿ですから、多少のことには目をつぶって。

6巻読書後 超ネタバレ 登場人物ネタ Draco Malfoy(22~24章)

2005-09-13 02:49:56 | 姐式!
6巻読書後 超ネタバレ 登場人物ネタ Draco Malfoy
22章~24章です。書くのが遅くてすみません。

初めていらした方はまずこちらへ 自己紹介etc.

皆様、こんばんわ。6巻は読み進んでおられますか? 今夜は再度、登場人物考察です。 
章ごとですので、まだ読了でない方が途中まで読むこともできますが、各章の考察の中にも、ラストのネタバレが少し入ってます。最後にどうなるかは書いてありますが詳細は書いていません。
読了されていらっしゃらない方は、お気をつけ下さい。

★22章 (ラストネタバレは特にみあたらず)
ハリーはまだマルフォイが何をしているのか気になってしかたありません。Horcruxesの話をSlughornから聞きださなければならないのに、ドラコの事で頭がいっぱいです。
「いいかげんに、マルフォイの事は忘れなさいよ。」とハーマイオニーに言われる始末です。
この章では、17歳になった生徒たちにはApparationのテストがあります。ロンとハーマイオニーは既に17歳。ハリーは7月生まれなのでまだです。
Potionの教室に行くと、Apparationテストのない生徒だけ。ハリーとドラコとアーニーだけでした。(ドラコの誕生日は6月5日です。ちなみに。)
Slughornは、「人数が少ないから、何か面白い魔法薬を作ってもらおう。」と提案。
ドラコは「面白いものって何だっていうんですか?」と、イライラした様子。
ハリーは気づきます。ドラコがとても痩せているんです。まるでトンクスみたいに・・・・。
はてさて・・・・ トンクス・・・・ドラコ・・・何か関連があるんでしょうか?
どちらも顔色が悪く、具合悪そうで、痩せて・・・

(意訳&抜粋)
確かに彼は青白く、肌はくすんだ灰色っぽい色合い。おそらくあまり日に当たってないせいだろう。 ホグワーツ特急の中でヴォルデモートに与えられたミッションを得意げに語ってみせていた時の、自身に満ちた態度、うぬぼれた感じや興奮した様子や優越感に浸っている様子は、すっかり影をひそめてしまっている・・・。 ハリーの考えだが・・・おそらくミッションが上手くいっていないのだろう。

ううむ。日に当たってない感じ。どうやらやはり、Room of Requirementに夜な夜なこもって遅くまで何かやっていて、外に出て遊ぶなんてことは全くないのでしょうね。それにしても、痩せてしまうなんて・・・痛々しいですね。 頑固ともいいますね。だって、クラッブやゴイルどころか、スネイプを含め、誰の手も借りずに何かを1人でやっているように思われませんか? なかなかの根性です。 今まで、「根性」とか「努力」ほど、ドラコに似合わない言葉はなかったはずでしたのにね。

ハリーはHBPの本を利用してAn Elixir to Induce Euphoriaという魔法薬を作成。当然うまくいきました。
ドラコは、Hiccuping Solutionを作ったようですが、不愉快な顔。Slughornも「なんとか合格」程度の評価しかしませんでした。
ベルが鳴り、アーニーとドラコはさっさと出て行きました。ハリーはSlughornから情報を聞き出そうとしますが、上手くいきません。

・・・この章では、ドラコはもう出てきていません。
あとは、ハリーがFelixを使ってうまくSlughornから記憶を受け取る顛末のお話となっております。・・・  

★23章 (ラストネタバレは特にみあたらず)
この章では、とうとう明らかになったHorcruxesの話題です。ダンブルドアとハリーがずっとHorcruxesの秘密について語り合っています。
一箇所だけ、Malfoyの名は出てきますが、ルシウスさんのこと。 ルシウスが2巻でジニーの鍋にしのばせたリドルの日記は、Horcruxだった・・・という話題です。
どうやら、ルシウスが日記を使ってしまい、日記の力を失わせるに至ってしまった事について、ヴォルは相当に怒ったという話です。

(意訳&抜粋)
「でも、ルシウスは、ヴォルデモートの意向で、ホグワーツに日記をもぐりこませたのでは?」
「何年も前はそういう意向だった。その頃は、もっとHorcruxを作れると思っていたのだから。 どちらにせよ、ルシウスはヴォルデモートの指示を待ってから、実施することになっていた。ところがヴォルデモートは消えてしまい、日記をホグワーツへ忍び込ませる指示を、ルシウスは受け取らずじまい。ヴォルデモートは、ルシウスがHorcruxを大切に守るだろうと思い、それ以外、何かをしでかすとは思っていなかったのだろう。 だが、ルシウスは主人が死んだと思い込んでいた。 ヴォルデモートは日記によって秘密の部屋が開くという事を、ルシウスに伝えていただろう。 主人の魂の一部が入っていることを知っていたら、もっと気を付けて扱っただろうが・・・。 日記をアーサー・ウィーズリーの娘に渡すことによって、アーサーをおとしめ、ついでに、見つかったら重罪な証拠物件になりそうな闇の魔法のかかった日記を、これ幸いと手放したかったのだろう。 気の毒なルシウス・・・・ Horcruxを自分勝手に用いたこと、そして昨年の魔法省内での大失敗・・・ヴォルデモートはカンカンに怒っていることだろう。 アズカバンにいて、むしろ幸せかもしれない。」

ほほう・・・ 面白いと思いませんか? ルシウスがそれほどまでに、ヴォルデモートの怒りをかっているとは・・・・ もしかして、Narcissaが2章で言っていたように、ドラコはルシウスの身代わりになって、何か「とても困難で達成できる見込みのないような」重要なミッションを与えられているのかも。 父親の罰を、身代わりとして息子に与えた???  それなら、ドラコ、ちょっと気の毒ですよね。痩せて青白く消耗して・・・ 大丈夫でしょうか?

★24章 (ラストネタバレは・・・あります!目立たないけど)
この章は、ショッキングな章ですので、読了でない方は心して下さい。
ハリーはHBPの本を手に入れて以来、その本の書き込みのお世話になっています。 そういえば、足を上にして宙づりにする魔法もHBPの本に書いてあったんでしたね。 ハリーは、HBPの本の中に「敵に」という言葉が添えられて書いてあったSectumsempra!という呪文を使ってみたくてしかたありません。
きっと、宙づりの時のように、敵(いやな奴)を侮辱する程度の呪文だと思っているんですね。(このあたりの記述は、24章以前にあります。)

この章では、またハリーが忍びの地図を見つつ、Room of Requirementとドラコの動向を探っています。 どうやらかなりの時間をドラコはあの部屋で過ごしている様子。 もう一度Felixの力を借りて、今度はRoom of Requirementのドラコを見つけたいと思っています。
レイヴンクロー戦をもうすぐに控えたある日、いつものように7階の廊下へ寄り道をして、ハリーは忍びの地図を見ていました。
・・・ドラコが見当たりません・・・いえ。いました。
ドラコは、クラッブでもゴイルでもなく、マートルと男子トイレにいたのです。(21章参照・・・)

ハリーは急いでトイレへ。そしてドアに耳をつけて聞き耳をたてますが、何も聞こえません。ゆっくりドアを開けると・・・
ドラコは、ドアに背を向けて立っています。 両手で洗面所のシンクを掴んで、ホワイト・ブロンドの頭を下げて・・・

(意訳&抜粋)
「やめて・・・ ねえやめて・・ どうしたのか私に教えて・・・ 助けてあげられると思うわ・・・」
「誰も僕を助けられなんてしないんだ。 出来ない・・・だめだ・・・ きっとうまくいかない・・・早くやらないと・・・彼は僕を殺すって言う・・・・・」
ハリーは気づいた。驚きのあまり立ちすくんでしまうほどだった。マルフォイが泣いている・・・本当に泣いている・・・青白い顔から涙が零れ落ちて、汚れた洗面台に流れていく。
マルフォイははっと息をのみ、ひどく身震いしながら、ハリーの姿が彼の肩越しにひび割れた鏡に映っているのを見た。
マルフォイは振り返り、杖を取り出した。 本能的にハリーも自分の杖を取り出した。
マルフォイの呪文はハリーを1インチほどの距離でミスして、壁の横にあったランプを割って壊した。 ハリーは横に避け、 Levicorpus!と念じながら杖を振ったが、マルフォイは呪文をブロックし、もう一度杖をふりかざし更なる呪文を・・・
「だめよ、だめ。やめて!」マートルが叫んだ。タイル張りの部屋に彼女の声が大きく響いた。「止めて!止めて!」
大きな爆発音がし、ハリーの背後のゴミ箱が爆発した。 ハリーはLeg-Locker Curse を試みたが、それはマルフォイの耳をかすめて壁で跳ね返り、マートルのすぐ下のタンクを勢い良く壊した。マートルは大声で叫び、水がそこらじゅうに溢れ出し、ハリーは滑ってしまった・・・その時、同時にマルフォイの顔が歪み大声で「Cruci・・・」
「SECTUMSEMPRA!」 ハリーは床に転びながら杖を荒々しく振りかざしながら叫んだ。
まるで目に見えない剣によって切り裂かれたかのように、血がマルフォイの顔や胸から噴出した。彼は後ろにあとずさり、大きなしぶきをあげて水浸しの床に倒れこんだ。彼の力ない右手から杖が落ちていった。
「そんな・・・ちがう・・・」ハリーは息をのんだ。
滑りながらふらつきながら、ハリーは立ち上がり、マルフォイのところへ急いだ。彼の顔は真っ赤に光って、真っ白な手は血だらけの胸を必死に手探っている。
「ちがう・・・僕はそんなことは・・・」
ハリーは自分が何を言っているのか分からず、マルフォイの傍らに膝をついた。マルフォイは、自分の血のプールの中で震えが抑えられない様子だ。マートルが耳をつんざくような声で叫んだ。「殺人よ!殺人!バスルームで殺人!」
背後でドアが開き、ハリーは見上げて縮み上がった。スネイプが凄い形相で部屋へ駆け込んで来たのだ。ハリーを横へ押しのけると、マルフォイの傍らへひざまずき、杖を出してハリーの呪いが負わせた深い傷にそって、なにか歌のように聞こえる呪文を唱えながら杖でなぞった。 血の流れは止まっていくようだ。スネイプはマルフォイの顔から血をぬぐうと同じ呪文を繰り返した。傷は縫いあわされていくようだった。
ハリーはそのままの姿勢で、自分のやったことに愕然としたままで、自分が血まみれでびしょ濡れなのにも気づかなかった。マートルはまだすすり泣いている。
スネイプは3度目に反対呪文を施した後、マルフォイを立たせるように持ち上げた。
「ホスピタル・ウィング行きだ。傷跡はある程度あるが、すぐに dittany (植物の名前?)を使えばそれも避けられるかもしれない・・・来るんだ・・・」
彼はマルフォイを助けながら出て行き、ドアのところで立ち止まって振り返り、冷たい怒りに満ちた声で言った。
「それから、お前、ポッター・・・お前はここで私を待て。」

(へたくそでごめんなさい。特に「ちゃんと訳す」つもりはないので・・・笑 ・・ただ、ことの顛末を正確に書いて覚えておきたかったんです。)

さて、スネイプは「あのようなDark Magicをお前が知っていると誰が思っただろうか? 誰に教わった?」と詰め寄ります。
・・・あれは「闇の魔法」なようですね。ふうむ。スネイプは断言してますね。
ハリーは「どんな魔法呪文か知らなかった。図書館で読んだ本にあった。どの本かは忘れた。」と言い訳しますが、スネイプに「嘘つきめ!」と言われます。
おそらく優れたLegilimencyのせいか、ハリーの考えなどお見通しの様子。
(あ~・・・ここは実は色々とあるんだけど、ここで書くわけにはいかないなあ。笑)
ハリーは、Advanced Potion-Makingの教科書を持ってくるように言い渡されます。
さすがに逆らえないハリーですが、HBPの本だけは渡したくない・・・・。ロンの本を借りてスネイプをだますことに・・・・。

HBPの本は・・・というと・・・7階へ行って、Room of Requirementに隠すのでした。「本を隠す場所が必要・・」と唱えつつ、タペストリーの前を3往復したところ、ようやく部屋が出てきてくれました。
入ってみると、まるで大聖堂のように大きく、また雑多な部屋です。色々なものがごちゃごちゃと積み上がっています。色々な人が「何かを隠す」ために、この部屋を使っているのでしょうね。
壊れた色々なもの・・・・内緒で行った魔法の証拠を隠したのかもしれません。
本が沢山・・・・きっと禁止された本や盗まれた本です。
その他にも胡散臭そうなものが山ほど。ドラゴンのタマゴの殻とか、重たそうな血のついた斧とか。
ハリーは巨大なトロルの剥製のあるところで右に曲がり、壊れたVanishing Cabinetの箇所で左に曲がりました。このVanishing Cabinetは双子のいたずらでスリザリンのMontagueを入れて行方不明にしたシロモノです。
ようやく大きな物置の前で立ち止まり、そのうちの1つの扉を開いてHBPの本を隠しました。
あとは、また戻ってきた時に本を探し出せるかどうか不安に思いつつ、急いで部屋を出て、スネイプの元へ向ったのでした。

借りてきた本には(ロンの本だとはバレなかったものの)、明らかにハリーの本ではない違う名前が書いてあり・・・やはりスネイプを騙すことはできず、毎週土曜日の朝10時からDetentionを言い渡されました。

スネイプは、その本がハリーのものでない事に気づきましたが・・・
壊れたセルフ・スペルチェック機能つきの羽ペンで書かれたロンの名前'Roonil Wazlib'っていう名前の表示がなくても、スネイプには分かったでしょうか?
分かったとしたら、なぜもっと追求しなかったのでしょうか?
いつもなら、ハリーを「退学」にするのに努力を惜しまないスネイプなのに、なぜじっくりとDetentionなんでしょうか?
どうして、ハリーの本をもっと追及しないんでしょうか?
HBPの本・・・・・

・・・・しかし・・・この章・・・いったい・・・???

実は大きな大きな、ラストへ繋がるヒントが隠されていたのですが・・・分かった人はいないと思う・・・JKRさん、無理だよ・・・いくらなんでも。

さて、マートルが言いふらしたせいか、生徒全員がほぼ事件を知ってしまった様子です。
ハーマイオニーは、「プリンスなんて信じてると何かまずいことになるって言ったでしょ?」と主張します。
ハリーはいったんHBPの本の魅力にとりつかれているせいか、完全にプリンスの味方です。しかし、ハーマイオニーにしてみれば、HBPの本にあんな闇の魔法が書いてあったのに、大事に隠しに行くなんて信じられないわけです。

「そりゃあマルフォイに対してだって、あんな呪文だって知ってたら使わなかったさ。だけれども、プリンスに罪はないぜ。別に、やってみろ面白いぞ、って本に書いてあったわけじゃなかったし。 単に彼は自分のためにメモをとっておいたんだろうさ。」
「もしかして、戻って・・・」
「本を取りに戻るかって? たぶんそうすると思うよ。それにな、プリンスがいなけりゃ、Felix Felicisを勝ち取ることもなかったんだ。ロンが毒にやられた時もどうすればいいか分からなかっただろうと思う。それに・・・」
「・・それにズルをしてPotionの優等生の座をゲットすることもなかったでしょうね?」
ハーマイオニーが意地悪く言ったところでジニーが割って入ります。
「ちょっとハーマイオニー待ちなさいよ! 聞いた話じゃ、マルフォイはUnforgivable Curseを使おうとしていたのよ。ハリーが無事でよかったと思うのが普通じゃないの!」

どうやらドラコはホスピタル・ウィングで無事です。さっそくパンジーがお見舞いに行っているようですし。・・・・
色々と出来事の多い24章でした。

分かったこと。
★マルフォイは、自分に自信をなくして、出来ないと思っていて、殺されることを恐れている。
★マルフォイはハリーに対してCruciatus Curseを使おうとした。
★HBPの本には、Dark Magicが書かれている。
★スネイプはその魔法を分かったらしい。
★スネイプはおそらくハリーの考えをLegilimencyで読み取ったのか、それとも他の手段で知って、Advanced Potion-Makingの教科書を持ってくるように指示した。
★あの闇の魔法とAdvanced Potion-Makingの教科書の関連について、スネイプは何かを疑っているか、もしくは知っている。Legilimencyで読めたのかもしれない。
★ハリーはようやくRoom of Requirementに入ることが出来た。その時考えていた事は、本を隠す場所が欲しいという事。
★現在、本はRoom of Requirementの中。トロルの剥製とVanishing Cabinetの角で曲がった先にあるCupboardの中。
★クイディッチの試合に今後、ハリーは出られない・・・

さてと・・・24章は色んな意味で濃いですね。
長くなりましたが、へたくそでごめんなさい。

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