そもそも、私が「観光」について真剣に考えるきっかけとなったのが
このホスピタリティ・マーケティングという考え方に出会ったことでした。
そして、経済価値としてサービスよりも上方に位置する、経験価値。
まさに、観光分野では無視できない基本となる考え方です。
日本人の旅行は今、とってもたくさんの形があります。
「ただ外国に行くこと」
はすでに非日常から日常へ近づいていると言ってもいいほどです。
海外旅行が「すごいこと」ではなくなったので
SIT旅行(スペシャル・インタレスト・ツアー、一般観光ではないテーマを絞った旅行=テーマ旅行)
が現在日本人の流行のようです。
旅行の3つの基本=足・あご・枕 (交通機関・食事・宿泊施設)
についてのみ考えるのではなく、
日本人旅行者の「旅の目的」を考えることがマーケティングとして重要になっていますよね。
では、訪日外国人にとっての日本旅行での「旅の目的」とは?
ツーリズム・マーケティング研究所の資料で
「インバウンド観光客の期待するもの」
をまとめたものがありました。
インバウンド観光客の期待するもの(出典:ツーリズム・マーケティング研究所 www.tourism.jp)
韓国 :都市文化、本物の日本食、温泉、ショッピング
台湾 :自然、四季の変化(桜、紅葉、雪)、ショッピング、日本食、現代的魅力、テーマパーク、旅館
中国 :ショッピング、自然、現代的魅力、日本食
さらに、訪日外国人が実際にとった行動の80%以上を占めるのが
「日本料理・郷土料理」
でした。
食事を取るという行為は当然必要になることなので、
日本人の私たちにとっては食べるものが寿司であれ天ぷらであっても
普段の生活の中で特になにも感じません。
しかし、外国人(ゲスト)にとっての寿司、天ぷら、焼き鳥にいたるまで、
それらは間違いなく日本食であって
日本に来たからにはぜひとも挑戦してみたいものなのだと思いませんか?
つまり、非日常!日本食を食べること が目的のひともいるはずです。
ゲストにとっては「本場もの」「オリジナリティ溢れる伝統料理」ですから。
とすれば、
【現在"観光施設"としては自他ともに認知されていない外食産業】
ですら、訪日外国人にとってはSIT旅行の対象になると思います。
数年先、日本の居酒屋チェーン店で
日本に旅行に来た外国人と仕事帰りのサラリーマンが
異文化コミュニケーションをしてても何も不思議ではありません。
もちろん、言葉が通じなくても「おいしい」を共有できれば十分です。
そして、その空間にこそ、真のホスピタリティが生まれたらいいなと思っています。
****

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このホスピタリティ・マーケティングという考え方に出会ったことでした。
そして、経済価値としてサービスよりも上方に位置する、経験価値。
まさに、観光分野では無視できない基本となる考え方です。
日本人の旅行は今、とってもたくさんの形があります。
「ただ外国に行くこと」
はすでに非日常から日常へ近づいていると言ってもいいほどです。
海外旅行が「すごいこと」ではなくなったので
SIT旅行(スペシャル・インタレスト・ツアー、一般観光ではないテーマを絞った旅行=テーマ旅行)
が現在日本人の流行のようです。
旅行の3つの基本=足・あご・枕 (交通機関・食事・宿泊施設)
についてのみ考えるのではなく、
日本人旅行者の「旅の目的」を考えることがマーケティングとして重要になっていますよね。
では、訪日外国人にとっての日本旅行での「旅の目的」とは?
ツーリズム・マーケティング研究所の資料で
「インバウンド観光客の期待するもの」
をまとめたものがありました。
インバウンド観光客の期待するもの(出典:ツーリズム・マーケティング研究所 www.tourism.jp)
韓国 :都市文化、本物の日本食、温泉、ショッピング
台湾 :自然、四季の変化(桜、紅葉、雪)、ショッピング、日本食、現代的魅力、テーマパーク、旅館
中国 :ショッピング、自然、現代的魅力、日本食
さらに、訪日外国人が実際にとった行動の80%以上を占めるのが
「日本料理・郷土料理」
でした。
食事を取るという行為は当然必要になることなので、
日本人の私たちにとっては食べるものが寿司であれ天ぷらであっても
普段の生活の中で特になにも感じません。
しかし、外国人(ゲスト)にとっての寿司、天ぷら、焼き鳥にいたるまで、
それらは間違いなく日本食であって
日本に来たからにはぜひとも挑戦してみたいものなのだと思いませんか?
つまり、非日常!日本食を食べること が目的のひともいるはずです。
ゲストにとっては「本場もの」「オリジナリティ溢れる伝統料理」ですから。
とすれば、
【現在"観光施設"としては自他ともに認知されていない外食産業】
ですら、訪日外国人にとってはSIT旅行の対象になると思います。
数年先、日本の居酒屋チェーン店で
日本に旅行に来た外国人と仕事帰りのサラリーマンが
異文化コミュニケーションをしてても何も不思議ではありません。
もちろん、言葉が通じなくても「おいしい」を共有できれば十分です。
そして、その空間にこそ、真のホスピタリティが生まれたらいいなと思っています。
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