Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

おかしい・・・・・・

2011-11-20 | 俳優さんのはなし
「現代劇のはずやのに、おかしい・・・・・」
プリトヨ特典映像を見た方はすぐにおわかりになるかと思いますが、もーーー堤さんたらかわゆくてかわゆくてたまらん!です。
真夏の猛暑の中で、甲冑を着せつけられながら鈴木監督に関西弁でぼやくんですが、監督は「言ったじゃーん」と軽く応え、「ずっとこれ(武将姿)でやりたいぐらいの気分だよ」とか言ってます。
や、わかるけど。監督の気持ちは。
だってほんとカッコいいんだもん。
本編冒頭に2シーンぐらい入ってますが、堤さんの殺陣はまたやっぱ絶品なんですよ。
でも監督にぼやいてる時の堤さんの顔は、すっぴんだし髪は何もしてないしで、そこらの気のいいお兄ちゃんみたいなんだけど。(笑)
で、スーツ着た副長になると、またありえないぐらい綺麗な男前になるとか一体なんなの?
相変わらず、本番とオフショットと貌が違い過ぎるんですけど。
SPの時にも思ったけど、「・・・・よくそんな顔(本番時)ができるよ・・・・」とか思わず呟いてしまうぐらい。
どっちが本当の顔なんだろう・・・・とかマジで考えちゃいますね。

それに堤さんは中井さんがいると、少し甘えん坊モードが入るみたいな感じがしてかわいいです。
確か和久井さんが仰っていたと思うけど、いろんな世代の人がいて温かい空気が流れてて本当にいい現場だったんでしょうね。
10代の大輔・茶子役さんが居て、20代の綾瀬さん・岡田(将)くん、40代の堤さん・和久井さん、50代の中井さん、江守さん・笹野さんは60代かな?、見るからに家族みたいに和気あいあいとしてましたね。
キャストとしては30代が抜けてるけど、たぶん製作スタッフには30代が多かったでしょうし。
だからなんか独特の安定感というか、バランスのいい現場って雰囲気があったような。・・・・・

鈴木監督と相沢さん(脚本)と原作者の万城目さんのインタビューもいろんな意味でとてもおもしろかったです。
製作側と脚本家、原作者の関係性のシビアな現実が、ほんのりと垣間見えて・・・・・。
原作者からNGが入る脚本家とか、やっぱ居たりするんでしょうねー・・・・・。(苦笑)
万城目さんは逆に、この作品の相沢さんをとても信用されていて、またその理由もとても合点の行くものでした。
鈴木監督はPとともに、万城目さんの新作をずっとマークしてた、とか仰ってて。
綾瀬さんのキャスティングは万城目ワールドを表現する上で、最初から念頭にあった、とか。
それから、原作を読んで私自身考えていたことだったんですが、松平元は堤さんに当て書き的部分もあったんじゃないかと・・・・・。
特に、GLの香田の時のイメージに、原作の松平の描写・人物設定・造詣は、とても近い印象があったんです。
鈴木監督も、原作の松平は堤真一さんでしょ?みたいなことをはっきり仰ってて、私には共感しきりでした。
それについては万城目さんのリアクションは特に写し出されていませんでしたが。・・・・

鈴木監督が堤さんの腕を取って、現場に来た万城目さんに初対面させに行くシーンなども入ってて、かなりレア感のある映像もたくさん収録されてますね。
プレミアム・エディション?、にしといて正解でした。
(『蜉蝣峠』は通常版を買ってしまって、今さら深ーーーーーーーく後悔しているワタクシなのでした・・・・)
あー・・・・・なんか時代劇の堤さんが観たくて堪らなくなってきた。・・・・
武将姿じっくり観たいー。
殺陣みたいーー。


あ、時代劇と言えば。
ずっと観たかった、藤沢周平原作・北川景子さん主演の『花のあと』をテレビ放送で見ました。
『孤高のメス』もそうだけど、東映の映画は公開スクリーン数が少ないことも多くて、観はぐることも多いんですよね。・・・・・
観たかった理由はもちろん藤沢作品だから、というのがあるんですが、北川景子さんはワリと好きな女優さんです。
演技力に関しては・・・・・特に・・・・・思うところもないんですが、今のポジションはハリウッド的に言えば「お姫様役女優」の典型だと思うので、別にスキルの高さは最初から期待してないです。だから加点法で見るから気楽というか。
アイドル女優はアイドル女優としての存在意義があると思うし、これからどうなっていくかは彼女次第じゃないかと。
成長するのであれば、今後も楽しみに観ていける人だと思っています。
やっぱ目立って綺麗だと思うし、藤沢周平の描く女性像に嵌る凛とした風情があるし。
意外と良い作品に仕上がっていたのではないかと思います。
・・・・原作の良さが折り紙つきではありますが。・・・・・監督達がこぞって藤沢作品を映画化したがるのはわかるので・・・・。
北川さんは、所作はだいぶ訓練したのが伺えますし、殺陣は本当にすばらしいですね。
この作品の殺陣は、他とちょっと違う味があってかなり見応えがありました。
見ものといってもいいんじゃないかと。
『吉原御免状』の殺陣も一風変わった趣き(堤さんが当時やってた古武術の動きが入ってるのかな?)があっておもしろいですが、この作品のもかなりおもしろいのではないかと。
青眼流?夕雲流?
刀がかち合う時の身体の動きがリアルで・・・・腕力の弱い女性であったら、こうであろうというのが理にかなっている感じ。突いて回転するという技が独特で。
北川さん、かなり苦労されたんじゃないでしょうか・・・・?それなりに様になってると思うし。
やっぱ殺陣は時代劇の華ですね。


そういえば堤さんって、藤沢モノには出演されたことないんじゃないかしら・・・・。
なんでだろう?・・・・でもなんかたしかにちょっと・・・・・雰囲気が合わないような感じもあるけど・・・・・。
30代だったら、ぜひ用心棒日月抄の青江をやってほしかったけど。
佐藤浩市さんとエンケンさん、福士くんの『風の果て』もとてもよかったし、いつか堤さんにも何か演って欲しいな。

あ、でも来年は、天地明察もるろ剣も時代劇なんだ・・・・・。
三丁目もとんびも、昭和って意味では時代劇ともいえるし。・・・・・
ま、再来年あたりに、堤さんの武士姿、よろしくお願いします。(誰に言ってるんだ)

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