銀玉的事件簿inブログ

日常的な銀玉生活を送る『銀玉的事件簿』のブログ版。

ガメラ2 レギオン襲来

2009-11-17 14:12:35 | 子供の時間
「ガメラ2 レギオン襲来」

平成ガメラの第2弾、レギオン襲来です。
前作の「ガメラ 大怪獣空中決戦」とどちらが好きか? と聞かれると迷う所。ギャオスもいいし、レギオンもいい。両方すごーーーく面白いって事で、とりあえず。イリスはチョット・・・
前作がギャオスだったので、今回はギロンか、バイラスか、と行きたい所だけど、新怪獣。まぁ、トゲトゲのとんがりが痛そうでギロンを思わせ・・・ないか。でも、あのデザインもいいよ。つーか、ガラシャープ出せよ。

日本にいくつかの流星が落ちます。何個かは三陸沖に落下し、一つは北海道へ。ディープインパクト的な事は起こらず、どうやら落下直前に制動がかかった形跡がある、との自衛隊調査部隊の見解。しかし、落下地点には落下した隕石は存在していなかった。
少年達を連れて天体観測に来ていた穂波碧は、自衛隊の渡良瀬と出会い、隕石が移動した可能性を示唆する。ま、ただの思いつきを口に出しただけみたいだけど。
ところで今回のヒロインである穂波碧って、何の仕事していたんだっけ?子供達の引率をしていたみたいだけど?
先の一言のせいで、この後事件に関わって行くみたいだけど、良く考えると彼女が関係していく理由はかなり薄い感じもするのだけど、関係のない子供が対策本部に絡んでいくのはガメラの定番だから気にしてはいけない。ガキが走り回るよりも美人のねーちゃんが絡んだ方がいいやね。
で、周囲では不思議な現象が起こる。オーロラが見られたり(ちなみに銀球のガメラでは、オーロラが虹色だと当たったりする)、タバコに火を付けようとすると異様に炎が上がったり。タバコなんて吸うなや。

しばらくして、事件が発生する。
NTTの光ケーブルの消失、ビール工場で突然ビールのビンだけが消失する事件。このビール工場で警備員をしていたのは、前作の序盤で刑事として登場していた大迫警部補。怪獣怖くて警官やめて北海道まで逃げて来たそうです。今回はチョイとだけ出演。
そして、地下鉄が謎の生物に襲撃される事件が発生した。
地下鉄の乗客救出、そして小型の生物の殲滅を計画している最中に、すすきののビルの中を突き破って巨大な植物が出現した。『草体』である。

穂波碧は何故かNTTの電算室に入り込み、NTT職員の帯津と事件を分析する。隕石に乗って宇宙から飛来した生物が、シリコンを好みビールのビンを分解した事を分析。光ファイバーケーブルも怪物に分解させられ、それが札幌に向かって移動している事から、出現した草体と何らかの関係がある事を推測する。
生物と草体は共生関係にあり、シリコンを分解する過程で酸素を発生させ、草体は酸素濃度が高まった所で爆発を起こし種子を宇宙へと発射するのではないか?
その時の爆発の被害がどのくらいになるか、コンピュータで計算してみた所、周囲数キロが撒きもまれるとてつもない規模の爆発が起こる計算となってしまった。慌てて逃げるように告げる帯津だけど、穂波碧はこの規模の爆発だと今更逃げても無駄だとつぶやく。
どうでもいいけど、穂波碧さんってば、そんなスカートのままで机の上に座って話しかけられると、仕事が手に付かなくなってしまうおー。帯津は平気だったなぁ。
自衛隊の爆破は坑道内の根の部分だけに限定し、小規模の爆破を実施。それにより草体の活性化はやや収まったかのように見える。
そこに三陸沖の海中から、ガメラが出現した。
おお、回転ジェットだ。
すすきの上空に飛来したガメラは、回転ジェットを止め、手の部分をヒレ状に変形させて滑空。前作では見られなかった進化をしています。顔もやや攻撃的に変化。シャープになって子供の顔から大人の顔になっています。
そして、草体周囲の酸素を一旦吸い込み酸素濃度を下げます。そこでプラズマ火球発射。草体の種子発射は阻止されました。
しかし、地下から小型生物が多数出現。ガメラに取り付きます。
それを見ていた自衛隊の花谷がつぶやく。
「主がおまえの名は何かとお尋ねるとそれは答えた。我が名はレギオン。われわれは大勢であるが故に・・・」
聖書のマルコ?の一節。これにより、宇宙からの生物はレギオンと命名されました。
ガメラに取り付いた小型レギオンは、バリバリと電子レンジ的な攻撃をガメラに加えます。ガメラダウン。
しかし、一部の小型レギオンが近くにあった送電線に反応してしまい、そちらに向かってしまいます。その隙にガメラは回転ジェットで離脱。緑色の血を撒き散らしながらなんとか逃走しました。
やがてガメラを追うかのように、地中から巨大なレギオンが出現。羽を持つ巨大レギオンはそのまま飛翔します。これを航空自衛隊の戦闘機が追尾、ミサイルにて巨大レギオンを撃墜しました。
しかし、発見されたのは羽の残骸のみ。飛行能力は失ったものの、本体は健在でどこかに潜伏している模様です。

小型レギオンの死骸などを分析した結果、ある程度レギオンの生態を知る事ができました。
体組織はシリコンににた形状で、電磁波によりコミュニケーションを取っている。その為に、電磁波を出す物体を敵と認識し攻撃をする。地下鉄で襲われた人々も、何らかの電磁波を発生させる物を所持していたからだ。今だと、ほとんどの人が携帯電話を持っているので、レギオンに襲われたらアウトだね。あとメガネも駄目。
自衛隊の花谷、NTTの帯津は穂波碧の部屋で作戦会議。ゲド戦記の本の裏にお酒を隠し持っているので、それで一杯。
レギオンは草体の種子を打ち上げる事で宇宙規模の渡りを行っていると推測します。
しかし・・・何処からやって来たのだろう?
冒頭で隕石を観測している時、隕石が軌道を変えていた様子もうかがえるし、地上落下時にも制動をかけた痕跡があるので、種子(隕石)は多少の推進力を発生させる事は可能なのでしょう。(爆発を新たに起こしているのか?)
だけど、それで宇宙空間を渡れるのか?
地球の近惑星・・・火星とか、その先の小惑星帯からだと年月をかければ渡って来れなくもない。だけど、他の恒星からは無理。光速出しても何年もかかるからね。爆発程度の推進力ではどのくらいかかるのか見当も付きません。ワープ機関なんて種子には存在しないだろうし。
ま、それは触れない事にして。
電磁波を敵とみなす事は、次も大都市が狙われる可能性が高い。札幌から結ぶ位置にある大都市と言えば・・・
予測に対する対策を立てる暇もなく、次なる草体が仙台に出現した。
「草体に花が咲いた時点で、我々の負けだ」
札幌よりも暖かい仙台では草体の成長も早く、種子の発射は時間の問題。草体破壊よりも周辺の住民避難の対策が取られた。
その避難する住人の中に、対ギャオス戦でガメラと心を通わせた草薙浅黄の姿が。
スキーに行った際、運悪く友人が骨折しており、足止めを食った模様。空港で自衛隊のヘリに乗って避難する事に。同じくヘリで避難しようとしていた穂波碧は、浅黄に気づく。
そこにガメラが飛来した。またも草体を破壊する事が目的のようだ。
しかし、もう少し高度を上げて草体近くまでやってくれば良いものを、低空飛行で侵入しようとするものだから、空港近くで地面から姿を見せた巨大レギオンの爪(?)によって叩き落とされる。ガメラvsレギオンの肉弾戦開始。
草体を庇うかのように動くレギオンに対し、ガメラはプラズマ火球を発射。しかし、レギオンの何本もある爪の間に形成されたフィールドによって、プラズマ火球は打ち消された。
しかも、振動によって離陸できないヘリを守るかのようにガメラはレギオンを抑える。
「ガメラが私達を守っている・・・」
勾玉のついたペンダントを握り締め、ガメラを見守る草薙浅黄。それを見た穂波碧は、彼女がガメラと交信を行った少女である事を知るのでした。
なんとか飛び立ったヘリが離脱するのを確かめるガメラ。そこにレギオンの牙の間から放たれた怪光線が襲い掛かる。
肩の部分の甲羅を損傷し倒れるガメラ。
おお、一部とは言えガメラの甲羅を損傷させた敵怪獣は初めてではないかい? あのギロンですら甲羅は割れなかったぞ。強いぞレギオン。ガメラ、かなりヤバイ。
しかし、倒れたガメラを見て巨大レギオンは地中に姿を消した。種子の発射が間近に迫っただからでしょうけど、倒れたガメラにちゃんととどめを刺しておけば・・・もう2、3発ビーム浴びせておけば、完勝だったろーに。
ダメージを受けながらも立ち上がるガメラ。頑張って草体に向かう。
周囲の酸素濃度はかなり上昇している様子で、なんか熱気ムラムラ立っています。火球吐けばヤベーや、とガメラは腕で草体をなぎ倒します。しかし、倒れた草体ですがその時爆発が起こりました。
仙台を消滅させた大爆発。それに巻き込まれて死んだように動かなくなるガメラ。
住民の避難は行き届いていたようで人的被害は最小に食い止められたようですが、人間側はかなり敗色濃厚。しかし、レギオン側も2度も渡る種子の発射を阻止されているので、痛み分けか?

次は東京が狙われると予想し、防衛線をはる自衛隊。
そんな中、パチンコ店のネオンに群がって死んでいる小型レギオンが発見された。今度の小型レギオンは羽で飛行しており、小型レギオンも飛ぶ事が可能である事がわかる。
「帯津さんなら何かわかるかも・・・」
穂波碧はNTTの帯津を小型レギオンが現れた場所に向かわせる。
「何かわかるって・・・何?」
小型レギオンの死骸を見て、どーしろと言うのだ? という帯津の反応は正しい。
しかし、今回は便利キャラの役所を背負わされた帯津は、なんとかした。
札幌で送電線に群がって死んでいた小型レギオン、そして今回のパチンコ屋のネオンに群がった小型レギオン。これらの共通点で、レギオンはある種の波長の電波に引かれる事が判明したのです。
これで小型レギオンは誘導可能だ。

地中を移動する巨大レギオンを発見した自衛隊。足利市付近の防衛ラインを引き、レギオンを向かえ打つ。
「昔、子供のわしは、火の中を逃げ回った。怖くて、怖くて…。今でも夢に見る。今度は、絶対に守ろうや」
自衛隊の出撃を見守るおやっさんのセリフ。自分が小林昭二さんの姿を見た最後の作品かもしれません。ムラマツキャップ、立花藤兵衛と長い間ご苦労様でした。(涙)
また、出陣する花谷とお役御免となった帯津との会話、
「帯津さん、これが済んだら奢らしてください」
「よろこんで。」
も心に染みる。
そして名も無き自衛隊隊員の会話、
「いざとなったら、逃げればいい。ガメラだって敵わなかった相手だ。逃げたって誰も文句なんて言いやせん。」
なんか、泣かせるセリフが多いなぁ、ガメラ2ってばさ。

地中から姿を見せた巨大レギオン。自衛隊の戦車部隊と交戦します。そのまま地中を進んでいりゃいいのに。
しかし、実力差は歴然。怪光線の一閃は戦車大隊をなぎ払います。夜空に立ち上がる壮大な火柱・・・自衛隊には悪いけど、かなり絵になるワンシーン。
又、巨大レギオンからは小型のレギオンが放たれ、先行して東京を目指します。高射砲で迎え撃つ自衛隊。
あんな大群に高射砲なんて効くのか? と思っていたけども、あんまり武器には詳しくないけども、あの高射砲の弾丸が炸裂して散弾を打ち出す物だったら、多少の数は減らせるかな? 小型レギオンの耐久力は拳銃でも倒せる程度しかないので、散弾を当てれば十分なのでなんとかなるかもしれませんね。
しかしそれでも小型レギオンの数は多く、防衛線は突破されつつあります。

一方、草薙浅黄と穂波碧は仙台のガメラの元へと向かう。ガメラは復活するか? の問いに自信を持って答える浅黄。
「ガメラはレギオンを許さないから。」
このセリフもなんか好き。
ま、二人がガメラの元に向かっても、実際の所、何かの役に立つ訳でもないのですが・・・ガメラの元には他のも大勢の人々が集まり、ガメラ復活への祈りを捧げていました。
祈りに答えるかのように火の粉は舞い上がり、やがて炎のエネルギーが生命を与えるかのようにガメラに集まる。そして・・・古い皮は爆発のように弾け飛び、ガメラは復活したのでした。
同時に浅黄が握り締めていた勾玉も損壊。ガメラが人類と決別した? ってのは、次回作に持ち越し。名作のガメラ2では触れない事にしておきましょう。
復活したガメラはレギオンの元へ。
飛行形態から足を出し着地したガメラは、そのままの勢いで横すべりしながらレギオンに向かってプラズマ火球を連射。しかし、その全てをレギオンのバリアによって防がれてしまう。
自衛隊の中でも、ガメラ援護の声が上がるけども、
「何故怪獣を援護せねばならぬ?」
と師団長は援護の手を差し伸べない。しかし、報告によるとガメラは防衛線を守るような行動を取っていると聞かされ、表情に迷いが。
また、巨大レギオンはガメラとの戦いを有利にする為、小型レギオンを呼び戻す。東京に向かっていた小型レギオンがUターンした事を知り、羽を持った小型レギオンにガメラは太刀打ち出来ないと主張する帯津は、独断で近所のNTTへと連絡を入れ、無理やり送電線に電流を流させます。
送電線が発する電磁波に反応して進路を変える小型レギオン。
あれぇ?
といった表情を見せる巨大レギオン。いや、表情が見えるわけではないけど、なんとなくそー言っているのが伝わってきます。
「火力をレギオンの頭部に集中しガメラを援護せよ!」
師団長もガメラ援護を決意し、ミサイルで援護。たかだたミサイルはレギオンのバリアによって阻まれるかと思われたけども、度重なる集中攻撃にエネルギー欠乏か、全ミサイルを防ぐ事が出来ず被弾。爪の何本かがへし折れ、次にバリアを張る事は困難になった模様。
一方、送電を開始したNTTに向かった帯津と現地職員が危機にさらされている為、ヘリ攻撃部隊を引き連れNTTに向かう渡良瀬。送電線に群がる小型レギオンをヘリのミサイルで殲滅、さらにNTTの建物内に侵入した小型レギオンを排除し、帯津達を救出した。
傷ついたレギオンに対し力技で挑むガメラ。巨大な牙を引きちぎり、大きく咆哮。
どーだ、見たか!
とガメラが吼えているようにも見えるけども、レギオンは新たなる触手でガメラを攻撃した。
数本もの細く赤い触手によって体の数箇所を貫かれ昏倒するガメラ。
そんなガメラの危機に、地球の意思が答えるかの如く、世界中から暖かい光がガメラに集中する。そのエネルギーを受けたガメラの腹部が大きく開き、プラズマ火球よりもはるかに強力なウルティメット・プラズマが発射されました。
もはやバリアを張る事もできない巨大レギオン、ウルティメット・プラズマの直撃を受け木っ端微塵。

勝利を手にしたガメラ。周囲の自衛隊隊員達を見回します。
そして飛び立つガメラに向かって敬礼を施す自衛隊員。その敬礼は、戦友に対して行った敬礼ですな。

最後に穂波碧は語ります。
「ガメラの敵にはなりたくないよね。」
地球にとっての外来種であるレギオンの存在は、地球の生態系を破壊する存在として、ガメラはレギオンを赦さなかった。ガメラは人類の味方というよりも、地球の守護者。もし人類がこのまま地球環境を破壊し続けるならば、ガメラは人類を敵とする可能性がある事を示唆しています。
でも、ガメラはやっぱり子供の味方ってのがいいやね。


銀球のガメラで登場するレギオン、かなり破格の扱いです。
ストーリーリーチで登場するレギオンは、実写のガメラとの対決シーン。ガメラがプラズマ火球を吐き、レギオン粉砕で大当たり。バリアによって防がれるとその後、赤い触手がガメラを貫き、ハズレ。
プラズマ火球なんか使うからだ。ウルティメット・プラズマ出せや。
でも、ギャオスよりは当たり易く、イリスよりは当たり難い微妙な位置。
また、確変中である爆闘モードでは憎き存在。
ガメラの姿を見失わず、爆闘準備完了!となると敵怪獣と対決。この場面ではガメラ勝利か、怪獣逃走かでガメラの負けはない。
しかし、ガメラの姿を見失うと、ウジャウジャと小型レギオンが出現、自衛隊員の射撃により殲滅戦が開始。小型レギオン殲滅成功で爆闘モード継続だけど、殲滅失敗で10Rの当たりとのGBCボーナスとなる。(GAMERA BATTLE CHANCE)。
GBC中は巨大レギオンとガメラの対決となり、ガメラ勝利で確変継続、ガメラ負けにより確変終了となってしまいます。
そしてその後の時短中、草体と自衛隊の戦い。自衛隊かガメラが草体を倒す事が出来ると大当たりとなります。当たりにくい台なので、なかなか草体を倒せません。だけど、たまに確変が潜伏したまま時短に入る事もあるので、そんな時にはあっさりと草体焼きはらっちゃたりもします。

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