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宇部市の中高一貫中学校

2016年03月09日 15時44分46秒 | 学習・高校受験
宇部フロンティア大学付属中学が2003年度から中高一貫6年間教育を開始
(宇部短期大学付属中学からの延長線上)

一方、慶進中学が2004年度、宇部フロンティア大学付属中学を追うかの如く、開校し、中高一貫校6年間教育を開始

高等学校も香川高校(A)が宇部高校に次ぐ2番手高校だったが、
この後から追う慶進高校(元宇部女子高校)が、企画計画もなく香川高校(A)を真似たに過ぎなく、特進コース(30名)を平成初期に開設した。

しかし、定員にも達すことなく、慶進高校と改名すると同時に
慶進中学(中高一貫校)を開設した。

改名以前は、明らかに香川高校(宇部市2番手高校)、付属中学(宇部市1番手中学)が大きく差をつけていた。

宇部女子高校が改名し、中高一貫校を開設したことが、男子取り込みに成功し、
新たな高校と中学が出来たかの如く、
流れが慶進高校、慶進中学に必然的幸運をもたらした。
そもそも、このような思い切ったことのできる性質の高校ではない。

慶進高校に男子70名程度が入学した。
山陽小野田市のサビエル高校などは男子解禁し、2名と改革に遅れを取り、
大幅な定員割れを起こした。

慶進高校は男女共学に、宇部女子高校と改称するしかなかったことも幸いしている。

慶進中学は2回の入試で60名の新中1年生を募る。

フロンティア大学付属中学は、80名を推薦(4教科入試と面接)で70名、一般入試で10名を募る方法(選抜試験もある)である。推薦は入学を前提としている。
従って、慶進中学は選べない。

推薦で大半の人員を集める方法は、以前80名のみの付属中学から、2中学で合計140名となると入試ボーダーの低下は免れない。

これに影響を受ける宇部高校も全体の学力低下は起こる。

慶進中学の60名は宇部高校には原則、入学出来ないからである。
府属中学は高校から他の高校を受験でき、約半数は宇部高校、県外有名私立高校に入る完全なる中高一貫校とは言えない。只、このような高校も宇部市への貢献存在価値は大きい。

宇部高校、香川高校(準中高一貫)、慶進高校(中高一貫)の上位層の大学進学が、平均化されてしまう。

只、上位層のみの高校は相変わらず、宇部高校である。慶進高校の中高一貫高校が人数は少ないが、宇部高校に続く。
香川高校は中高一貫とは言えど、高校を
選べるため、高校進学実績が大きい。

全体的には、慶進高校、香川高校は学力上位層 ~下位層までのレンジが広い。
これは教員が個別指導的な授業になり、
やる気の教員を育成するのみ。

只、慶進高校も香川高校も中高一貫コースとは違い、慶進Aと香川SAとは両者とも差程、昔と変わったとは思えない。
むしろ、右肩下がりかも知れない。
何故なら、中高一貫という比較的上位クラスを作ったからである。

中高一貫中学からの高校への持ち上がりが、合格実績を出し、慶進高校を変えたと言えるのではなかろうか。

要するに、改称と中高一貫校が宇部女子高校を変え、慶進高校を優位な位置に持ち上げた。

伝統のフロンティア大学付属中学は、推薦(科目試験と面接)で囲い込みが出来るため、慶進中学は中等部だけ比較すると
フロンティア大学付属中学に追従する位置にある。

香川高校が駿台予備学校のサテネット21を導入し、
また、後を追うように慶進高校もサテネット21を導入した。

常に後から追っている慶進高校が香川高校と遜色なく、ブランディングを成功させている背景は学校内部に内在しているように見えてならない。

学校経営化が加熱している中、ひとりひとりを大切にする生徒第一主義は大切にして欲しい。
ここが将来性を決める要因であろう。

(主張文)

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