ギアボックスな日々

株式会社ギアボックス公式ブログ

ご存知ですか? ~Low-Eガラス

2011-02-25 17:54:50 | お役立ち情報

こんばんは。株式会社ギアボックス ブログ担当『T』でございます。

本日は、皆様のお役に立ちそうな情報を紹介する

『ご存知ですか?』 シリーズ第2弾(笑) 

をお送りしたいと思います。

  

Low-Eガラスとは、ガラス面に特殊な薄い金属膜をコーティングした

ガラスで、熱の伝達をしにくくする働きがあり、そのため断熱性能が

高いガラスとなります。また紫外線を反射するので、畳や家具、調度品

の日焼けを防ぐ効果もあります。

Low-Eガラスは複層ガラス(ペアガラス)に使用されるのが一般的です。

Photo

複層ガラスのイメージです。

  

複層ガラスとは、2枚のガラスの間に乾燥した空気の層(ガスや真空の

場合もあります)をはさんだガラスのことで、結露がしにくく、断熱性能が

高いガラスです。その複層ガラスにLow-Eガラスを使用することで、更に

断熱性能を高めます。

  

Low-Eガラスには主に2種類あります。

  

1つが『高断熱タイプ』と呼ばれるもので、金属膜のコーティングが室内

側のガラスの空気層側にあるもので、冬期でも太陽エネルギーを多く

透過しますので、室内は暖かくなります。また、暖房設備から出る波長

の長い遠赤外線は反射するので、室内の暖かさは逃さず、暖房効率

を高めます。夏期ならば室内の涼しさを逃さず、冷房効率を高めます。

Photo_5

高断熱タイプのイメージです。

  

もう1つは『遮熱高断熱タイプ』と呼ばれるもので、金属膜のコーティング

が室外側のガラスの空気層側にあるもので、夏期の強い太陽エネルギー

をカットし、高い外気の熱を遮り、冷房効率を高めます。また、断熱効果で

夏期は涼しさ、冬期は暖かさを逃さず、冷暖房効率を高めます。

  Photo_6

遮熱高断熱タイプのイメージ。金属膜の位置の違い、分かりますか?

    

どちらも断熱性能はほぼ一緒なので、夏場の強い西日の暑さを遮りた

い西側の窓には『遮熱高断熱タイプ』を、冬場の日差しの暖かさを取り

入れたい南側の窓には『高断熱タイプ』を、といった使い分けをするの

が一般的のようです。

  

冬に暖房をつけても部屋が暖まらない、暖まりにくい。

夏に冷房をつけても涼しくない、涼しくなりにくい。

こういった悩みをお持ちの方、その原因は窓である可能性が高い

のです。冬の暖房時、熱が逃げ出す割合の約5割、夏の冷房時、

熱が入ってくる割合の約7割が窓からだと言われています。

その悩みを解消し、ライフサイクルコストの削減につながる

Low-Eガラスの取付をご検討されてみてはいかがですか?

  

ただ、Low-Eガラスの弱点は、透明ではないこと。色の薄いサングラス

をかけた時のような視界になるので、外の景色をクリアに見たい場所

には向きません。そこは普通の複層ガラスがいいと思います。

 

断熱に関する工事は様々ありますので、興味を持たれた方は是非

ギアボックスにご相談下さい。そのお宅に最適な断熱工事をご提案

させて頂きます。

  

それでは本日はここまで。ありがとうございました。

  

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