(・ω・)【ド】

Ut ameris, amabilis esto.

[事例III(生産・技術) その2 H27年度]

2017-02-12 23:06:28 | TKS(中小企業診断士受験ネタ)
■■2016/2/12 日曜日2


ここまで昨年の二次試験挑戦中ですが、かなり敗北感いっぱいです。
ま、今の実力がわかっていいやらショックやら。
とりあえず二次試験3科目目に挑戦。


[事例III(生産・技術) その2 H27年度]

■C社
建設資材を主体に
農業機械部品や産業機械部品などの鋳物製品生産・販売

建設資材:下水道や埋設された電気・通信ケーブル用マンホールの蓋
農業機械部品:トラクター駆動関連製品
産業機械部品:ブルドーザー、フォーク、工作機械の構造関連部品

取引先は、
建築資材(マンホール):土木建設企業
農業機械部品:各部品メーカー
産業機械部品:各部品メーカー

1954年創業
組織は、営業部、製造部、総務部
50名
3K職場のため、若手人材確保難しく、高齢化進んでいる
年商10億円

公共事業予算の縮小や海外製品との競争激化により
マンホール蓋の受注量減少、売上高低迷
→対策
・積極的に鋳造工程の生産能力の増強
・機械加工工程と塗装工程の新設により一貫生産体制の確立
→結果
農業機械部品と産業機械部品の受注獲得
同時に、鋳造技術に精通した中堅エンジニア3名を社内から選抜して営業部を作り新市場開拓

売上
建設資材:55% 
農業機械部品:30% 受注増加傾向…顧客からの軽量化、複雑形状化要求+
産業機械部品:15% 受注増加傾向…顧客からの軽量化、複雑形状化要求+
★鋳造技術の向上が求められている

自動車部品の二次下請け企業でもある産業機械部品の取引先から
新規受注の自動車部品の生産依頼あり

■生産概要

工程
1)鋳造
2)後処理
3)機械加工
4)塗装
5)検査発送

マンホール蓋
地方公共団体や通信会社などの事業主体ごとに仕様が異なるため品種が多い
事業主体の予定確定後に発注→受注量の季節変動多い
営業部で得ている情報を元に「見込み生産」
受注確定後在庫品から納品する

農業機械部品、産業機械部品
取引先からの受注確定して生産

生産計画は、
鋳造工程の計画のみ立案
受注内容が確定した製品について納期を基準に計画
余力を見込み生産品をいれる

後工程は、
前工程からきた仕掛品の品種、数量確認後★
段取り回数が最小になるように各工程担当者が
加工順に決定

1日4回の鋳造作業実施
★しかし、農業機械部品や産業機械部品の納期遅延あり
★対策としてC社では「統合したIT化」の検討あり

新規受注の問い合わせがあった場合は、
営業部が顧客と技術的な打ち合わせ(顧客要望)
設計部で図面等仕様書作成
顧客と合意
製造部にて生産準備、生産計画
資材調達後製造

■改善チームによる調査結果
現在
自動車部品の新規受注を目指して
製造部内に改善チームをつくり
生産能力向上を目的とした改善活動実施

Q製造現場では
Q仕掛品が多く、置き場に大きなスペースが必要
Qフォーク製品移動、仕掛品置き場を避けて走っている
Q仕掛品によって多台持機械加工工程の作業
Q設備間の移動が非常に困難
Q製造リードタイム長期化


Q生産能力=鋳造工程の処理能力
受注増への対応策は、鋳造工程の生産能力増強
しかし、
マンホール蓋の工程分析→機械加工工程がネック工程
機械加工工程の残業が日常的


Q機械加工工程の設備稼働状況
稼働率48%
停止37%(じぐ交換、製品運搬、機械調整、段取り作業)
空転15%(加工終了後の作業遅れによる設備待ち)


■第1問-1 強み
・積極的に鋳造工程の生産能力の増強している
・機械加工工程と塗装工程の新設により一貫生産体制の確立

○中堅エンジニアの新市場開拓力

■第1問-2 メリット
増強した鋳造工程の回収
売上構成の平準化によるリスク対策

○新規受注による売上増加
○受注量季節変動抑制
○生産効率化
○新技術蓄積

■第1問-3 改善策
規格品は先行生産
機械加工工程の稼働率UP
鋳造工程に対する優先度あげる

○仕掛品削減
○移動効率化
○全行程のラインバランシング
○仕掛品の削減
○5S、SLP
○製造リードタイム短縮

■第2問 問題点と改善策
生産計画に対する仕掛品が多い
受注計画等の共有化と

○機械加工工程がボトルネック
○停止、空転の削減

■第3問 納期管理と情報活用
機械加工工程

○生産形態別、製品別、顧客別の管理を一元的に
○生産管理情報
○顧客要望、仕様書情報
○各工程標準時間

■第4問 強化すべき点と理由
技術の高度化

○営業提案力
○新規開拓力
○鋳造能力
○若手人材
○顧客満足度向上
○複雑形状対応


プロジェクトマネージャーとか
ストラジストとかの論文戦術からの切り替えができきれていなくて
与件から答えるべきか、類推して答えるべきか
すげー悩む。。
の前に、キーワードを詰め込んでリスクヘッジ作戦しないといけないのもあったな。

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