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『いい人はいいね』

2015年01月30日 06時37分47秒 | 好きな言葉

2008年02月24日

いい人はいいね――川端康成「伊豆の踊子」①

川端康成 - livedoor Blog 共通テーマ

 いい人はいいね。――ドアラが好きだというこのセリフが、どんな場面に出てくるか気になって、「伊豆の踊子」を読みました。

 「伊豆の踊子」は、大正十五年川端康成27歳のときの作品です。二十歳の一高生が旅芸人の一行と、ほんのちょっとの間、一緒に旅をする、ただそれだけの話です。

14歳の踊子と20歳の一高生の間に、甘く切ない恋があったわけではありません。「身分」による差別がまだ生きていた時代、身分違いの恋は身の破滅を招きます。そういう話ではないのです。
 
 一高生と旅芸人の一行が歩いています。前を行く一高生の耳に、踊子と仲間の少女の会話が聞こえてきます。二人は、一高生のことを話題にしています。
「いい人ね」「それはそう、いい人らしい」「ほんとうにいい人ね。いい人はいいね」。
 季節は秋。明るい山々を見上げる半島の小道に、海が近づいてきます。


 当時の一高生といえば、今の東大生など比べ物にならないぐらいのエリートでした。しかし、この一高生は孤児だったので、自分の性質が『孤児根性』に歪んでいるのではないかと悩み、旅に出たのです。だから、いい人と認められたことは、心の底からうれしかったようです。
 
 いい人はいいね――しみじみとするいい場面で語られたセリフでした。
 好きな言葉は?と問われ、この言葉を答えたドアラ。やっぱり並みのマスコットではありません。

 <出典>ソースは↓ 全て読む 

http://blog.livedoor.jp/aotuka202/archives/51123912.html


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