Fare la siesta

ファーレ・ラ・シエスタ~イタリア語で〝昼寝する〟
午後のひととき☆ゆったりと過ごしたいですね

suolo

2007-03-14 | ちょっと遠まわり
スオーロ
「土」

銀座8丁目を歩く
見上げると、中銀カプセルタワービル
要塞のごとく聳えたっている

近ごろ、何かと話題の黒川紀章氏の設計
近未来を見据えて、建てられたカプセルタワービル
この頃、まさか都知事選に名乗りを挙げるとは
夢にも思っていなかっただろう・・・

この建物、近々取り壊しになるらしい
芸術作品としての価値は、老朽化した大きな塊
という現実の壁を乗り越える事はできないのだろうか

この建築物が好き、という訳ではないが
ただ単に、新しい建造物を増やすだけの
再開発には、ちょっと疑問を抱いてしまう

銀座の大通りを一本入ると
まだまだ小さなビルが多く建ち並んでいる
あちらこちらに、小さなギャラリー

今日は、ko'da-styleこうだかずひろさんの弟さんご夫婦が
Oギャラリー UP・Sで展覧会を開いているというので
これは行かねば!と、覗きに出掛ける

「土のくらし」-絵と花入れ-
3月12日(月)~18日(日)
Oギャラリー UP・S

土のくらしには行田ゆたかさん、千秋さんの芸術と
生活の全てが詰まっている

食べるものも、全て自分たちの手で作りながら
ゆたかさんは、絵を描き
千秋さんは、花入れなどの篭を作っている
私にはきっと出来ないだろう・・・と思う反面
憧れの自給自足生活だ

自然と向き合い、糧を得るために毎日を過ごし
その日々の中で創作活動を行なうことは決して
安易なことではないだろう

だけど、行田さんは笑顔に満ち溢れていて
言葉の一言一言に力がある

私は、それほど多くの会話は交わさなかったが
他のお客様に接する行田さんを見ていて
何やら底知れぬパワーを感じた



こじんまりしたギャラリーには、ところ狭しと作品が並び
お茶と一緒に、千秋さんが作ったお菓子も振舞われる
ナッツが入った、素朴な味わいのクッキー
機会があれば、千秋さんにもお会いしてみたいな・・・

私は、千秋さんの手のぬくもりが伝わってきそうな
クルミの皮を使った小さめの篭を注文した
展示してあったのは、正方形の篭だったが
形は隣の長方形が好みで、色はクルミがいいなぁ・・・という
私のわがままを、ゆたかさんは受け入れてくださった

作品と一緒に並べられていたりんごジャムをお土産に買う
津金産のリンゴと洗双糖を使った、お二人の手作りだ
ジャムというよりは、コンポートに近い
自然の甘みと、りんご本来の酸味と香りが広がる・・・
もったいないから、ちょっとだけ食べて冷蔵庫にしまったが
一瓶、そのままペロッと食べてしまいそうな味

クルミの篭は、早ければ今月中に届くはず
津金からの小包が、待ち遠しい・・・

byがん

(2007.3.18)

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