【わんぱく王子の大蛇退治】
名作との誉れ高いのに、不覚にも未見でした。
ではでは………
視聴後
……うわあ。すごいアニメだなこれは。
今まで、東映動画の最高傑作は
『長靴をはいた猫(略して「長猫」)』
『どうぶつ宝島(略して「ど宝」)』
『太陽の王子 ホルスの大冒険』
(+『白蛇伝』日本初の長編アニメてのも含めて)
これらが甲乙つけ難しと思ってましたが、
これも凄くて素晴らしいアニメですがな。
また無人島に持って行くDVDが増えるなあ(笑)。
とにかく驚くべきは、圧倒的な作画枚数。
公式記録25万枚。絵の具一トン使用したとありますが、
全くもって誇張ではなさそうです。
常々、東映動画はマジメな創りすると思ってましたが、
あそこまで行けば、マジメ通り越してバカですがな。
(誉めてます、一応)
アメノウズメなんぞ、ありゃ国産ファンタジアですよ。
ラスト(といっても数十分あるが)のヤマタノオロチとの死闘は、
本当に「死闘」という名に相応しい大スペクタクル。
東映動画のみならず、アニメ史上に残る傑作ですよこれ。
また、音楽がいいんだ音楽が。故・伊福部昭先生ですよ。
劇場で観てたら、多分私、唐沢なをき氏の漫画みたく
「イフクベ!!」とか叫んでるかもな。いやマジで。
ヤマタノオロチとの死闘は、vsキングギドラに少々ダブった。
とにかく飽きないどころじゃない。
テンポ良し(むしろ濃密過ぎるくらいだ)、
緩急良し(子守唄のシーンもいいなぁ)、
ストーリーも上手にアレンジ。娯楽としても楽しめる。
子供ができたら是非とも見せたい作品です。
子供ができる以前に、結婚できるのかとか別にして。