とりさんの社会人生活日記

日々の雑感や趣味の歴史についてつらつらと書き並べるブログ

誰がやるんだ?こんなゲーム!

2006-11-30 23:22:33 | 雑感
戦慄のスクリーンショット公開! 生理的嫌悪アクション・PS2『SIMPLE 2000シリーズ Vol.113 THE 大量地獄』
グロいので閲覧注意!

・・・誰が、何の目的でプレイするんでしょうか?ワタシならコントローラーをテレビ画面に投げつけちゃいますよ

唯一の救いは「画そのものがヘタクソで、現実味が感じられない」事でしょうか・・・。わざとか?わざとなのか??

そういう商売ですから

2006-11-30 00:02:40 | 雑感
文系の人、といいますか理系的な(論理的な?)考え方のトレーニングを積んでいない人と話していると、しばしばこう言われます。

「疑ってばかりじゃなくて、信じてみろよ」

人間科学、自然科学は(特にキリスト教への)批判的なものの見方によって発展を遂げました。

歴史書に書いてあることを鵜呑みにするのではなく、丁寧に手紙や発掘された物品から改竄が無いかを検め、「歴史の闇」に光を当てる。
「これまでの常識」を一切かなぐり捨て、生の実験データを真摯に見つめて埋もれていた真実を掘り当てる。

どこかに一箇所でも間違いが無いかをつぶさに調べる姿勢を「疑う」と呼びます。地道に真実を積み上げることで構築されていく科学には必要不可欠な態度であります。

そんなわけで、一応科学者として訓練を受けてきたワタシは、科学と違う道を進んでこられた方から「そこを疑うなんてヒネクレてるよ!」なんて言われてしまいます。

「確かにそうだよなぁ」とも思います。ですが、「その前提、その論法は本当に正しいのか?」と思うのは当然のプロセスです。間違った前提からは間違った結論しか導き出されません。間違った推論の方法では間違った結論しか導き出されません。

目の前にある分かり易い結論に飛びつくのは、たいへん恐ろしい。太陽が地球の周りを回ったり、カルトな宗教がはびこったり。

ワタシが、論理的な考え方のトレーニングをしてこなかった方とは話しにくいと感じる原因はここなんでしょう。同時に相手も話しにくいと感じていることでしょうが。

豪語!

2006-11-29 22:37:55 | 雑感
リクルーターとして大学を訪問するので、来年からワガ社に来て下さるM研のNさんに連絡をとりました。そんなNさんからのお返事。

「実験は順調に進んでおります」

さすが!ワガ社に来て下さる人材は優秀である。

・・・え?ワタシ?そりゃ、昨年のこの時期、「卒業を確約するデータ」なんてものは微塵もありませんでしたけど。
(´σー`)ホジホジ

研究室の後輩達は今日、年末リサーチ(発表会)だったそうな。後3ヶ月。体に障らない程度に頑張っておくれやす。

煎餅屋?

2006-11-28 22:05:02 | 雑感
「銚子電鉄」という私鉄があります。以下HPからのコピペ。


電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。

銚子電鉄商品購入と電車ご利用のお願い
                                        
拝啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、弊社鉄道事業並びにぬれ煎餅事業に対して、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、早速ではございますが、弊社は現在非常に厳しい経営状態にあり、鉄道の安全確保対策に、日々困窮している状況です。 年末を迎え、毎年度下期に行う鉄道車両の検査(法定検査)が、資金の不足により発注できない状況に陥っております。このままでは、元旦の輸送に支障をきたすばかりか、年明け早々に車両が不足し、現行ダイヤでの運行ができないことも予測されます。 社員一同、このような事態を避けるため、安全運行確保に向けた取り組むことはもちろんですが、資金調達の為にぬれ煎餅の販売にも担当の領域を超えて、取り組む所存でおりますので、ぬれ煎餅や銚子電鉄グッズの購入、日頃の当社電車の利用にご協力を賜りたく、お願い申し上げる次第でございます。                                              

敬具

平成18年11月 吉日

銚子電気鉄道株式会社 代表取締役社長 小川 文雄
銚子電気鉄道労働組合 執行委員長   常陸谷恭弘
従業員一同

(引用終わり)

なんでも、鉄道による収益の2倍をぬれ煎餅で稼いでいるそうな。

私鉄が副業で煎餅を売っているのか?はたまた煎餅屋が電車を走らせているのか?



号泣!

花の都

2006-11-27 22:41:40 | 雑感
やっぱりルネサンス期のフィレンツェは凄いですね。
(´・ω・`)イキナリナンダ?

「『美しい』って、一体なんだ?」
純粋な美に一歩でも近付こうとしていたボッティチェッリ。

「私が描きたいのは、心。」
森羅万象を理解しようとし、人間の心という究極の謎に迫るために様々な分野で驚くべき業績を遺したレオナルド=ダ=ヴィンチ。

「人間の姿。それこそが芸術だ!」
石という永遠に形をとどめるものに、完全な人間の姿を刻んだミケランジェロ。

そんなルネサンス期の天才達に、時のフィレンツェの支配者・ロレンツォ=デ=メディチが全力でバックアップした。まさしく才と財が手を取り合い、祝福の中誕生したのがルネサンスの芸術。

イタリアにスゲー行きたくなってきた。

戦国無双2をプレイしてみて

2006-11-26 21:54:03 | 雑感
またしてもゲームネタですいません。
(o;´ω`)o
戦国無双2を買いました。

・・・前作と比べてまともなゲームになってますね。

「あう~~、やばいかも~~~」って言ってた「お市」(織田信長の妹です)というギャルキャラが「長政(旦那)様!死んじゃイヤ~~~!」という悲劇のヒロインになってました。

「地獄に堕ちたり堕としたりしましょ」とか「あなたを殺したい私。私が殺したいあなた」って言ってた「濃姫」(斉藤道三の娘で、織田信長の嫁です)という完全にヤられてるキャラが「あなたと一緒なら地獄へも参ります」というワリと真っ当な奥さんになってました。

前作はギャクキャラばっかりでしたか大幅な見直しがされてます。敵の強さも妥当(前作は雑魚敵倒すのに40ヒットコンボ必要だったりしましたっけ)だったり、敵兵士の数をアホほど多くして、プレイヤーが草を刈るようになぎ倒していく爽快感を演出していたり。なかなか優秀です。

ただ、味方NPCがやたらと敗走しやすいのは勘弁・・・。

つまるところ

2006-11-26 21:32:36 | 雑感
実家で、玄関の呼び鈴が鳴ったので出てみますと・・・またしても宗教

ワタシの体質なのか?どうも宗教の勧誘の人間がよく家にやってくる
(o;´ω`)o

宗教ってつまるところ、賭けですよね。

「この宗教は金脈と同じだ。掘れば金が必ず出る。こんなに証拠もある。とりあえず信じて掘ってみないか?」

その宗教が本当に金脈かどうかは賭け。


・・・もちろん、宗教を主催する側が「金脈」として信者をかき集めている場合もありますけど。

胸に残った幻

2006-11-25 15:14:20 | 雑感
2つ前の記事に、両親が新しい猫を飼い始めた・・・と書いたばかりなのに、その猫が早くも家出してしまいました。

家の近所の地理が何一つわからず、たとえ家に帰り着いたとしても鳴いて玄関の戸を開けてもらう、という方法論も知りません。きっと、二度と帰ってくることはないのでしょう・・・。

5ヶ月の間、人間の手を借りずに生きてきた猫です。家で飼われるという選択肢をワレワレは提案しましたが、彼女は野生に戻る道を選択しました。

彼女にとっては、それが最良の道なんでしょうね。

大村益次郎

2006-11-24 16:50:56 | 歴史
幕末・維新シリーズ第4弾。前回の鳥羽伏見の戦いに引き続いて、今回は上野戦争・・・というところですが、上野戦争といえば大村益次郎の天才、この一言に尽きますので、今回は大村益次郎の列伝をどうぞ。

今の山口県の片田舎で、村医者の息子として生を受けます。長じて緒方洪庵の適塾に入り、塾頭となるほどの秀才振りを発揮。オランダ語の能力は師匠を凌いでいたと言われています。

ですが父親の跡を継ぐために田舎に戻ってしまいます。

しばらく売れない医者としてくすぶっていたんですが、宇和島藩の開明君主・伊達宗城にオランダ語の能力を買われてスカウトされます。そこでは国産第2号(僅かな差で第1号を逃したらしいですね)となる蒸気船を建造したり、西洋の兵学書を翻訳したりしてます。さらには幕府に才を認められ、西洋兵学者として旗本の身分にまで出世してます。

ところが長州の桂小五郎のスカウトを何の迷いもなく受け入れ、旗本の身分を捨て、農民同然の待遇で長州に戻ってしまいます。適塾から田舎に戻った時もそうでしたが、どうも本人の中では「田舎でゆっくり暮らしたい」という願望が強かったようですね。

そんな本人の意向とは真逆に、長州藩は禁門の変、下関戦争を経験し、ついには幕府による長州藩征伐軍が編成されるに到ります。この時海軍は高杉晋作、陸軍は桂小五郎のご贔屓で軍務大臣に抜擢されていた大村益次郎が全ての作戦立案をしています。自らも石見(島根県)方面で戦術指揮官として参戦。農民兵700あまりを率いて数千の幕府軍を破り、浜田城を陥落させる大活躍をしています。実質的に長州藩が幕府に勝てたのは、大村益次郎の功績による部分が大きいと言えるでしょう。

その後王政復古とともに成立した明治政府の軍防事務局判事加勢として朝臣となります。

そんなこんなでいよいよ上野戦争となります。

上野に陣を敷いた彰義隊に対して、益次郎はどうやって江戸市中を戦火にさらさず戦いを終わらせるかを考えています。普通に勝つための戦術を練るのみではなく、彰義隊がさっさと逃げ出して戦いが終わるように、彰義隊の逃走ルートをわざと一箇所だけ空けておきました。また、火災が発生したときに備えて、過去の火災の状況を丁寧に調べ上げ、消火活動の方法まで策定していました。

益次郎の作戦にいささかの狂いもなく、戦闘は僅か10時間ほどで終了。彰義隊はほぼ全滅し、江戸の町へのダメージも最小限に抑えられました。戦闘中は江戸城内にいた益次郎は、時計を見て「もうそろそろ決着がついてるころでしょう」と予測したんだとか。敵も含め、数千の人間を自分の青写真どうりに動かす。まさしくたぐい稀な「将」としての才を持っていた人物の一人でしょう。

戊辰戦争の後、事実上の陸軍創始者となった益次郎は、農兵論を唱えます。革命後のフランスや、長州征伐戦で自身が証明して見せた国民が国を守る、「国民兵」のスタイルを導入しようとしたのです。現在では徴兵令とは忌まわしい制度そのものですけど、当時としては近代国家の象徴であり、武士とその他の身分の垣根を取り払う、四民平等の決め手となる政策です。

ただ、この考え方は今まで戦争の専門家として特権を独占してきた士族(旧武士階級)から猛反対を受けます。・・・ま、確かに、馬にも乗れず、刀の抜き方すら知らなかったという益次郎に「今の時代に刀なんかぶら下げてるアホとは話はできんよ」なんて言われたら、普通の武士なら怒るでしょうな。

そんなわけで京都で刺客にやられた傷が原因で死亡。享年46歳。

第2代首相の山県有朋によって徴兵令が発布され、近代国家建設の手段の一つとなった国民皆兵ですが、やがてその軍隊が海外にまで出かけていく不幸な歴史の始まりとなろうことは、大村益次郎といえども想像だにすることができなかったでしょうが・・・。