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「当初は産廃施設計画」 無許可太陽光施設、業者が経緯説明

2016-02-26 15:51:36 | 日記


 愛知万博会場跡地の「海上の森」(瀬戸市)に隣接する民有林を無許可で伐採し、太陽光発電施設を建設した名古屋市守山区の建設会社が二十五日、当初は産業廃棄物処理施設を建てるために土地を取得した経緯を明らかにした。本紙の取材に書面で回答した。

 同社によると、二〇〇二年五月に五・一ヘクタールを取得した。だが「自然の叡智(えいち)」という万博のテーマを踏まえて産廃施設は困難と判断し、発電施設に変更した。

 建設計画に対し一三年に瀬戸市から中止勧告された後、県への許認可申請もせずに建設した理由は「資材置き場として使っていた箇所に設置すれば、大規模な伐採や土地開発を伴わず、法的に問題ないと考えた」。太陽光パネルの設置面積を当初計画の五ヘクタールから一ヘクタールに縮小し、今年二月から稼働しているという。

 また、土砂流出防止策を二十四日に施したと説明。南西側斜面の一部が崩れかかっているとして、県が十七日の立ち入り調査で応急対策を求めていた。

 今回の問題で大村秀章知事は二十三日の定例会見で「明確な法令違反。厳正に対処する」と述べた。ただ、県は、同社が今後の行政指導に従い防災対策などを講じれば、発電施設の撤去まで求めるのは難しいとみている。

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