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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

楽園  -流されて-

2008-12-15 23:21:53 | DVD
【2005年】 日本

【出演】  街田しおん  榊英雄  等


亀井亨監督が、孤島に流されてしまった極限状態に至る男女のサヴァイビングと性の交錯、生の固執を描く…。
ベルリン・アジアパシフィック映画祭、アメリカシネマ・パラダイス映画祭グランプリ。


「流されて」を検索するともっともよく出てくる映画。観てみました。


     ≪こんなお話≫ 




九州地方のとある小さな漁港。参議院候補・多々野恵利香(街田しおん)の一行を乗せた選挙カーがゆっくりと進んでいく。
恵利香は元県知事の娘にして知名度抜群の美人局アナ。当選確実の彼女に誰もが従うしかなかった。
恵利香は、父親の同級生である青梅忠(ベンガル)とその息子・洋平(榊英雄)たちの船に乗って、島を巡り、遊説することになる。
しかし恵利香の傲慢さに腹を立てた初老の男がいきなりホースの水を放ち、一行を水浸しにする。
激怒した恵利香はどうしても本土に戻ると主張。スタッフはスケジュールをこなすため仕方なく再び船で先に出かけてしまう。
洋平とともに取り残された恵利香は、待たされていることへのイライラが募り、勝手に港に繋いであるボートに乗り込んでしまう。
慌てて彼女の後を追い、ボートに乗り込む洋平。しかし船のガソリンが大海原の中、途中で尽きてしまう。
恵利香がヒステリックに叫ぶ。それからどれだけ時間が経ったのだろうか。
船は流され、やがて小さな島に流れ着いた。
いま、楽園の扉が静かに開かれた…。



この2人が主役。
ふたりとも知らない俳優さんだったけど、キャリアは充分の人達のようだ。





そして流される。



無人島かと思ったのだが…



違った…先客が。



恵利香はふがいない洋平に見切りをつけ、食べるために…







しかし、この中国人の先客はボートを盗み、やがて浜に打ち上げられる。



イライラが募った洋平は恵利香をレイプするのだが…



次第に心を開いていく。
けれど、愛ではなくて、「淋しいだけ」と恵利香ははっきりしてる。



そして、いかだを作り、脱出を試みる。
このとき洋平は、「自分は、妻を殺してしまったので(そう思っている)帰れない一人で帰ってくれ。」というのだが…
直前に恵利香にすがってしまう。



その後のふたりはというと…





政治的話や、階級、宗教などがなにもなく、ただ、その人間の気持ちだけというのが、ストレートでわかりやすかったです。
日本だとこんなふうになるのだねぇ。
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