そりゃあ、野球やっている子の親であれば野球は上手くなって欲しいと思うことは当然のことです。
でも、野球が上手になるとか、勝つことだとかで大人も選手も満足するだけじゃダメなのですよね。
K陵中野球部で毎年よく見る光景です。
(これは昨年の写真ですので、今春卒業した、現高校一年生の時代)
本大会であろうが、練習試合へ遠征したときであろうが、アップや試合開始前の練習が度々中断します。
しっかりと、声が出ていないと・・・
「お前たち、向こう(ベンチから一番遠い場所を指差して)へ行って大声で挨拶の練習をしろ。やってこい!!」
野球とは直接関係なさそうな“挨拶”練習ですが、大切な練習の要素が2つ隠されていると考えます。
1つは試合中の指示。大声を出すことによって、また、最後の言葉まではっきりと発声することが、試合中の的確な指示に繋がります。試合中に自然と声が出せるようになるはずです。出来なければ練習が足りないということでしょうね。
もう1つの大切なこと。野球のプレーでもそうですし、プレーしていない時間に普段の生活態度が出てきます。
野球は団体競技。団体競技ですから、仲間もそうですが、サポートしてくれる多くの周囲の方々への感謝と共に謙虚さ、協調性という人が社会で生きて行く中での大切な躾に繋がって行くと考えます。
以前、とある野球チームの子に会いました。こちらから挨拶したのですが、残念なことに返事は・・・
別の日に会った子は、ニコニコしながら大きな声で挨拶を返してくれました。
先の子は野球は上手い方ではありますけども。
野球が上手くなることや試合に勝つことよりも、団体競技の中で挨拶の大切さや協調性を身につけて欲しいものです。
挨拶・礼儀・返事は指導者が教えるものではなく、自分からするものなのですよね。
本当は家庭の中からそういう事を教えるのが本来の姿なのですけどね。
きっと、大きな声で挨拶をするというのが、恥ずかしいという気持ちがあるのでしょうね。
でも、一度でもいいから大声で挨拶してごらん。
気持ちいいよ。
そして、何よりも挨拶された方の人が嬉しくさせます。
たとえ野球が上手くなくても、テストで100点が取れなくても、自ら挨拶が出来る子どもの方がよっぽど素晴らしいと思います。
(本当はこの3つが出来れば最高なんですが)
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