2018年2月24日 オープン戦 中日ドラゴンズ vs. 北海道日本ハムファイターズ

いよいよ始まったオープン戦。最近は2月中旬から練習試合が始まり、対外試合としてはこの時期のオープン戦はワクワク感が薄れます。でも、テレビやニュースで放送する本気度は違ってきます。

さて、仕事と人生には3つの坂があるといいます。1つめは上り坂、つまり万事が好調で何をやっても上手く行くような時です。2つめは下り坂、つまり不調に陥って思いどおりにならない時です。そして、3つめの坂、これは"まさか"という坂です。結婚式などでの上司のスピーチでの"袋"と同じ定番です。この"まさかの坂"は急に出現します。

昨日のドラゴンズのオープン戦では3つのまさかがありました。

1つめのまさかは、今季からコーチ兼任となったドラゴンズの岩瀬仁紀選手が5回からの登板で、3連続連続ホームランを浴びたことです。まさか、この時期に登板すると予想しておらず、さらには先頭のレアード選手を空振り三振に仕留めるも、続く横尾選手、森山選手、清水選手にまさかの3連続ホームランを浴びました。調整途中とはいっても、今季の先行きに暗雲垂れ込める”まさか”でした。

その後、テレビ観戦はいったん中止し、ネットでの速報観戦に切り替えました。

2つめのまさかは、注目ルーキーのファイターズ清宮選手が代打での登場でした。急性胃腸炎で前日22日の練習を早退しており、チーム帯同は未定となっていましたが、ベンチ入りし、9回表1アウトからに四番中田選手の代打で出場しましたが、結果は空振り三振でした。私の記憶が正しければ、清宮選手の対外試合への出場は始めてであり、昨日、早退したのに出場か?という”まさか”でした。それと、三振を奪った丸山泰資選手にとっても”まさか”の奪三振だったでしょう。

3つめのまさかが、ドラゴンズにFA移籍の大野奨太選手が、代打でホームランを放ったことです。まだ、右ヒジの状態が万全ではないため、守備の出番はないと思っていましたが、代打でホームランを打つとは思ってもいませんでした。元々、バッティングのいい選手ではなく、年間ホームランも多い年で6本、平均しても3本くらいなので、貴重な1本を”まさか”ここで打つ?というものでした。


中日ドラゴンズ公式HPより

<試合結果>
日本ハム　００００３０００３｜６
中　　日　１００００００１２｜４

上り坂や下り坂はある程度予測できますが、”まさか”は思いもよらなかった事が起こる事です。

まさかが起こった時、起こった後にどのような行動を取ればよいのか、その行動によって今後が大きく変わる可能性もあります。この”まさか”が自分自身が最も試される時だと思います。

ちなみに、小泉元首相は以前、4つめの坂のことを言っていました。

「人生には坂道が4つあります。上り坂。下り坂。まさか。そして、まっさかさま」

岩瀬選手、まっさかさまには、まだ早すぎます。