野球小僧

北海道学生野球連盟

北海道学生野球連盟とは、北海道の札幌地域を除いた地区に所在する大学の硬式野球部で構成された野球リーグです。全日本大学野球連盟に所属しています。地元では一部リーグに限って北海道六大学野球リーグという通称で呼ばれて親しまれています。また、寒冷地であるため、リーグ戦期間が春季が4月後半~5月後半、秋季が8月後半~9月後半のそれぞれ約1か月間に集中して行なわれます(他地域では通常春秋それぞれ約2か月間で行なわれています)。

大混戦だった2017年度秋季リーグは函館大が投手陣の奮闘で12季ぶり9度目の優勝を遂げました。最優秀投手賞を受賞した高橋選手(二年・秋田中央高)は9試合に登板し、50回1/3を自責点10で防御率1.79、福岡選手(三年・厚木北高)は6試合に登板し、32回1/3を自責点6で防御率1.67と投手陣の中心になって粘りの投球でリーグ戦を戦い抜き、優勝の原動力となった。打撃陣は竹原選手(四年・駒大岩見沢高)が、打率.424の高打率を残して首位打者に輝きました。

■所属リーグ 勝敗は2017年秋季リーグ戦および入れ替え戦終了後のもの
一部リーグ
 函館大         10試合 7勝 2敗 1分 勝率.778
 東農大北海道オホーツク 10試合 7勝 3敗 0分 勝率.700
 旭川大         10試合 5勝 4敗 1分 勝率.556
 苫小牧駒大       10試合 5勝 5敗 0分 勝率.500
 北海道教育大旭川校   10試合 3勝 7敗 0分 勝率.300
 北海道教育大函館校   10試合 2勝 8敗 0分 勝率.200

二部リーグ
 釧路公立大         4試合 3勝 1敗 0分 勝率.750
 公立はこだて未来大     4試合 3勝 1敗 0分 勝率.750
 帯広畜産大         4試合 2勝 2敗 0分 勝率.500
 室蘭工大          4試合 1勝 3敗 0分 勝率.250
 北見工大          4試合 1勝 3敗 0分 勝率.250

■優勝回数 2017年秋季リーグ終了時点
一部リーグ
 28回 東京農業大北海道オホーツク(旧:東京農業大生物生産学部)
   8回 旭川大
   7回 函館大、東海大北海道キャンパス(旧:北海道東海大)
   4回 道都大
   1回 苫小牧駒澤大

二部リーグ
 22回 北海道教育大旭川校(旧:北海道教育大旭川分校)
 10回 北海学園北見大
   8回 北海道教育大函館校(旧:北海道教育大函館分校)、釧路公立大
   4回 室蘭工業大
   1回 東京農業大生物生産学部(現:東京農業大北海道オホーツク)、苫小牧駒澤大、帯広畜産大

三部リーグ(2004年秋季リーグ終了後廃止まで)
   4回 帯広畜産大
   3回 釧路公立大
   2回 室蘭工業大
   1回 北海道教育大函館校(旧:北海道教育大函館分校)、北見工業大

■かつて所属していた大学
 道都大紋別校(現:星槎道都大) 大学の札幌キャンパス集約に伴い2004年秋季に脱退。チームは道都大札幌校と統合され、札幌学生野球連盟に所属
 北海学園北見大(現:北海商科大) 2004年秋季に脱退
 東海大旭川校(旧:北海道東海大・現:東海大北海道キャンパス) 大学のキャンパス移転に伴い2011年春季に脱退。2011年春季より、東海大札幌校が札幌学生野球連盟のリーグ戦に加盟し、2011年秋季より統合
 北海道大水産学部 2012年秋季に脱退

■歴史

1990年12月に、翌年から全日本大学野球選手権大会の出場枠が拡大予定であったことから、北海道地区として将来的に代表校を増やすことを鑑みて、それまであった北海道地区大学野球連盟を再編しました。旧連盟内で札幌地区以外に所在する加盟大学を対象に分割して発足しました。でも、実際に全日本大学野球選手権大会の出場枠増加は1995年の大会からで、それまでの間は、同様に再編・分割されたもう一方の札幌学生野球連盟代表校との間で代表決定戦が実施されました。

1955年 全日本大学野球選手権大会の出場枠拡大に伴い、北部地区大学野球連盟から北海道地区大学野球連盟を分離
1990年 四部制にまで拡大した北海道地区大学野球連盟を将来的な出場枠拡大を考慮して、札幌地区とそれ以外の地区で分割。北海道学生野球連盟が発足。両連盟間での代表決定戦が開始
1992年 秋季より拓殖大北海道短期大が加盟
1995年 全日本大学野球選手権大会の単独出場権を獲得(秋季は北海道地区代表決定戦が存続)
1996年 明治神宮野球大会の北海道東北地区代表決定戦の方式が変更。北海道地区代表決定戦を廃止し、連盟代表校が直接出場
1999年 苫小牧駒澤大が加盟。秋季より三部リーグを新設
2002年 北海道大水産学部が加盟。秋季より二部が5チーム、三部が4チームに変更
2003年 全日本大学野球選手権大会の50回記念の特別枠として、この年に限り北海道の2連盟代表の他に北海道から更に1校が出場。明治神宮野球大会の北海道東北地区代表決定戦には同年から北海道地区としての第3代表が出場
2005年 三部制を廃止し再び二部制に移行。道都大紋別校が道都大札幌校と統合し、脱退(現在は札幌学生野球連盟に所属)。北海学園北見学が脱退。公立はこだて未来大が加盟
2009年 明治神宮野球大会の地区代表枠が同大会の40周年を機に東北地区と分離され北海道勢のみによる代表決定戦になる。
2011年 秋季より東海大旭川校が東海大札幌校に統合し、脱退(現在は札幌学生野球連盟に所属)
2013年 北海道大水産学部が脱退

■運営方法
現在は加盟校数の関係から、前シーズンの成績を基にした各部6校構成を基準に一部、二部に分けたブロック運営を行なっています。

■対戦方法
春季と秋季にそれぞれリーグ戦を実施。また各シーズン終了後に入れ替え戦を実施します。

一部:春秋共に2回戦総当たりによる勝率制。勝率が同じ場合は、優劣の決定が必要な場合に限り(優勝または入れ替え戦戦出場チームを決める場合)、決定戦を行ないます。ただし、決定戦での成績はリーグ戦の諸成績には含めません。

二部:春秋共に1回戦総当たりによる勝率制。勝率が同じ場合は、優劣の決定が必要な場合に限り(二部の場合優勝決定戦のみ)決定戦を行ないます。ただし、決定戦での成績はリーグ戦の諸成績には含めません。

■試合会場
一部:とましんスタジアム、あいべつ球場、江差町民野球場、網走呼人球場、函館オーシャンスタジアム、旭川スタルヒン球場、苫小牧市営清水野球場など

二部:あいべつ球場など

■全国大会成績
 東京農業大北海道オホーツク(旧:東京農業大生物産業学部)
        全日本大学野球選手権大会 出場15回:ベスト8
        明治神宮大会       出場  2回:ベスト8
 函館大    全日本大学野球選手権大会 出場  3
        明治神宮大会       出場  2
 旭川大    全日本大学野球選手権大会 出場  4
        明治神宮大会       出場  1
 東海大北海道キャンパス(旧:北海道東海大)
        全日本大学野球選手権大会 出場  4回:ベスト8
 道都大    全日本大学野球選手権大会 出場  3
 苫小牧駒澤大 全日本大学野球選手権大会 出場  1


コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
大人の事情で北海道です。

案外、北海道にも多くの大学があったと。ただ、広いだけあって、移動も大変じゃないかと思います。移動だけで疲れたいそうです。

今年はあまりニュースにならない、大雪の鳥取らしいですね。って、NHKニュースでやっていた。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

大雪の山陰です。まだ去年ほどではないですけど。
そんな日に北海道ですか~暖かい所に行って欲しかった(笑)

北海道はマー君系(?)の苫小牧駒澤大学とクラーク博士の北海道大学くらいしかスっと頭から出てこないです。
北海道の皆様 ごめんなさい。

いまや高校野球も北海道勢強くなっていますから大学ものし上がってくるんかな?それとも関東・関西の大学に進学しちゃうのでしょうか・・・

地域創生・・山陰もがんばらなくっちゃ!!あれっ?
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