春 12回出場 15試合 3勝 12敗 0分 ベスト8; 1
夏 58回出場 83試合 27勝 56敗 0分 準優勝; 1 ベスト4; 1 ベスト8; 4
新潟県とは出羽地方(東北日本海側)の南端に位置する県です。県庁所在地は新潟市。
通常の区分では「北陸地方」に分類されることが多いのですが、富山県・福井県・石川県のいわゆる北陸御三家からは、北陸地方ではないとみなされることがあるようです。
経済分野では「(関東)甲信越地方」に分類され、地域開発では「東北地方」です。電力供給の面でも、東北電力の管轄となっています。「北陸地方」の枠組は国土交通省・北陸地方整備局の本拠が新潟市であり、ほか海上保安庁、気象庁がそうなっています。農政も北陸であり、北陸四県での主に作られる品種がコシヒカリなのはそのためだと言われています。時には「中部地方」に加えられることもあるため、地方区分が非常に曖昧で厄介な地域です。
当の新潟県は東北地方と思われることを快く思わない雰囲気です。地質的には大体東日本ですが、糸魚川市の西部は西日本の地質であり、JR北陸新幹線も一系統で妙高高原駅でJR東日本とJR西日本で分かれています。このことが新潟の地域区分をよりややこしくしています。
【勝手に選んだご当地ソング】
♪ 北風から 靄は生まれて Whoo…漂うの
夜明けの前に 信号機が
通りを染めるのを見ていた
ホテルの窓 降りておいでよと
誘うような ロンサム･タウン
(「私のロンサム・タウン」 詞; 松任谷由実 / 唄; 松任谷由実)
秋田県と同様、現在では日本最大級の穀倉地帯ですが歴史的には厳冬に喘いだ地域でもあり、戦国大名・上杉謙信さんの時代には佐渡の鉱山を主産業として軍備を整え近隣諸国に攻め込むなど、「武」や「戦」のイメージが強い方も多いと思います。
戦前から1950年代半ばまでは長野県と合わせて1枠の甲子園出場権を争い(信越大会)、1927年以降長野県勢に圧倒されて、32年もの間全国大会に出場できなかった負の歴史を持っています。
1県1代表となった現行体制に移っても新潟県勢の苦戦は続いており、実は春夏通算での勝率において、鳥取県を押しのけて全国最下位の成績となっています。
以前は「ベスト4に入ったことのない唯一の都道府県」という残念な肩書も持っていましたが、2009年夏に日本文理高が決勝進出したことで返上しました。
最近まで新潟・下越・中越・上越の4地区分割での予選を実施していましたが、学校数(部員数)の均衡がとれないことや自治体の統廃合が進んだことを理由に2011年から南北2地区に分かれての地区予選→県大会を行う方式に移行しています。
平成以降の新潟県内は日本文理高と新潟明訓高が覇を争う「文明時代」と呼ばれる状況にあり、だいたいどっちかが甲子園に出場していますが、時々、想い出したように中越高なども出てきたりもします。
伝説的な一戦となった2009年選手権大会決勝。日本文理高の出場の度に今なお取り沙汰されています。
【選抜大会出場回数ランキング】
1 日本文理高 5回出場 8試合 3勝 5敗 0分 ベスト8; 1
2 糸魚川白嶺高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 柏崎高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 佐渡高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 新発田農高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 新潟商高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 新潟明訓高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 新津高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【選抜大会勝利数ランキング】
1 日本文理高 5回出場 8試合 3勝 5敗 0分 ベスト8; 1
2 糸魚川白嶺高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 柏崎高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 佐渡高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 新発田農高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 新潟商高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 新潟明訓高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
2 新津高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【選手権大会出場回数ランキング】
1 中越高 10回出場 12試合 2勝 10敗 0分
2 日本文理高 8回出場 16試合 8勝 8敗 0分 準優勝; 1 ベスト4; 1
3 新潟明訓高 7回出場 14試合 7勝 7敗 0分 ベスト8; 1
3 新潟商高 7回出場 9試合 3勝 6敗 0分 ベスト8; 1
5 新発田農高 6回出場 9試合 3勝 6敗 0分
5 長岡高 6回出場 6試合 1勝 5敗 0分 ベスト8; 1
7 新潟南高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 1
7 糸魚川白嶺高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
7 長岡商高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
10 高田商高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
10 小千谷高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
10 十日町高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
10 長岡向陵高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
10 新潟工高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
10 六日町高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
10 上越総合技術高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
10 新潟県央工高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【選手権大会勝利数ランキング】
1 日本文理高 8回出場 16試合 8勝 8敗 0分 準優勝; 1 ベスト4; 1
2 新潟明訓高 7回出場 14試合 7勝 7敗 0分 ベスト8; 1
3 新潟商高 7回出場 9試合 3勝 6敗 0分 ベスト8; 1
3 新発田農高 6回出場 9試合 3勝 6敗 0分
5 新潟南高 2回出場 4試合 2勝 2敗 0分 ベスト8; 1
5 中越高 10回出場 12試合 2勝 10敗 0分
7 長岡高 6回出場 6試合 1勝 5敗 0分 ベスト8; 1
7 高田商高 1回出場 2試合 1勝 1敗 0分
9 糸魚川白嶺高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
9 小千谷高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
9 十日町高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
9 長岡商高 2回出場 2試合 0勝 2敗 0分
9 長岡向陵高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
9 新潟工高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
9 六日町高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
9 上越総合技術高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
9 新潟県央工高 1回出場 1試合 0勝 1敗 0分
【新潟県出身者で打線を組んでみた】
一番 ⑥ 青島健太 (春日部高/ヤクルトスワローズ)
二番 ③ 渡辺浩司 (新潟商高/日本ハムファイターズ)
三番 Ｄ 馬場正平 (三条実高/読売ジャイアンツ)
四番 ⑦ 景浦安武 (北明高/南海ホークス)
五番 ② 加藤健 (新発田農高/読売ジャイアンツ)
六番 ⑤ 高橋洸 (日本文理高/読売ジャイアンツ)
七番 ⑧ 中山信博 (関東一高/日本ハムファイターズ)
八番 ④ 吉川和男 (糸魚川高/東京アトムズ)
九番 ⑨ 三輪悟 (新潟市工高/西武ライオンズ)
① 今井雄太郎 (中越高/阪急ブレーブスほか)
日本海というとどうしても、荒波=好投手というイメージがあります。ここ米どころ新潟県も好投手を数多く球界に送り出しています。今井雄太郎さん(中越高)は阪急ブレーブスとダイエーホークスで130勝を挙げ、完全試合も達成しました。意外と度胸がないため、試合前に景気づけのビールを飲んでから登板したこともあったそうです。ちなみに、阪急ブレーブスには米田哲也さん(鳥取)、山田久志さん(秋田)、星野伸之さん(北海道)らの雪国出身のピッチャーが多いです。
現役ではオリックスバファローズの金子千尋選手。高校は長野商高ですが、生まれは三条市です。近年はケガなどで成績が良くないですが、速球と多彩な変化球で緩急をつけ、2010年には17勝で最多勝のタイトルを獲得しています。他にも星野順治さん(新潟商高)、小林幹英さん(新潟明訓高)、猪俣隆さん(東京・堀越高)ら多彩なメンバーです。
逆に野手が今いち目立ちません。よって、「あぶさん」こと景浦安武さん(北明高)に助っ人してもらいました。他にもピッチャーが本職の三輪悟さん(新潟市工高)や馬場正平さん(三条実高)もメンバーに入りです。ちなみに馬場正平さんは、プロレスラーで活躍した、「ジャイアント馬場」です。
