情報紙「福島が好き」発行にあたって
(~このチラシを手にして下さった皆様へ~)
―福島が好き、あなたが好き、だから知ってほしい、だから伝えたいこと―
2011年の秋、原発事故後初めて福島を訪れました。新聞やテレビでは伝えられない福島の皆さんの声が聞きたくて、タクシーや飲食店や住宅地で出会った方に声をかけました。
話を聞かせて下さった方々の言葉です。
▼福島の人はおとなしすぎると言われるけど、みんな怒っていてもどうしたらいいのかわからないんです。国も県も市も、本当に何もしてくれませんからね。私たちも自分たちでだけでは何をどうすればいいのかも分かりませんし、なんにもできません。私はもう避難する気持にはなれませんが、子どもたちにはなるべく帰ってこないように言っています。
▼福島の人間はモルモットです。
▼最初に避難した人はよほど知識のあった人だけだ。うちも少し前に孫が生まれて、幸い無事に生まれてくれたが、やはり心配だった。影響が出るのはこれからだから、だんだん大変になってくるんじゃないかな。どこに言っていけばいいのかも分からないから、皆おとなしくしているけど、内心は不安だし、皆色々思っていると思う。
▼あきらめている人は多いです。県外の人からはなぜ福島の人は黙っているのだと思われているようです。でもここで毎日暮らしていると、ストレスだらけ、不安だらけで疲れ果て声をあげる気にもならないのです。
▼国は被害を予測するスピーディーの情報を隠しました。私たちは3号機が爆発した時も、何も知らずに給水車の前に並んでいたんですよ。国はパニックになるのを恐れて本当のことを知らさなかったのです。
「自分たちは見捨てられた」
話を聞く度に福島で出会った人たちの静かな怒りと、どうにもならないあきらめと不安を感じました。住民の人生やいのちが軽視されていることに怒りが込み上げました。
他府県の人間にとっても原発事故は人ごとではありません。
国や東京電力が見捨てても私たちは見捨てない。みんな同じ人間、同じいのちだから。そんな思いでこのチラシ(情報紙)をつくりました。
放射能は目に見えません。その影響についての見解や判断が専門家によっても違うために、混乱や不安が生じています。誰も経験したことのない事態のなかで、本当のことが隠されることのないように。住民に必要な情報が伝えられるように。この情報紙がそのきっかけになれば何よりです。
「福島が好き」
―(放射能への不安もあって)親は県外に就職して欲しいようだが、僕は福島が好きだから、福島で就職し、仕事をして、福島で暮らしていきたいと考えています。―
福島の飲食店で出会った大学生の言葉です。
「僕は福島が好きだから。」気持のこもったその言葉がとても印象的でタイトルに使わせてもらいました。
警戒区域の人、計画的避難区域の人、特定避難勧奨地点の人、避難区域には指定されていない場所で暮らしている人、県内に避難した人、県外に避難した人、自主避難の人、、、。
浜通り、中通り、会津、、、。
一人一人それぞれに立場や置かれている状況、事情は違っても誰もが原発事故の影響を受けています。同じ原発事故の被害者です。福島県民を対象にした新聞の世論調査でも暮らしのなかでストレスを感じている人、放射能への不安を感じている人は8割近くにのぼります。避難した人も同じです。
事故は終わっていません。言葉にだせないほど取り返しのつかない痛手を受けたからこそ、福島のみんなに共通する思いがある。それが「福島が好き」という言葉に託されていると感じました。話を聞かせてくれた大学生に感謝します。
そして今も原発事故の収束にあたっている作業員の方々の安全を心から祈ります。
【「福島が好き」編集部】
◆第1号(2012年6月発行)PDFファイル
こちらから見られます↓
http://web2.nazca.co.jp/hukusima1/index.html
※「福島が好き」は
原発事故の被害を受けた福島の皆さんへ
他府県の者たちからの応援メッセージを込めた情報紙です。
現在、第1号を発行する準備をしています。
福島での新聞折り込み等による配布を考えています。
ブログ http://blog.goo.ne.jp/fukushimagasuki/
Eメール fukushimagasuki(アットマーク)mail.goo.ne.jp
==================================================
「福島が好き」発行、配布のためのカンパ受付
==================================================
●郵便振替口座
00960-9-322899 「福島が好き」編集部
●ゆうちょ銀行
14480-30944311 「福島が好き」編集部
他銀行からの振り込みの場合
【店名】四四八【店番】448【普通】3094431
====================================================
※カンパが集まるとより多くの地域に配布できます。
(~このチラシを手にして下さった皆様へ~)
―福島が好き、あなたが好き、だから知ってほしい、だから伝えたいこと―
2011年の秋、原発事故後初めて福島を訪れました。新聞やテレビでは伝えられない福島の皆さんの声が聞きたくて、タクシーや飲食店や住宅地で出会った方に声をかけました。
話を聞かせて下さった方々の言葉です。
▼福島の人はおとなしすぎると言われるけど、みんな怒っていてもどうしたらいいのかわからないんです。国も県も市も、本当に何もしてくれませんからね。私たちも自分たちでだけでは何をどうすればいいのかも分かりませんし、なんにもできません。私はもう避難する気持にはなれませんが、子どもたちにはなるべく帰ってこないように言っています。
▼福島の人間はモルモットです。
▼最初に避難した人はよほど知識のあった人だけだ。うちも少し前に孫が生まれて、幸い無事に生まれてくれたが、やはり心配だった。影響が出るのはこれからだから、だんだん大変になってくるんじゃないかな。どこに言っていけばいいのかも分からないから、皆おとなしくしているけど、内心は不安だし、皆色々思っていると思う。
▼あきらめている人は多いです。県外の人からはなぜ福島の人は黙っているのだと思われているようです。でもここで毎日暮らしていると、ストレスだらけ、不安だらけで疲れ果て声をあげる気にもならないのです。
▼国は被害を予測するスピーディーの情報を隠しました。私たちは3号機が爆発した時も、何も知らずに給水車の前に並んでいたんですよ。国はパニックになるのを恐れて本当のことを知らさなかったのです。
「自分たちは見捨てられた」
話を聞く度に福島で出会った人たちの静かな怒りと、どうにもならないあきらめと不安を感じました。住民の人生やいのちが軽視されていることに怒りが込み上げました。
他府県の人間にとっても原発事故は人ごとではありません。
国や東京電力が見捨てても私たちは見捨てない。みんな同じ人間、同じいのちだから。そんな思いでこのチラシ(情報紙)をつくりました。
放射能は目に見えません。その影響についての見解や判断が専門家によっても違うために、混乱や不安が生じています。誰も経験したことのない事態のなかで、本当のことが隠されることのないように。住民に必要な情報が伝えられるように。この情報紙がそのきっかけになれば何よりです。
「福島が好き」
―(放射能への不安もあって)親は県外に就職して欲しいようだが、僕は福島が好きだから、福島で就職し、仕事をして、福島で暮らしていきたいと考えています。―
福島の飲食店で出会った大学生の言葉です。
「僕は福島が好きだから。」気持のこもったその言葉がとても印象的でタイトルに使わせてもらいました。
警戒区域の人、計画的避難区域の人、特定避難勧奨地点の人、避難区域には指定されていない場所で暮らしている人、県内に避難した人、県外に避難した人、自主避難の人、、、。
浜通り、中通り、会津、、、。
一人一人それぞれに立場や置かれている状況、事情は違っても誰もが原発事故の影響を受けています。同じ原発事故の被害者です。福島県民を対象にした新聞の世論調査でも暮らしのなかでストレスを感じている人、放射能への不安を感じている人は8割近くにのぼります。避難した人も同じです。
事故は終わっていません。言葉にだせないほど取り返しのつかない痛手を受けたからこそ、福島のみんなに共通する思いがある。それが「福島が好き」という言葉に託されていると感じました。話を聞かせてくれた大学生に感謝します。
そして今も原発事故の収束にあたっている作業員の方々の安全を心から祈ります。
【「福島が好き」編集部】
◆第1号(2012年6月発行)PDFファイル
こちらから見られます↓
http://web2.nazca.co.jp/hukusima1/index.html
※「福島が好き」は
原発事故の被害を受けた福島の皆さんへ
他府県の者たちからの応援メッセージを込めた情報紙です。
現在、第1号を発行する準備をしています。
福島での新聞折り込み等による配布を考えています。
ブログ http://blog.goo.ne.jp/fukushimagasuki/
Eメール fukushimagasuki(アットマーク)mail.goo.ne.jp
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「福島が好き」発行、配布のためのカンパ受付
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●郵便振替口座
00960-9-322899 「福島が好き」編集部
●ゆうちょ銀行
14480-30944311 「福島が好き」編集部
他銀行からの振り込みの場合
【店名】四四八【店番】448【普通】3094431
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※カンパが集まるとより多くの地域に配布できます。
福島が好き?ふざけるなよ。
他県から応援?・・・応援になってないですよ。
住民に必要な情報が伝えられるように?・・・まずあなたがたがしっかり勉強し直してきてください。
本当に他県からいい情報誌を作りたいなら、こういったコメントにも真摯に向き合って、
自分と違う考えを切り捨てず、視野を広げられるようになってからにしてください。
このままの状態で第二部が発行されることがありませんよう心から願い、
本当に良い情報誌ができることを福島県から応援しています。
福島の人たちが
思っていることをあらためて
福島に広めて なんの意味があるのでしょうか?
他県の人が集まる他県の施設に置いて
見ていただきたいです。