足るを知る

最近は，地球温暖化の影響なのか気候が変だ。
変なくらいならいいけど，集中豪雨・突風・竜巻など今までにない災害が多くなっている。
人間は快適な生活を送るために化石燃料を惜しげもなく燃やし，その代償としての二酸化炭素排出。

自然とともに自然の中で暮らすことは地球温暖化防止の一つの対策であると思うのだが。
唐の詩人・李白の「古風」で
「物は足るを知らざるに苦しむ。隴を得て又蜀を望む」と言っている。
満足することを知らないと常に欲望の渇きに苦しめられる。

足るを知ることを覚えて，昔の静かな生活もいいのではないだろか。
日本人の本来持っていた豊かな精神生活を思い出すのも一考だと思うのは私だけだろうか。

自給自足の生活は，なかなか乙なものですぞ！
畑を耕し野菜を作る。田んぼを耕し米を作る。鶏を飼い卵を採る。
釣りをして魚を獲る。
そうなのだ。これからは魚は　わ　か　さ　ぎ　！
趣味と実益を兼ねて，幽玄世界に遊ぶ
ワカサマと対話し，自分と会話して時を忘れる
残りの人生　こういう生活もいいものだ。

禍福は糾える縄

禍福は糾える縄というように，人生は捨てる神があれば拾う神もある。
不幸のどん底に落ち込んだとしても，本人の努力次第で幸運をつかむこともできる。

インスタントラーメンも開発者「安藤百福」もその一人。
信用組合の理事長まで務めたが，事業の失敗により無一文の生活にまで落ちぶれてしまった。
その後，ラーメンの屋台を見て一念発起し，インスタントラーメンの開発に取り組む。
来る日も来る日も開発に明け暮れ，１年後試作品を完成し，日清食品を大企業へと導き，現在のインスタントブームを到来させたのである。

現在の原油高による物価高騰で，ガソリン・灯油・重油など生活基盤となる燃料が値上がりし，これから冬をどう過ごそうかと今から気を揉んでいる。
ただ，昔は石油燃料などあまり使ってはいなかったはず。
この不幸な時代を転機ととらえ，石油に依存する生活をやめてスローライフを目指してはどうだろうか。
なければないでなんとかなるさ。