東京都知事選立候補予定者にアンケートを届ける
第17回統一地方選挙は4月10日と4月24日に実施されます。10日には北海道、岩手、東京、神奈川、三重、福井、奈良、鳥取、島根、徳島、福岡、大分、佐賀の13都道県知事選、札幌、相模原、静岡、浜松、広島の5政令市長選、44道府県議選、17政令市議選となっています。
4月24日は一般市や東京特別区、町村の首長とそれぞれの議員選です。なお、東北関東大震災にともない一部の地域は統一地方選挙日が変更されました。
* *
日本婦人有権者同盟は主権者の立場として立候補予定者に対しては公開質問等を行い、投票する時の選択の手がかりとしてきました。今回の都知事選は石原都知事の4選に向けた立候補が注目されるなど、立候補者の顔がはっきりするまでに時間がかかりましたが、都民として公開質問を3月初めに各選挙事務所に届け回答をお願いしました。
質問は次の6項目です。
1.築地市場を豊洲に移転しますか。それとも築地市場を改築しますか。
2. 中小企業の救済のために創られた新銀行東京に現在まで1400億円の都民の税金を投入していますがこの先の運営について。
3.この度改定された都の青少年健全育成条例について。
4. 高齢社会がますます進みますがこれからの東京の福祉について。
5. 国は第3次男女共同参画基本計画を決めました。男女共同参画を推進するための視点や意識改革のための構築について。
6.知事として一番なさりたい事は。
* *
3月25日現在、わたなべ美樹氏と小池あきら氏のお二人から以下の回答を得ています。
(到着順)
わたなべ美樹氏
質問1.都民、そこで働く人たちの安全が第一。私の手元にはそれを確認できる資料がないので、今は決断できない。期日を区切り、決断。築地は「フィッシュマンズワーフ」のような、一大観光拠点テーマパークにすることも検討。
質問2.同行は誰のための銀行かという原点に戻り、不況下の貸し渋り対策として、私の経営力を活かし、中小企業向けに事業性評価をベースとした都民救済・支援、金融機関としての機能を発揮してもらう。
質問3. 「特に性犯罪を誘発するようなものは絶対に18歳未満に見せるべきではない」ことは当たり前。審査審議会が7月からの条文施行に対してどのように「良し悪し」を決定するのかも見守りたい。
質問4.高齢者の「孤独死・自殺ゼロ」を目指し、地域力を高める。高齢者専用賃貸住宅の規制緩和を進め老人ホームの待機ゼロを目指す。高齢者の就職支援等のサポート、介護、医療等に関わる事業者の国内外からの投資減税制度の導入を検討。
質問5.男女が各々の個性と能力を発揮できる多様性に富んだ活力ある社会を目指す。仕事をしながら安心して子育てが出来る環境づくりが大切。認可・認証保育園の質・量の増加、一時保育の機会推進を進める。
質問6.高齢者が安心して歳がとれ、子供・若者は夢を描ける社会をつくること。命とくらしの障壁を取り除くために「生活特区」を実現し、東京の経済力を強化。経営者経験からさらなる財政健全化、都民がわくわくする東京にする。
小池あきら氏質問1.毒性物質で土壌汚染され、地震による液状化も懸念される豊洲のガス工場跡地への移転は中止する。大手流通資本・外食チェーン中心の計画を見直し、都民の台所にふさわしい市場として、現在地での再整備を行う。
質問2.投入された1400億円の大半が失われた。本店以外はすべて閉店し、中小企業救済もできておらず、破綻は明白だ。都として、預金者の保護を優先し、早急に新銀行東京から撤退し、処理する。
質問3.行政の恣意的判断で漫画・アニメを規制し表現活動を萎縮させる危険がある。改定前へ戻す条例改正案を議会に提出する。条例のあり方を、子どもの人権を守り、治安対策中心でなく人格形成を支援する見地で見直す。
質問4.東京で介護を必要とする高齢者が、現在の50万人から25年後には91万人になると推計されている現実を直視し、特養ホームやグループホームの増設、介護保険サービス利用料や医療費の負担軽減など、備えを急ぐ。
質問5.今回加えられた貧困問題を含む15分野の目標をやりとげる。「検討」にとどめられた夫婦別姓を含む民法改正や「間接差別」の禁止対象拡大、盛り込まれなかった均等待遇のパート法改正なども実現へ取り組む。
質問6.医師、国会議員として医療・福祉などくらし応援に取り組んできたが、今度は都政のリーダーとして、9条と25条をはじめ憲法が全面的に活かされる東京、福祉・防災・環境都市東京を、都民と力を合わせてつくりたい。
第17回統一地方選挙は4月10日と4月24日に実施されます。10日には北海道、岩手、東京、神奈川、三重、福井、奈良、鳥取、島根、徳島、福岡、大分、佐賀の13都道県知事選、札幌、相模原、静岡、浜松、広島の5政令市長選、44道府県議選、17政令市議選となっています。
4月24日は一般市や東京特別区、町村の首長とそれぞれの議員選です。なお、東北関東大震災にともない一部の地域は統一地方選挙日が変更されました。
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日本婦人有権者同盟は主権者の立場として立候補予定者に対しては公開質問等を行い、投票する時の選択の手がかりとしてきました。今回の都知事選は石原都知事の4選に向けた立候補が注目されるなど、立候補者の顔がはっきりするまでに時間がかかりましたが、都民として公開質問を3月初めに各選挙事務所に届け回答をお願いしました。
質問は次の6項目です。
1.築地市場を豊洲に移転しますか。それとも築地市場を改築しますか。
2. 中小企業の救済のために創られた新銀行東京に現在まで1400億円の都民の税金を投入していますがこの先の運営について。
3.この度改定された都の青少年健全育成条例について。
4. 高齢社会がますます進みますがこれからの東京の福祉について。
5. 国は第3次男女共同参画基本計画を決めました。男女共同参画を推進するための視点や意識改革のための構築について。
6.知事として一番なさりたい事は。
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3月25日現在、わたなべ美樹氏と小池あきら氏のお二人から以下の回答を得ています。
(到着順)
わたなべ美樹氏
質問1.都民、そこで働く人たちの安全が第一。私の手元にはそれを確認できる資料がないので、今は決断できない。期日を区切り、決断。築地は「フィッシュマンズワーフ」のような、一大観光拠点テーマパークにすることも検討。
質問2.同行は誰のための銀行かという原点に戻り、不況下の貸し渋り対策として、私の経営力を活かし、中小企業向けに事業性評価をベースとした都民救済・支援、金融機関としての機能を発揮してもらう。
質問3. 「特に性犯罪を誘発するようなものは絶対に18歳未満に見せるべきではない」ことは当たり前。審査審議会が7月からの条文施行に対してどのように「良し悪し」を決定するのかも見守りたい。
質問4.高齢者の「孤独死・自殺ゼロ」を目指し、地域力を高める。高齢者専用賃貸住宅の規制緩和を進め老人ホームの待機ゼロを目指す。高齢者の就職支援等のサポート、介護、医療等に関わる事業者の国内外からの投資減税制度の導入を検討。
質問5.男女が各々の個性と能力を発揮できる多様性に富んだ活力ある社会を目指す。仕事をしながら安心して子育てが出来る環境づくりが大切。認可・認証保育園の質・量の増加、一時保育の機会推進を進める。
質問6.高齢者が安心して歳がとれ、子供・若者は夢を描ける社会をつくること。命とくらしの障壁を取り除くために「生活特区」を実現し、東京の経済力を強化。経営者経験からさらなる財政健全化、都民がわくわくする東京にする。
小池あきら氏質問1.毒性物質で土壌汚染され、地震による液状化も懸念される豊洲のガス工場跡地への移転は中止する。大手流通資本・外食チェーン中心の計画を見直し、都民の台所にふさわしい市場として、現在地での再整備を行う。
質問2.投入された1400億円の大半が失われた。本店以外はすべて閉店し、中小企業救済もできておらず、破綻は明白だ。都として、預金者の保護を優先し、早急に新銀行東京から撤退し、処理する。
質問3.行政の恣意的判断で漫画・アニメを規制し表現活動を萎縮させる危険がある。改定前へ戻す条例改正案を議会に提出する。条例のあり方を、子どもの人権を守り、治安対策中心でなく人格形成を支援する見地で見直す。
質問4.東京で介護を必要とする高齢者が、現在の50万人から25年後には91万人になると推計されている現実を直視し、特養ホームやグループホームの増設、介護保険サービス利用料や医療費の負担軽減など、備えを急ぐ。
質問5.今回加えられた貧困問題を含む15分野の目標をやりとげる。「検討」にとどめられた夫婦別姓を含む民法改正や「間接差別」の禁止対象拡大、盛り込まれなかった均等待遇のパート法改正なども実現へ取り組む。
質問6.医師、国会議員として医療・福祉などくらし応援に取り組んできたが、今度は都政のリーダーとして、9条と25条をはじめ憲法が全面的に活かされる東京、福祉・防災・環境都市東京を、都民と力を合わせてつくりたい。