JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

El Condor Pasa コンドルは飛んでいく

2013年10月21日 | 南アメリカ

鉄道とは別のTV番組取材でも、やはりチンチェーロの郊外で
フォルクローレの演奏を撮影したことがあります。
(10月18日、19日のブログ参照 )



その時演奏をお願いしたのは、クスコをベースに活動し、
日本にも来たことがあるグループでした。



彼らには、フォルクローレの名曲
「El Condor Pasa コンドルは飛んでいく 」 を
演奏してもらいました。



Daniel Alomia Robles
ダニエル・アロミア・ロブレス (1871年ー1942年 )
ペルーの音楽家

1913年、ダニエル・アロミア・ロブレスは、
インカ帝国皇帝の後裔 (こうえい ) トゥパク・アマルを
称える曲として、ペルーの伝承曲を元に、
「コンドルは飛んでいく 」 を作曲しました。



Tupac Amaru
トゥパク・アマル (1545年ー1572年 )
父はインカ帝国最後の皇帝 マンコ・インカ・ユパンキ
(10月9日のブログ参照 )

トゥパク・アマルもまた
理不尽な支配者スペイン人に対し蜂起しますが、
捕らえられ処刑されます。
父と同じ運命をたどったトゥパク・アマル ・・
先住民の間では、
死後コンドルに生まれ変わったと信じられています。



Oscar Valles
オスカル・バージェス (1924年ー2003年 )
アルゼンチンの歌手、作詞、作曲家
彼は 「コンドルは飛んでいく 」 にこんな歌詞を書いています。

『インカの心の中に一羽のコンドル ・・
 悲しみに涙し飛んでいく 』



1970年、アメリカのデュオ
『Simon & Garfunkel サイモンとガーファンクル 』 は、
まったく新しい歌詞を付け、この曲を世界的にヒットさせました。



アンデスで聴く生の 「コンドルは飛んでいく 」 は感動的でした。



また、
メロディに合わせた女性たちのしなやかな動きも魅力的でした。

jfk-world









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