死して屍拾うものなし

日々の記録。

岸田森が好きだ その6

2008-05-13 00:24:11 | 岸田森
サブタイトル「忘れちゃいけないぜ、沖雅也」

「ブルークリスマス」(1978 監督:岡本喜八)
なーんと、沖雅也と岸田森が同じ映画に!!
…とはいえ、共演箇所はありません。別々のシーンで。
そして、脚本は倉本聰。
というわけで(?)またもや田中邦衛、出演(笑)

で、結論から申します。
この話は、面白かった。集中して最後までみてしまいました。
特撮を使っていないSFというふれこみだったのですが、SFというより
心理サスペンス?なんだろう?人間って、怖いねぇとしみじみできますw
レンタルビデオ屋さんで、4本借りれば1本100円でレンタル可!とか、
そんな時にあと1本みつからない、どうしよう…というときに、是非借り
て見てください。拾いモンだと思う。

話は、UFOが地球にたびたび現れるようになり、それを目撃した人の血が
青くなってしまう、というお話。
別に青くなったからといって、他がどうかわるわけでもないんだが(少なく
とも映画の中では)人間、見たことないものには激しく拒絶反応をしめす訳
です。青い血の人をひそかに排除する動きが始まり… そんなお話。
ちなみにしょっぱなは、この映画の主人公のうちの1人勝野洋(役名:沖)
と沖雅也(役名:原田)が、一緒に床屋さんで散発するシーンから始まります。

テキサスとスコッチじゃないか!

ついついニヤニヤしてしまいましたが、この2人は重なってないよね、太陽にほえろでは。
沖雅也が勝野洋に「なぁ、沖よ」と話しかけるんですが、そのたびに「沖はお前だろーっ!」
といらんツッコミを入れつつみてしまいました。。
しかし、冒頭から事件が沖、いや起きてしまい沖雅也、開始わずか15分で死亡。

ウソミタイダヨ…

ちなみに、森さまはというと、天本英世と共に登場!!!
政治界を牛耳る陰のフィクサー天本氏と、そのおつきの人、森サマ。
そんな感じの役です。
天本英世といえば「死神博士」
死神博士と吸血鬼が一緒の画面に登場!!
これだけでインパクトありすぎ。
この時点で「こいつらが宇宙人だろ、実は…」と思った人は少なくないはず!
少なくとも私はそうだった(笑)
そして、セリフが一言もないにもかかわらず、死神博士、いや天本さん、強烈な
オーラを放っています。
こいつらが黒幕だぁぁぁ!と信じてやまなかったのですが、この2人、ワンシ
ーンの登場でおしまいでした。びっくり。
絶対に一番悪い奴らだと思ったのに。。

天本さんといえば、一度お目にかかったことがあります。
だいぶ前に、世田谷のとある公園でフリーマーケットをやったときのこと。
朝早くから場所を確保し、持ってきた衣類やカバンをせっせと並べていると
並べる横から横から、って具合にひとつひとつ品物を見るお客さんが来まし
て「お安くしますよ」と声をかけようとその人をみたら、天本さんでした。
めちゃめちゃびっくりした。えええええ?天本さんじゃない?って。
色々見てたのですが、何せ女物だったので何も買わずに去っていかれましたが
非常に物腰の柔らかな方でした。
…そしてデカかった。180cmはあったね。

話をもどします。
岸田&天本の極悪宇宙人コンビ(笑)はニコニコ動画で見られます。
ホントにこのシーンだけしかでてきませんでした。。w
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3241240

ちなみに、最初の白黒映像は、森さまデビュー作です!若い!!w
ともかくね、ブルークリスマスは普通に面白い、というか色々考えさせられる
ので、オススメです。
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2 コメント

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あらすじバリうけ(-_☆) (ピッティ)
2008-05-13 00:39:39
特にカッコ内がよかね。(寝不足)とか(お約束)とか。邦衛のガクチョォォは聞いてみたいかも(笑)。
返信する
読んでもらえてるのねぇ。ありがとう! (ポコッティ)
2008-05-13 09:27:03
邦衛、いったい何故出演した?という位のミスマッチだったよ。
「ガクチョォォ!」のシーンは笑っちゃったものw
しかしこの後、森サマ映画をみるともれなく邦衛がついてくる、という事態がwww

普通にオススメなのはやっぱりブルークリスマスかな。喜八監督のやつは普通に面白い!
返信する

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