花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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南さつま市 万之瀬川河口(新川)のハマボウ

2013-07-20 16:01:56 | 吹上浜
鹿児島県南さつま市の万之瀬川河口にもハマボウの群落地があります。平成20年度に周辺の散策路365mが整備され夏場の自然観察にはお勧めです。画像はいずれも7月10日に撮影したものです。



万之瀬川の下流域は低地のため過去に何度も大洪水があり流路が変わり、江戸時代に現在の流れになって新川の地名があります。冬場はカイトサーフィンを楽しむ人も見かけます。

薩摩川内市のハマボウ群落よりも広大で、珍しいカニのハクセンシオマネキやクロツラヘラサギなど生物・野鳥観察地としても有名です。



群落地の下流海岸側にはサンセットブリッジが架けられ南側(画面左側)先には県立吹上浜海浜公園があります。画面には写っていませんが北側(右側)の中之島は野鳥観察地となっています。訪れたときは干潮時で広い干潟が現れていて橋の下には釣り人の姿がありました。



ハマボウ群落地の下流側を見たところです。右側は引き潮時に現れる干潟、右上に見えるのが野間岳です。コンクリート護岸に沿って散策路が伸びています。



これはハクセンシオマネキです。オスは不思議と片方のハサミが大きいのです。近づくと穴に逃げ込むので10mほど離れたところから望遠レンズで撮影しています。大きさはオスでは3-4cm程度、メスは二回りほど小型です。

下は干潟から散策路側を見たところです。古い水門があり石垣の隙間にハマボウがしっかりと根を伸ばしていました。





ハマボウの高さは3-4mもあり円形に枝葉を伸ばして勢いがあります。塩水に浸かりながら生育しているのはマングローブのような趣もあり逞しいものでした。満潮時には群落地に海水が入りますので観察には大潮の干潮時がお勧めです。



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