昨日4月3日(木)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・いじめ相談が急増/横浜地方法務局まとめ』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。
2007年に法務省横浜地方法務局が受理した神奈川県内の
人権侵犯事件計435件のうち、学校でのいじめに関する
申し立ては151件となり、2006年と比べて4倍以上に
増加していることが分かったそうです。
すでに昨年2007年11月17日(土)に
『神奈川県内の公立小学校の2006年度のいじめ件数が
前年2005年度の約5倍の2,068件に!!』
《記事元の『カナロコ』の記事はすでに消滅》
として取り上げたように、 神奈川県内の公立小学校の2006年度の
いじめ件数が前年度の約5倍の2,068件に上ったことが
分かり、これは“いじめの定義”を変更したことが
要因と見られるということでしたし、
さらに昨年2007年12月8日(土)には
『神奈川県教育委員会が、パソコンや携帯電話を利用した
「ネットいじめ」対策を本格化!!』
として取り上げたように、神奈川県教育委員会が、
社会問題となっている、パソコンや携帯電話を利用した
『ネットいじめ』対策を本格化させるなど、
いじめがさらに深刻な状況にあるということをうかがわせるような
感じはしていたので、今回のこのいじめに関する相談が2006年の
4倍以上に増加しているというのも、おかしくはないことですよね。
いじめ問題が表面化しやすくなっているのではないかと、
法務省横浜地方法務局では分析をしているようですが、
確かに表面化されていないいじめというのが、各地域や機関で、
相談窓口を増やしたりしたことで、相談もしやすくなったというのも
ありますし、やはり携帯電話の普及というのもまた相談をしやすい状況に
なっているんでしょうね。でもまだそれでも実際は氷山の一角に
過ぎないと思います。学校裏サイトがまだまだ存在していること
がすでに明らかになっていますし、相談をしたくても仕返し等の
怖さから相談できない子もいるでしょう。そして以前から何度か
取り上げたように、いじめをしている側も悩みを抱え、
相談が急増していることも分かっていますし、
周りにいる大人が、子どもの微妙な変化やサインを見逃さないように
しないといけない、これはもう当たり前のことですね。
サインに気がつくのは難しい部分もあるかもしれませんが、
子どもはいじめに遭っている側もいじめている側も実は
サインに早く気がついて欲しいと苦しんでいる子ばかりのようですから。
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