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2008年度の神奈川県内の公立高校の入学定員を発表!!全日制288人減、定時制460人増!!

2007年10月31日 00時00分00秒 | 神奈川の教育・学校等の取り組み

昨日10月30日(火)の神奈川新聞トップ面から
『カナロコ・進む「いびつ化」、全日制288人減、定時制460人増/県内公立高定員』
という気になる記事からです。
記事に関しては、上記のリンク先の参照をお願いします。

神奈川県教育委員会は、2008年度の公立高校の入学定員を発表しました。
全日制《160校》の当初定員は39,624人で
前年度より288人減ったが、定時制《27校》は2,910人と
460人増えた
とのことです。希望者が多い全日制を
私学側との協議を受けて減らす一方で、
全日制希望者の不本意入学が多い定時制は
『大規模化』が進む“いびつ”な状況となっている
ということです。

う~~ん、この定員だとまたこの春と同じような状況が起きても
不思議ではないということを返って露呈させてしまったような
気がしますね。10月19日(金)に
『神奈川県内の私立高校の全日制高校の募集人員は、19年連続で減少!!』
として取り上げたように、2008年度の神奈川県内私立中学、高校、
中等教育学校の生徒募集要項を発表し、公募する全日制高校の
募集人員は前年度より235人減の15,349人で、19年連続で減少。
中学校は102人減の8,011人となっているということでした。
少子化や格差社会の影響があると見られていますが、
『神奈川県の公立高校の入試の絶対評価制による学校別格差の問題』
《中学校自体の絶対評価制による成績評価》

というのがある以上、私立高校と公立高校とのいわゆる併願受験、
そして経済的な理由などから私立との併願は厳しくなり、
全日公立高校の受験を希望しながら定時制高校への受験を希望する
受験生は増える一方だと思われます。
来年2008年度の定時制の定員数を増やしたところで、こういった
社会状況や受験方式をとっている以上、増え続ける一方でしょうし、
毎年、毎年、その場しのぎに過ぎない定員枠の変更を行うのではなくて、
こういった問題が起きる背景にある根本的な問題の
改善に取り組むべきでしょう。この問題が続けば続くほど、
受験生も家庭も学校も混乱をきたす一方ですから・・・。
何度も言ってきているように、もういい加減に、神奈川県教育委員会は
足下を見て根本的な問題改善に取り組まないといけないところに来ています。


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