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横浜市教育委員会が、児童・生徒の1人1人の状況を教諭が把握する調査を全市立学校で開始!!

2010年12月05日 00時00分00秒 | 神奈川の教育・学校等の取り組み
昨日12月4日(土)の神奈川新聞トップ面から
『カナロコ・いじめ見逃さない、状況把握へ
全市立学校で個人調査開始/横浜市教委』

という気になる記事からです。
記事に関する詳細は、上記のリンク先での参照をお願いします。

いじめが原因とされる子どもの自殺が全国で
相次いでいることを受けて、横浜市教育委員会は、
かつて問題を抱えたことのある児童生徒を中心に
1人1人の状況を教諭があらためて把握する調査
『いじめ解決一斉キャンペーン』
を、全市立学校で
始めたそうです。

潜在化したいじめを発見する狙いで、他都市でも
ほとんどない取り組みになっていますが、果たしてこれで
潜在化しているいじめをどれだけ発見できるかどうかに
なってきますね。現場の教職員の負担も大きくなってきますし、
サポート体制もしっかりしないと、いじめを発見して、
解決の道が出来たとしても、その分、現場の教職員が、
体調や心の異変を訴えるなんていうことにもなりかねないですからね・・・。
それを踏まえてか、横浜市教育委員会では、
放課後キッズクラブなど、児童生徒と関わる
関係者にも協力を依頼し、横浜市教育委員会が
結果報告を受けた上で、場合によっては
担当指導主事や弁護士などの専門家を
派遣する学校課題解決支援チームによる対応

検討するようですね。これなら現場の教職員の大きな負担も
軽減出来るようになりますし、各機関が状況を共有することも出来て、
連絡もしっかり取れやすくなり、学校と家庭、地域などとの風通しも
よくなりそうですね。もちろん専門家が派遣される前に、
解決できるに越したことはないですが、なかなかそうはいかないのが、
発見も難しいいじめですからね・・・。誰でもいじめに
あっている、している生徒・児童の何らかの
サイン・SOSに気づける環境
も作っていかないといけない、
これは横浜市に限らず、神奈川県内全域はもとより、全国的な
大きな課題ですね。

横浜市では既に、2月16日(火)に
『横浜市立小学校70校に、
いじめや不登校などに対応する「児童支援専任教諭」を配置へ!!』

として取り上げたように、2010年度から、横浜市立小学校70校に
『児童支援専任教諭』を配置していて、学級担任だけで
抱え込みがちだった課題に対応し、校内で
中心的役割
を担っていますが、この『児童支援専任教諭』と
同じような役割を果たす専門指導員を横浜市立学校全校に
派遣出来るようになればもっと良いですが・・・。もちろん先に書いたように、
この現場の教職員と同様に、『児童支援専任教諭』に大きな負担が
かかってしまうような状況は作らないようにしていかないといけません。

もちろん何より『いじめ完全撲滅』に少しでも近づけるように、
そして他の地域の良いお手本になるような取り組みになって欲しいです。


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