原作のレビューはこちら
『恋するまで』で富島作品に狂い、すぐDVDを借りたのが2月の上旬。
内容もそうだが、関根(現高橋)恵子が若くしてヌードを披露したことで、
当時そうとう話題だったようだ。
以下某所で書いた日記引用
-------------------------------
1970年大映
ストーリーは、あえて書くこともなかろうが、17歳でみなしごとなった玲子が、バイト先の保育園で、子持ちの建築デザイナーと知り合い結婚する話。
今となっては他愛ない話ですが、予告編では「賛否両論を巻き起こした」なんて大々的に文字が踊っていました。
感想としてはこの映画は関根恵子を見る映画でした。
役どころでは17歳だが、当時の関根恵子はなんと15歳。
がっちりとした体格と大人びた表情、色気のあるセリフまわしがとても10代には見えない。
見どころである初夜のシーンは、さすがに胸もうつらず、ほとんどうつぶせになり、峰竜太っぽい相手役(新克利)がごそごそやっていました。
今となっては大したことがなさそうだが、さすが15歳という年齢を考えると「体当たりの演技」といえるのだろうな。
さて、映画は通俗作品だろうが、原作はどうなのだろうか。
作品中の
「夫婦には強い絆があるから」
「絆って?」
「体よ」
というせりふにのけぞったが、「愛しあう二人にとって性は大切なもの」というメッセージは込められているようだ。
図書館でまた取り寄せるか…。
最後に、胸キュンしたセリフをひとつ…
目は見るためだけじゃなく、つむるためにもあるんだよ
-------------------------------
このセリフがいつ出てくるのかと思ったが、結局原作には出てこなかった。
予告編には「きみが妹のような気がして…」というセリフもあるが(本編はなし)、これもない。
(youtubeを貼り付けようと思ったら削除されていた。DVDには収録されています)
映画と原作は全く別物でしたね。
映画のほうが、まさに「レモンのみずみずしさがいっぱい」で、さわやかな感じ。
原作では大して登場しなかった喜久子が、玲子のライバルとしての役柄をしっかり果たしており、
ストーリーも娯楽性をましている。
(この喜久子役の女優さんがカッコイイんだ!)
吉川が喜久子とあやまちで“ラブ”をした過去があったり、
ふてくされた玲子が家出してゴーゴーを踊りまくったりするところにも人間らしさを感じる。
そうか、原作は“完璧な理想の女性(と恋愛)像”を描いていたのかもしれない。
さてDVDを見てまもなく、レイトショーで「関根恵子特集」をやっていて、
せっかくだからとトークショーのある日に見に行ったのだが、すごかった。
映画館で逃げ出したくなったのは初めてだった。
当時の少年・青年たちに何を与えたのかが感じられた。
ご本人はすごくきれいでした。でも魔性の香りもただよっていた…。
(ちなみにその時見たのは『高校生心中』。ひどい映画だった)
『恋するまで』で富島作品に狂い、すぐDVDを借りたのが2月の上旬。
内容もそうだが、関根(現高橋)恵子が若くしてヌードを披露したことで、
当時そうとう話題だったようだ。
以下某所で書いた日記引用
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1970年大映
ストーリーは、あえて書くこともなかろうが、17歳でみなしごとなった玲子が、バイト先の保育園で、子持ちの建築デザイナーと知り合い結婚する話。
今となっては他愛ない話ですが、予告編では「賛否両論を巻き起こした」なんて大々的に文字が踊っていました。
感想としてはこの映画は関根恵子を見る映画でした。
役どころでは17歳だが、当時の関根恵子はなんと15歳。
がっちりとした体格と大人びた表情、色気のあるセリフまわしがとても10代には見えない。
見どころである初夜のシーンは、さすがに胸もうつらず、ほとんどうつぶせになり、峰竜太っぽい相手役(新克利)がごそごそやっていました。
今となっては大したことがなさそうだが、さすが15歳という年齢を考えると「体当たりの演技」といえるのだろうな。
さて、映画は通俗作品だろうが、原作はどうなのだろうか。
作品中の
「夫婦には強い絆があるから」
「絆って?」
「体よ」
というせりふにのけぞったが、「愛しあう二人にとって性は大切なもの」というメッセージは込められているようだ。
図書館でまた取り寄せるか…。
最後に、胸キュンしたセリフをひとつ…
目は見るためだけじゃなく、つむるためにもあるんだよ
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このセリフがいつ出てくるのかと思ったが、結局原作には出てこなかった。
予告編には「きみが妹のような気がして…」というセリフもあるが(本編はなし)、これもない。
(youtubeを貼り付けようと思ったら削除されていた。DVDには収録されています)
映画と原作は全く別物でしたね。
映画のほうが、まさに「レモンのみずみずしさがいっぱい」で、さわやかな感じ。
原作では大して登場しなかった喜久子が、玲子のライバルとしての役柄をしっかり果たしており、
ストーリーも娯楽性をましている。
(この喜久子役の女優さんがカッコイイんだ!)
吉川が喜久子とあやまちで“ラブ”をした過去があったり、
ふてくされた玲子が家出してゴーゴーを踊りまくったりするところにも人間らしさを感じる。
そうか、原作は“完璧な理想の女性(と恋愛)像”を描いていたのかもしれない。
さてDVDを見てまもなく、レイトショーで「関根恵子特集」をやっていて、
せっかくだからとトークショーのある日に見に行ったのだが、すごかった。
映画館で逃げ出したくなったのは初めてだった。
当時の少年・青年たちに何を与えたのかが感じられた。
ご本人はすごくきれいでした。でも魔性の香りもただよっていた…。
(ちなみにその時見たのは『高校生心中』。ひどい映画だった)