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半径1mの世界

年越し@京都 その1:精進料理

2005-12-31 | Weblog
今回は念願かなって、12/31~1/1年越しを京都で過ごしました。
いつもならば「これでもか!」とばかりに過密スケジュールを
組んで楽しみますが、今回はゆったりと。

日程ははこんな感じ。
12/31:天龍寺~六曜社~錦市場~蛸薬師堂~ホテルで年越しそば&休憩
    深夜から:八坂神社~知恩院~高台寺~清水寺~ホテル

1/1:ホテル~上加茂神社~宇治中村藤吉郎~伏見稲荷 

【写真公開中】
http://photos.yahoo.co.jp/fm_hand

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【天龍寺篩月(てんりゅうじしげつ)で精進料理】

精進料理なので、そんなにお腹一杯にならないと思いきや、
とんでもない!かなりの量で同行者にも手伝ってもらう。
一汁一飯五菜で、白味噌の野菜の汁(京人参が美味しい!)にご飯、
焚き合わせ、白和え、胡麻豆腐、盛り合わせ漬物で構成されています。
ご飯が恐らく釜炊きのようで、もの凄く美味しかった。
他には湯葉や、黒豆の煮たもの、白和え、葛で餡をかけたお豆腐、
などが美味しかったです。

精進料理の定まりというのが以下のようにあり、なかなか手間が
かかっていると思います。
・動物性食品は使用しない 
・植物性食品のみで料理する(ニンニク・ニラは使用しない)
・だしは、昆布、椎茸、炒り大豆等でとる
・季節感、五法(生・煮る・焼く・揚げる・蒸す)、五味(鹹(カン 塩気)・
甘・酸・辛・苦)、五色(赤・青・黄・白・黒)を大切に調理する

箸袋には食事の心得のようなものがかいてありました。
一ツ この食物が食膳に運ばれるまでの、幾多の人々の労力と自然の恵みに
   深い感謝を致します。
二ツ この食事を食べるに当たり自分自身、日常生活に於て、それに値する
   だけの徳行をつんでいるだろうかと自分自身に問いただす。
三ツ この食事に向かって貪る心、厭う心を起こしません。その時、その場に
   出されたものを最高と思う。
四ツ この食物は、天地の生命を宿す良薬と心得て頂きます。
五ツ 目的を全うするための活動源であることを心に於て食する。

うーん、、、深い。まさに「頂いている」ってことなのです。
「頂く」だけの徳行を積んでいるのか自問自答。いい年の瀬です。
2006年は精進料理にチャレンジしてみたくなりました。
以前から気になり手には取ってみたんですが、お寺が監修した指南書が
でているのでこれは入手ですね。



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