浮き世で三昧・狛犬三昧

森羅万象に思いを馳せる

糸魚川市「諏訪社」の狛犬さん

2017年05月22日 | 狛犬シリーズ
前回紹介した「秋葉神社」よりも少し北東側にある「諏訪社」の狛犬さんが糸魚川市シリーズとしては最後の紹介になる。
「秋葉神社」の西側に「諏訪神社」があるが、それとはことなる「諏訪社」。お社の向こうに日本海が垣間見える。訪れる人も少なさそうな敷地に1対、狛犬さんがいた。


「阿吽」どちらの狛犬さんも少し上を向いている。とても不思議な髪型をした狛犬さんだ。ベースの髪の毛があって、その上にカールした髪の毛の房がぶら下がっているといえばいいだろうか。まずは「阿」の狛犬さん、横姿から見てみよう。前足の後ろにも、後ろ足の後ろにも、とても素敵な彫刻が施されている様子が見て取れる。


口ひげの周りにも房の飾りがついている様子。ひょうきんな顔で、眉毛の凛々しさととても可愛らしい笑顔が共存している。


「吽」の狛犬さんを正面から見てみると、「吽」にはツノがあるようだ。こちらも笑顔が愛くるしい。


口ひげの彫刻はまるで海の水面を走る波のようにも見える。


「諏訪社」の狛犬さんの尻尾はもみじ饅頭タイプだ。広がりのある、団扇のような、ぽったりした作りだ。


真後ろから見てみるともみじ饅頭タイプである尻尾の様子がさらに良くわかる。


さて、狛犬さんの顔をじっくり見てみる。なんとも表情が豊かだ。


あれ?なんだか、府中市の「大国魂神社」で見かけた狛犬さん(↓)に似てはいないだろうか?