初鹿 史典の熟成を楽しむ!

【第241回】2度目の家づくり

 先日打ち合わせでの事。
そのお客様とは非常に通じ合う事が多くあり、お聞き取りするというよりは
お互いが感じ合うという(←ちょっと微妙なニュアンスですが...汗)スタイル
の打ち合わせになってしまいます。

 ですから、それらを社内で報告する際の報告の仕方が難しく、メンバーから
すると理解しにくいものになっていたりするわけです。

 その方とは、今年の2月2日(私の誕生日)に展示場にて、ちょうど18時ごろモデルハウス
の扉を閉めようとした際に偶然玄関前にいらっしゃり、声を掛けさせていただいた
訳ですが^^

 そこから、3時間くらいたわいもない話が続き、最後に出た言葉が「私、展示場に
こんなにいたのは初めて凄い居心地が良いの!」←これは良く言っていただける言葉です。

 それにつづけて、25年前に1度目の家づくりを経験されたとのことでしたが、不思議な
事に、それを計画している最中、”私、必ず2度目の家づくりをする”と思っていたらしいのです。

 1度目の家づくりは、養女として迎え入れてくれた家の母の介護、まだ若かったという事もあり、
設計士に自分の意見をしっかりと言えなかったという事。そして、潜在的にあった将来人に貸すかも
という思いなど終の棲家としては相応しくはないというものでした。

 これらの事を頼りに家づくりの話が展開していったのですが、その道中よく言われたのが
他のメーカーさん、他の営業の方とはこちらの対応が全く違うという事です。

 例えば、他社では、常に奥様お一人での来場のこのお客様に、「ご主人様を今度是非お連れして下さい」
とか、ご予算はいくらですか?とか、そして、そのご予算どおりにプレゼンしてくるとかです。
「あ~造らされてる」というのが本音だったそうです。それも、そうです、大手住宅会社のほとんど
がパックプランを用意してあり、それに当てはめていきますから...直感的に感じとっていたのですね^^;

 ただ、私としてはこのような進め方に疑問を感じておりました。それは奥様の2度目の家づくりに対しての
目をランランと輝かせて語る表情です。まず話を聴いてもらいたいのだな~と感じましたので、あえて、
ご主人の同席、現実的な金額的な部分については触れませんでした。

 希望の間取りを介して、お客様の背景、想い、思想などを徹底的に聴きました。そこからドラマが動き出したのです^^
続きは次回。。
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