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梅雨、アジサイ、カタツムリ。 これはウソです!! ・・・か?

2013-05-29 | 本当かな? 世の常識=自然界の非常識
またまたカテゴリーを追加しました。
フィールドワーカーの僕は、雨の多い時期や、冬季は、フィールドへ出る機会が減ります。そこでそんな時にも、ブログをアップできるコーナーを作っておくことにしました。
世の中で、自然に関して信じられていることが、実は間違っているということなどがたくさんあります。しかし、それをTVなどの放送で、まことしやかに流されたのでは、黙っていられません。おじさんは怒ってしまいます。しかし、怒りを強くし過ぎないように、このコーなだけは、です・ます調で書くことにします。

さて第一回は、アジサイとカタツムリです。
梅雨。アジサイ。ときたら、カタツムリはつきものです。しかし、1週間ほど前のTV番組内で、こんなシーンがありました。

「この絵の中に、間違いがあります。それは何でしょう。」というものでした。そこに示された絵は、まさに、雨の中、アジサイの葉の上にカタツムリがいるというものでした。そして、「実は、これ(カタツムリ)が間違いなのです」というのです。
「アジサイにカタツムリ、よく目にする光景ですが、アジサイに、カタツムリは付かないのです」と言うではありませんか。僕はかなり驚きました。「いったい何を言い出すのだ…。」すると「実は、アジサイには、青酸カリに似た猛毒成分があるため、アジサイにはカタツムリは付きません」というのです。

アジサイに有毒成分がある事は僕も知っています。カタツムリを専門で研究したわけではありませんが、カタツムリがアジサイを食べているのは、見たことがありません。しかし、アジサイの葉の上をカタツムリが這っている。あるいは、葉に張り付いているシーンは、ごく普通に見られます。ちなみに、アジサイの葉が食われてボロボロになっているのをよく目にしますが、それは、ハバチ類の幼虫が食べたものです。
毒がある→だから食べない→だからアジサイにカタツムリは付かない。という構図は、かなり無理があるようです。

僕の見たTVの放送では、どこで、どう間違えたのか無理な構図を盲目的に信じた、あるいは、ほとんど知識の無いアナウンサーが、わからないうちに、誤った表現の仕方をしてしまった。ということなのでしょうか。
しかし、実際にフィールドに出てみれば、当たり前に見るのですから。とにかく、ちゃんと見ている人の話を聞きましょうよ!

最後に、今日僕が仕事に行く途中で見付けた、アジサイについたミスジマイマイの写真を載せておきましょう!


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