ファミリー メンタル クリニック

児童精神医学,サッカー,時にテレビや映画、Macのネタ。
要するにひとりごと・・・

途切れない支援を

2009年04月06日 | 児童精神医学
会議やミーティングと名のつくものからは逃げてきた。
大学の医局にいる時は、教授会に無理矢理出席させられた。失礼な話だ。
それからは余計に逃げに拍車がかかる。(笑)

診断書作成週間が済んだけど、このままじゃいけないだろうと、今日は、ミーティングをもった。
医療機関で診察はしても、その後どうなったのか気になる。
漢字が書けないまま中学校に進学した子なんてどうなったんだろう・・・・医療で行うことは診断書まで・・・・と簡単に割り切れない。

療育、教育、就労支援。
ストレスがかかる段階での危機介入。
医療だけで支援はできない。しかしニーズは高い。
連携がとれないと支援がぶち切れる。
ニーズは高いものの,どこでどんな支援が必要か市町村窓口で教えてくれさえしない。

これまでは発達支援センターと割と連携してた。
でも、沖縄県は支援センターの選定に大きな疑問が残る決定をしたように思われる。
確かに、これまて弱かった就学前の子どもたちの支援は厚くなるだろう。今回の選定は。
でもニーズは、人口は,当然就学後の数が圧倒的に多い。6歳以前の人口と7歳から30歳までの発達障害児童や成人の数はどっちが多いですか? という問題だ。
小学生でも分かる。

そんなこんな考えると、これまでのように支援センターを利用できない不測の事態を想定すると,自分たちで動く方がいいと、発達障害系のぼくは考えてしまう。

途切れない支援・・・・県が口で言う分には簡単だ。紙切れ1枚で済むと思っているようだ。
小さな零細クリニックで途切れのない支援を・・・・実践するにはどうすりゃ良いんだろう・・・・

そんなことを考えているが,途方もないようで,現実味があるようで・・・・

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