ファミリー メンタル クリニック

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要するにひとりごと・・・

成人のADHDに対する薬物療法を適応すべきというアンケート調査

2010年01月25日 | 児童精神医学
相変わらず、妙な日本語の使い方で、すみません。

ADHDの専門医にしか処方できない治療薬Cがあります。
しかし、ADHDの診断治療を専門的に出来る医師は、ADHDが子ども時代で卒業できる状態でないことを熟知しています。
逆に、それを知らない人は専門医ではないと皮肉を厚労省に訴えたいです。

専門医しか処方できない薬物も現在は、成人の使用に向けて研究が重ねられているのだろうと思います。

また、専門医登録をしないでも処方できる薬剤が昨年発売されました。日本でも。
けれど、まだ一度も処方をしていません。
そもそも、ADHDで薬物療法をする児童の割合が少ないので。

その新薬Sについて、成人への使用を認めて欲しい・・・・と回答すべきアンケート調査が来ました。
18歳を過ぎたから、昨日まで使っていた薬を日付変更線でばっさりと切ることは出来ないでしょうが。
適応が認められてないので、仕方なく切ってしまうかもしれません。
厚労省が認めてくれないと、保険診療が出来ませんから。

そもそも、ADHDについて厚労省の役人が普通に考えると、年齢で制限すること自体がおかしな話です。
専門医にしか処方を認めないのであれば、専門医に任せて欲しいモノです。


官僚の人たちは、専門的な知識があり、自分たちに落ち度はないと公言してはばからない連中なのにね~
わざわざこんなアンケート調査をしないといけないこと自体が嘆かわしいトホホ

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1 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
最近…… (kaetzchen)
2010-02-03 18:40:13
「うつ・不安ネット」http://www.cbtjp.net/ なんていうサイトが立ち上がってますね.

決済はクレジットカードのみとあるけれど,果たしてどれだけ効果があるものやら.(^_^;)

ちなみに,無料診断で遊んでみたら,私は「簡易抑うつ症状尺度(QIDS -J)」で 24点「21点 ~ 27点 きわめて重度」と診断されてしまいました(笑) そんなにビョーキかよ.
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