ファミリー メンタル クリニック

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要するにひとりごと・・・

特別支援学校への編入が断られた・・・・S先生新聞投稿記事

2010年04月19日 | 児童精神医学
土曜日研究会でご一緒したS先生が、今朝の新聞に投稿していた記事。
発達障害があり、親御さんが悩んだ末、特別支援学校(養護学校)への転校(編入)を申請した。
これまで受容するためのつらさがあり、その上で決めたことだ。

しかし、県がそれを断った。
通常学校で特別支援教育が個別の支援ができているとよいが、県内の動きはかなりばらつきがある。

小学校でもっとも特別支援教育に力を入れているように見える。
しかし、中学・高校となると全く自分たちには無縁の世界だと教師は思っているようだ。
(と、皮肉を言いたくなることが多い)

そもそも・・・話はさかのぼるが、個別支援でなく特別支援という言葉を選択した時点で文部省の怠慢だ。
予算をつけられないので、特別支援。予算がつけば個別支援になったのだろうと邪推する。

現場の教師の批判が多い拙ブログだが、大変なことを前提として教師への愛情をもって激励のつもりだ。(半分はホントです)
予算もない中で配慮をするようにいわれても無理だろう。

この新聞投稿では予算のことはふれてないが、おそらく特別支援学校に生徒がどんどん入ってくると困る・・・・そんな行政の計算が働いていなければ良いのになあ・・・・といらん心配をしてしまうのである。

感覚的には10%が「特別支援」が必要じゃないかなあ・・・・と実感するのだ。

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