昨今のいじめ問題や高校教科未履修問題の報道のタイミングや、集中的な報道について、一体これは何が起きているのだろうと考える。 サッカーで言えばボランチ的な考えで(笑)攻撃の時は今逆襲されるとやばいぞと考え、守備の時は今ボールを奪って反撃に転じるにはと、常に全体のバランスを考えるのがお仕事。頭を使うとはこういうことでしょうかね。オシムさん。
さて先日のエントリに意外とコメントが多く、2,3日の間コメントを見直している。ヒントはタクシーの運転手さんだ。
何が問題なのか、いくつか考えてみる。
学校で生徒がいじめのために死亡したこと。本来あってはならないことだが、福岡の事件が日本で初めてのケースではない。
これまでにきちんと対応が出来ていれば防げたケースである。そんな報道は少ない。これまでも事件がある度にワイドショー的な報道のみだ。保坂議員のように報道ではいじめを苦に自殺した生徒がいる。しかし文科省のデータでは何年も連続でいじめによる死亡者数0が続くのはおかしいと報道したところはない。
いかにも担任教師の個人攻撃に矛先が変化してきているのは、良い議論の仕方とは思えない。
担任教師が自殺をすれば済む問題なのだろうか?
教師のいじめのウラに教職員がかなりの割合で「精神疾患=ストレス関連=過労」で病休する者が毎年増えていることも、報道されるがアリバイ報道で深く議論する方向には進まない。
教師も生徒も病んでいる状況は何だろうか。
本来マスコミも教育再生会議もそこを深く議論しないといけないのだろう。
免許更新制の問題でなく5年毎に半年間はきちんと研修するとか、各自治体の費用で大学院に行き更に教師の知識や教育学の方法論を学ぶ機会を設けるなどどうして健全な意見が出ないのだろう。国会議員は海外へ視察研修するではないか。何をしているのか分からないことも多いようだが。衆議院議長が海外視察も必要だが衆議院本会議には原則全員出席するようにとコメントを出している。これは国の代表機関たる国会で大きな問題として国民にどうして報道されないのだろう。
何が言いたいか、構造的な教師と生徒の問題を把握しないといけない。現場は現場であるが、国会は国の規模で教育を考える必要があると言いたい。科学技術立国を目指している国だとボクは子どもの頃に思っていた。しかしITという言葉が出始めた頃には高校生の理数科離れが言われている。
それともアメリカのようにコングロマリット化した世界企業を戦略的に作っていき、世界中のどこからでも新自由主義的な利益を目指す国家像をイメージするのか?
小さな国だけど、生まれて死ぬまでは慎ましくも幸せな生活が出来る福祉国家を目指し、人を尊敬し障害者への差別や偏見をなくし、共生できるような国家像を持ち教育していくのか?
ビジョンがないことが一番の問題だ。
立花隆氏のリポートで知ったのだが、東大は元々官僚養成のための大学だったという。それも必要だったのだろう。貧しい国を発展させていくために全国の英知を結集させる戦略もありだと思う。今は金持ちの子が世襲するための大学となりかけている。
さて保坂議員の質問の後に教科未履修問題が出てきた。文部省はいじめ問題では痛いところ突かれそうと考えたのかどうか分からないが,そもそも富山県の高校で端を発しているように見えるが,このじきに告発する内部の教師も生徒もいないはずだ。
だれが最初のニュースソースなのだろう。
そして,多くの命にかかわるような問題で政府は適切な数字さえ出すのに5年もかかったりするのに,今回は1週間もしないうちに41県で7万人と速攻でデータが出た。
これだけデータが出るのなら耐震偽装マンション総数やリハビリ打ち切りで困っている患者さんの数は1ヶ月もあればすぐに明らかになるだろう。
この教科未履修問題,どうもアヤシイ。
ボランチ的な発想からすると,現場の教師を責め続けているときは,誰がどのように攻撃を仕掛けているのか考えないといけない。(んだよね オシム監督!)
教師によるいじめ,生徒を指導できない教師,教科を教えることも出来ない教師,国旗国歌に反旗を翻す教師,教科書をきちんと教えない「公立」学校,監査をきちんとしない教育委員会,飲酒運転の教師,セクハラをする教師,児童売春をする教師・・・なんでも良いけどとにかく悪さをする教師・・・・
教師がいけないんだ。教育基本法改正だ。
家庭教育がなってないんだ。18歳以上は半年間精神修養を親元離れてすべきだ!
誰が何を狙って騒いでいる問題なんだろうか。ホントのところ。
教師が忙しいのならクラスの生徒数を減らす。教師を増やす。時代にあった授業が出来ないなら半年本気で研修してもらう。
学校は教師だけで運営するわけでないからPTAも毎日授業参観をする。
何も全て教育基本法が悪いわけではない。
ボランチ的な考えとしては,ひとつの攻撃パターンで来る相手には,攻撃の起点となる選手をマークするという鉄則がある。
今の教育議論マークするところはどこなんだろう…そこが今回のポイントかな。
さて先日のエントリに意外とコメントが多く、2,3日の間コメントを見直している。ヒントはタクシーの運転手さんだ。
何が問題なのか、いくつか考えてみる。
学校で生徒がいじめのために死亡したこと。本来あってはならないことだが、福岡の事件が日本で初めてのケースではない。
これまでにきちんと対応が出来ていれば防げたケースである。そんな報道は少ない。これまでも事件がある度にワイドショー的な報道のみだ。保坂議員のように報道ではいじめを苦に自殺した生徒がいる。しかし文科省のデータでは何年も連続でいじめによる死亡者数0が続くのはおかしいと報道したところはない。
いかにも担任教師の個人攻撃に矛先が変化してきているのは、良い議論の仕方とは思えない。
担任教師が自殺をすれば済む問題なのだろうか?
教師のいじめのウラに教職員がかなりの割合で「精神疾患=ストレス関連=過労」で病休する者が毎年増えていることも、報道されるがアリバイ報道で深く議論する方向には進まない。
教師も生徒も病んでいる状況は何だろうか。
本来マスコミも教育再生会議もそこを深く議論しないといけないのだろう。
免許更新制の問題でなく5年毎に半年間はきちんと研修するとか、各自治体の費用で大学院に行き更に教師の知識や教育学の方法論を学ぶ機会を設けるなどどうして健全な意見が出ないのだろう。国会議員は海外へ視察研修するではないか。何をしているのか分からないことも多いようだが。衆議院議長が海外視察も必要だが衆議院本会議には原則全員出席するようにとコメントを出している。これは国の代表機関たる国会で大きな問題として国民にどうして報道されないのだろう。
何が言いたいか、構造的な教師と生徒の問題を把握しないといけない。現場は現場であるが、国会は国の規模で教育を考える必要があると言いたい。科学技術立国を目指している国だとボクは子どもの頃に思っていた。しかしITという言葉が出始めた頃には高校生の理数科離れが言われている。
それともアメリカのようにコングロマリット化した世界企業を戦略的に作っていき、世界中のどこからでも新自由主義的な利益を目指す国家像をイメージするのか?
小さな国だけど、生まれて死ぬまでは慎ましくも幸せな生活が出来る福祉国家を目指し、人を尊敬し障害者への差別や偏見をなくし、共生できるような国家像を持ち教育していくのか?
ビジョンがないことが一番の問題だ。
立花隆氏のリポートで知ったのだが、東大は元々官僚養成のための大学だったという。それも必要だったのだろう。貧しい国を発展させていくために全国の英知を結集させる戦略もありだと思う。今は金持ちの子が世襲するための大学となりかけている。
さて保坂議員の質問の後に教科未履修問題が出てきた。文部省はいじめ問題では痛いところ突かれそうと考えたのかどうか分からないが,そもそも富山県の高校で端を発しているように見えるが,このじきに告発する内部の教師も生徒もいないはずだ。
だれが最初のニュースソースなのだろう。
そして,多くの命にかかわるような問題で政府は適切な数字さえ出すのに5年もかかったりするのに,今回は1週間もしないうちに41県で7万人と速攻でデータが出た。
これだけデータが出るのなら耐震偽装マンション総数やリハビリ打ち切りで困っている患者さんの数は1ヶ月もあればすぐに明らかになるだろう。
この教科未履修問題,どうもアヤシイ。
ボランチ的な発想からすると,現場の教師を責め続けているときは,誰がどのように攻撃を仕掛けているのか考えないといけない。(んだよね オシム監督!)
教師によるいじめ,生徒を指導できない教師,教科を教えることも出来ない教師,国旗国歌に反旗を翻す教師,教科書をきちんと教えない「公立」学校,監査をきちんとしない教育委員会,飲酒運転の教師,セクハラをする教師,児童売春をする教師・・・なんでも良いけどとにかく悪さをする教師・・・・
教師がいけないんだ。教育基本法改正だ。
家庭教育がなってないんだ。18歳以上は半年間精神修養を親元離れてすべきだ!
誰が何を狙って騒いでいる問題なんだろうか。ホントのところ。
教師が忙しいのならクラスの生徒数を減らす。教師を増やす。時代にあった授業が出来ないなら半年本気で研修してもらう。
学校は教師だけで運営するわけでないからPTAも毎日授業参観をする。
何も全て教育基本法が悪いわけではない。
ボランチ的な考えとしては,ひとつの攻撃パターンで来る相手には,攻撃の起点となる選手をマークするという鉄則がある。
今の教育議論マークするところはどこなんだろう…そこが今回のポイントかな。
大手マスコミは報道の使命というのが抜け落ちているように思われます。
これだけ連日ひとつのことを皆が騒いで、生徒は悪くない教師が悪い教育委員会が悪いと叫び続けていると、次は教育委員会の予算についてのリーク情報が出てきて、教育委員会廃止論が出てくるのでしょう。社会保険庁つぶしの方法と全く同じですね。
それもイニシアチブによる医療・教育改革に向かっている面も常に念頭においてないといけないですね。
いやーニュースを見るだけでも疲れる今日この頃です。
施設にいる費用もないので、家に帰った。家には80歳を過ぎた寝たきりの親しかいないはずなのにね・・・とか噂など入ってきます。
憲法改正とか論じる前に基本的生存権を侵害する障害者自立支援法を撤廃するような議論をしてほしいです。
全く今の教育基本法の理念との関連とは異なると思うのですが、このあたりはアベ政権はコイズミ政権と同じ構造のように思えます。
法制化に利用できるモノは死者でも弱者でもなんでもござれ…
今の教育はこれで良いのですか?!とコイズミ流に訴えて教育基本法改正賛成か反対かとやるのでしょうか?
# これを「陰謀論」だなんて言うバカは論外(笑)
あとは在宅介護人さん,地方の公立進学高も,県境に近い所は進学率が一気に下がっています。典型的なのが安倍が住民票を置いてる下関の,下関西高です。かつて県トップの入試難易度と進学率を誇ってたかの高校はついに東大・京大・医学部ゼロとなりました。理由は簡単で,成績の良い子は小学生の頃から海を越えて九州の英進館進学塾へ通い,小倉の明治学園などの中高一貫校へ入ってしまうからなんです。結果として,ゆとり教育を受けた貧しい子しか下関の地元高校へ進学できず,トップが九大というのが現状です。関西地方だと奈良県や滋賀県もそうですね。
何でそこでこんなパスをだしのだろう。そうかこの伏線だったのかと。
バランス感覚が大事ですよね。
今の、マスコミの教育問題の取り上げ方は異常な過熱ぶりを感じます。
本来なら、世界の中で日本の子どもは勉強している時間が短いとか、本を読まないとか、理科系の問題が弱いとかニュースになったときにどんどんニュースを報道するのなら分かります。
今の報道は、本当に教育とは何かという問題を論じているのではなくて、ガッコー=悪 というスローガンをがなり立てているだけのように思われます。
ユーセーミンエー化賛成か反対かみたいな。
世の中の事象を白黒で答えを出そうとするような、マスコミの仕掛けにだまされるといけないですよね。
悪玉と善玉に分けて,どっちが正義の味方かとする。いつだったか,私が「月光仮面の本職は任侠だ」と書いたら驚かれたことがありました。みんな「月光仮面は正義の味方」だと洗脳されていたんですよね。案外,「サタンの爪」の方が人間の本性として「まとも」なのかも知れないって,考えられないんですね。だって,月光仮面が白装束なのは全身に見られては困る入墨があるからだし,二丁拳銃なんて持ってるのは銃刀法違反だ(笑) そこまで言われて,白と黒とが実は逆だったかも知れないと気付くんですよね。
# あぁ,年齢が分かる……。(^^;)
ガッコー=悪 というスローガンも似てますね。なかまたさんに先に書かれてしまったけど。