ぼくのありか。

僕は此処にいる。君は何処にいる?

Fate/stay night 第13話 「冬の城」感想。

2006年04月01日 | Fate/stay night
潰えた光。
でも眼差しはかつてのままで。

事態は深刻。
宝具を使用したセイバーはほとんど魔力を失ってしまった。
このままでは現界がやっと。
聖杯戦争には勝てない・・・。

士郎は選択を迫られる。
マスターからの魔力の供給。
しかし、それは不可能。
令呪を以ってセイバーに人を襲わせ、魔力を得ること。
しかし、それは自分の信条に反するし、セイバーを汚すことになる。
答えは・・・出ない。

セイバーの過去。
それはアーサー王の記憶。
あまりに凛々しく、偉大な。
選定の剣に選ばれ、不老となった若きアルトリア。
龍の化身と云われるほどの存在。
けれど、士郎が魅せられたのは剣だった。
麗しく、崇高な選定の剣。

士郎は目覚め、アーチャーと対話する。
赤き弓兵の言葉。
現実を見据えたソレは士郎を焦らせる。
そして、心に突き刺さる。

セイバーは自分より、お前を守ることを選んだのだ
それを決して忘れるな


士郎は惑いの中。
そこに現れたのは白い少女・イリヤ。
会話をしているうち魔眼に囚われ金縛りに。
流石は士郎、魔術耐性が無さ過ぎです。

無意識に欲するは黄金の剣。
手にするために必要な魔術は“強化”ではなく・・・。

森深く、アインツベルン城。
囚われの士郎と無邪気なイリヤ。
交わされる噛み合わない言葉
示される予想外の提案。

セイバー目覚める。
・・・色っぽいなぁ。テヘ。
夕日に照らされる浴衣姿。グッときます。

凛に助けを求めるセイバー。
けれど、アーチャーは反対の意を述べます。
ま、相変わらず正しいこと言ってますけど。
結局は士郎を助けに行くことに。
甘いな、凛。

ね、シロウ
私のサーヴァントになりなさい


白い少女の提案。
自然に紡がれた言葉。

シロウはここにいればいいの
私がずぅ~と守ってあげるから

もぅ・・・分かってないんだから
い~い? 今のシロウは籠の中の小鳥なのよ
生かすも殺すも私の自由なんだから


あんまり私を怒らせるようなことを言っちゃダメ
それに、10年も待ったんだもの 簡単に殺しちゃうなんて、そんなのつまらないでしょ


妖艶であり、残酷であり。
言動は少女とは思えない、常軌を逸したもの・・・。

もう一度だけ訊いてあげる
シロウ、私のモノになりなさい

ダメだ!僕は堕ちた。
僕には断ることができない。
あんな娘にココまで言われては・・・。

イリヤ、お前の言うことは聞けない
俺にはセイバーがいる
だから俺はマスターとして戦うだけだ


く、くそぉ!こいつ断りやがった!
お兄ちゃんになってやれよぅ・・・。

イリヤが口にするのは一変して冷酷な言葉。
自分は既に慎二を殺した。
他のマスターも・・・殺す、と。

セイバー・凛・アーチャーは森に。
果たしてイリヤを止めることはできるのか?
足手まといの士郎は救われるのか・・・。

次回、「理想の果て」。
セイバールートだとすると“彼”は・・・。


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もう一度だけ言ってあげる。お、押しなさいよっ!押しなさいったら!











2 コメント

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Unknown (syun)
2006-04-07 02:32:48
どうも今だにライダーの復活を信じているsyunです。原作の中間地点ですね。このまま行くと彼は・・・わかってはいるのですがセイバールートをそのまま進んでしまうとライダーにせよアーチャーにせよ、他のサーヴァントにせよ、いまいちドラマが展開せず退場するキャラが多いですよね。ライダーは壮絶な過去を背負っているのにアニメだけ見たら、序盤の中ボスくらいにしか見えなかった人も多いと思います。なんとかセイバールートを主軸に他のキャラにも光が当たるストーリー展開にならないものでしょうか?非常に難しいでしょうけど。それではライダーびいきの長文失礼しました。次の感想も楽しみにしています!
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Unknown (真心)
2006-04-07 15:41:50
再びのコメント有難く。

Fateの方は完全にセイバールートを辿っております。

まぁ、客観的に一番綺麗なストーリーであることは間違いないわけです。



ですが、このまま進めばライダーやアーチャーにはスポットライトは当たらないまま、と。

それは余りに不憫であります。

桜に関してもかなり同情していたり。



アニメ中、何らかの形で補完されないかなぁなどと淡い期待を捨てられずにいる、今日この頃でありますよ。
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