林業普及指導員REPORT

島根県東部農林水産振興センター 出雲事務所 
林業普及グループ REPORT

ニホンジカの生息頭数を調査しました

2014年12月03日 | その他
すっかり寒くなりましたね

山を登れば汗ばむような11月の中旬から
小雪舞う12月初旬にかけて、出雲北山山地に生息する
ニホンジカを数える調査を実施しました。

調査は計11箇所、調査動員数はのべ300人以上で、
県、市、森林組合、地元住民の皆様の参加協力により行いました

1人5ha程度の調査区画を受け持ち、
その中を1時間かけて歩き、目撃したシカの数などを
記録する調査です。

調査開始前に、事前説明を受け、
各班に分かれて山を登ります


事前説明の様子


登山中

現場状況は地形・標高ともに様々。
その日の天候も関わります。
今年度は曇りがちな日がほとんどでした

山頂まで一時間近くかけて登ることもあります


ゴールかと思いきや、この表示で心が折れることも



登ったあとには、こういう景色が待っていることも

奥山に もみぢふみわけ 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき by猿丸太夫 

調査開始後、シカを目撃する人や
シカの警戒音(鳴き声)を聞く人もいます。

また、シカが木の皮を食べたり
角で皮を傷つける被害を見つけることもあります。


そういう害から守るために
木の枝を巻き付ける防護です。
(手ブレ撮影ですいません)

今年度の一斉調査は終わりましたが、
引き続き個別の聞き取りや地元の人から報告いただくなどして、
状況把握をしていきます。
調査にご参加いただいた皆様、お疲れ様でした。
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