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水茎岡山城

2014-02-03 06:52:30 | 滋賀県
 水茎岡山城

2014/1/12

滋賀県近江八幡市のお城めぐり

 足利幕府十二代将軍足利義晴が生まれた土豪九里氏の居城

≪ お城の概要 ≫

城名: 水茎岡山城
よみ: スイケイオカヤマ
別称: 岡山城
所在地: 滋賀県近江八幡市牧町
現状: 山
築城年代: 永正五年(1508)
築城者: 九里備前守信隆
形式: 平山城
遺構: 曲輪・腰曲輪・土塁・堀切
規模: 1,000m×1,000m、標高187.7m、比高104m
文化財:
訪城日: 2011/3/13・2014/1/12


≪ 訪城記 ≫

八幡山城から水茎岡山城へ向かう。

市立図書館前の道を西進、白鳥川を越えて大房交差点信号を右折、白鳥川沿いに琵琶湖岸へ進み、湖岸白鳥川三叉路信号を左折、琵琶湖岸沿いの湖岸道路を西進、湖岸道路が山の間を抜ける手前、道の右側にある老人ホーム「水茎の里」の手前で、湖岸道路脇の未舗装の側道へ入り、老人ホームの西側で広い道の端に車を駐車可能です。ここに車を駐車する。

老人ホームの西側、湖岸道路の南側の山が水茎岡山城跡で、山の中腹にある水道施設へ登る急な階段を登り、水道施設からまだ上へ登るのですが、非常に急で、登った時期も悪く、雪が残った状態でよく滑ります。私も2回滑ってドロドロになりました。登り切った台地状の竹藪内の通路を抜けると深い堀切があり、この堀切を越えた先に東西に長い曲輪があり、真ん中が堀切で分断されています。西側の曲輪の先から下に降りて、曲輪の北側下にある腰曲輪沿いに最初の堀切に向かって行くと、土塁跡や曲輪の切岸を見られます。
山を下りて湖岸道路を西に歩くと、湖岸道路の右側にも山があり、この山の頂上が本丸だそうですが、登る道がわかりませんでした。
山の間を進む湖岸道路頂部の右側に水茎岡山城趾碑と慰霊碑が建てられていて、前の石板には説明が書いてあります。


≪ 歴 史 ≫

永正五年 (1508) 九里備前守信隆が築城し、同年に第十一代将軍足利義澄を迎え、守護する。
永正八年二月 (1511) 城内で十二代将軍義晴が誕生する。
永正八年八月 (1511) 義澄が京へ攻め上ったが、敗走して帰城後に死去する。
永正十一年 (1514) 佐々木六角氏の謀略で信隆が殺され、子の浄椿が城主となる。
永正十七年 (1520) 佐々木六角定頼の奇襲により落城する。
大永五年 (1525) 九里氏の残党が水茎岡山城に立て籠もり、黒橋の戦いで佐々木六角氏に敗れ、九里氏は滅亡し、水茎岡山城は廃城となった。


≪ 写 真 ≫


登城口


竹藪内の通路


堀切


東側の曲輪


曲輪真ん中の堀切


西側の曲輪


腰曲輪


腰曲輪と土塁跡


切岸


水茎岡山城趾碑と慰霊碑

≪ アクセス ≫

<公共交通機関>
JR東海道本線近江八幡駅からバスで元水茎か牧町西口で下車、徒歩約40分で登城口。約20分で頂上の曲輪。
<車>
名神高速八日市ICを降りて国道421号を八風街道を西進、国道8号を通過して、県道26号を北西に進み、音羽町交差点信号を左折、県道2号を西進、白鳥川を越えて小船木町交差点信号を右折、白鳥川沿いに琵琶湖岸へ進み、湖岸白鳥川三叉路信号を左折、琵琶湖岸沿いの湖岸道路を西進、湖岸道路が山の間を抜ける手前、道の右側にある老人ホーム「水茎の里」の手前で、湖岸道路脇の未舗装の側道へ入り、老人ホームの西側で広い道の端に車を駐車可能です。


≪ 位置図 ≫

水茎岡山城


登城口


水茎岡山城趾碑と慰霊碑


紹介したお城の数 177城



近江の山城ベスト50を歩く
中井 均
サンライズ出版


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