軽井沢版*エッセイスト

軽井沢に移住したイキメン鴨志田が、エッセイストに!?

ヨーロッパ一人旅~1990.5.23(水)はじめてのパリ散策@PARIS

1990-05-23 15:00:00 | エッセイ

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□地下室で荷物を整理していると、1冊の手帳を見つけました。

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□懐かしい・・・。この黒い小さな手帳。私が、大学時代、ヨーロッパ一人旅をしたとき、共に旅をし、思ったこと、感じたことを綴ったメモ帳なのでした。

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□1990年5月21日から6月19日まで、私は、大学を積極的にさぼり、ヨーロッパへ旅立ちました。

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□まあ、実際は、そんなにかっこいいものではなかったんですけど。でも、今の私を支えているもの、原点がここにある、それは確かなことです。


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□旅仲間のJeffと、泊まった安ホテルで朝食をとりながら、私は、前日の経験を生かし、こんな決心をしていました。

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□『昨日は、Jeffにずいぶん世話になってしまった。でも、人に頼っていたのでは、何のために一人旅に出たのか、わからない。今日からは、もっと自分がイニシアティブをとろう。』

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□そんなことを考えながらカフェオレ&パンを頬張っていると、『モナコに行くのか。F1を見るのか。いいな。僕も行こうかなあ。』とJeff。

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□ほとんどプランのない一人旅とはいえ、5/24(木)~5/27(日)のモナコGPを見に行くことが、私の旅の目的の1つでした。5/23の夜行で、コートダジュール(南フランス)に旅立つ予定。

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□既に決心を固めていた私は、彼に言いました。

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□『Jeff、昨日は、君の世話になった。今日からは、自分だけで旅してみようと思ってるんだよ。だから、お互い、ホテルを出たら、別行動にしようぜ。』

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□というわけで、朝食を済ませ、部屋で荷造りを済ませると、私が先に、ホテルを出ました。

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□パリ散歩。これが今日の予定。とにかくパリをうろうろ歩き回ってみようと考えたわけです。

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□ルーブル美術館を通りぬけて、チュイルリー公園、コンコルド広場へ。『あ~、やっと一人旅がはじまった。』と思って、ふっと後ろを振り返ると、100mほど後方に人影。なんとJeff。

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□私は、セーヌを渡り、反対岸を今度はシテ島へ。別に彼をまこうとしたわけではないんですけど、パリの朝は、こんな感じで始まったのでした。

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□シテ島のノートルダムで、一休み。セーヌ川沿いを散歩しながら感じたことは、

●犬が多い(特にでかい犬)こと

●停まっている車を覗くと、ほとんどマニュアル車であること

●日本車、特にHONDAが多いこと(シビック・CRXなど)

●タバコ、香水、車の排気ガスがきついこと

●パリジェンヌは、予想以上に美しいこと

●北フランスだけに、ブロンドが多いこと

●日本人は、想像したより見かけないこと

●でも、爺婆の集団、新婚カップルは、結構いたな

●水とジュース、ビールはほぼ同じ値段であること

●芸術の都も、かなりドブ臭いこと

などでした。

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□のどの渇きを潤し、今度は、エッフェル塔を目指しました。カルチェ・ラタンをうろちょろした後、エッフェル塔に到着。でも、このパリのシンボルからは、あまり感じるものがなかったので、結局、僕は展望台には上りませんでした。

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□規模は小さいけれど、その前に見たノートルダム寺院の印象が強かったのかもしれません。私は、すっかりこの建物、そしてシテ島・セーヌが気にいってしまっていました。

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□その後、パリには2度戻ってくることになるんですけど、一休み、雨宿りによーく使わせてもらいました。

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□再びセーヌを渡り、今度は、凱旋門(シャルル・ド・ゴール・エトワール)へ。

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□心の中でフランス国歌を口ずさみながら到着すると、なんだか不思議な感じがしました。確かに凱旋門自体も『おもしろいなあ』と思ったんですけど。

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□私が不思議に感じたのは、凱旋門の足下を通る12本の大通りが星状に四方に広がっていて、そこを整然と車が行き来していたことでした。日本では、見れない光景ですよね。(ヨーロッパでは多いですけど。)

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□気づいたら、結構歩いていて腹ペコ。凱旋門からシャンゼリゼを下る途中に、世界の言葉マクドナルド発見。

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□フランスまで来ているくせに、なぜかフィレオ・フィッシュが無性に食べたくなり、入店。フィレオ・フィッシュ(F8)とスプライト(F6)をテイクアウトしました。

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□ちなみにパリでは、テイクアウト料金が別にあり、安いです。また、トイレも無料で清潔、ここで済ませるのがよいです。

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□シャンゼリゼ→コンコルド広場→チュイルリー公園→ルーブル美術館→シテ島と散歩し、気づいたら、えらく疲れてしまいました。

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□荷物は中型バッグ1つ(機内持込可の大きさ)。そんなに重くはないとはいえ、身の回りのものすべてが入っているわけです。

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□散歩するのに、なにもずっと持ち歩いている必要もないのです。しかも、バッグの中には、小さいバッグが入っていたのです。1日歩き続けたので、さすがに私もくたくたでした。

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□この失敗経験を生かして、以降、大きい荷物は、必要なものと貴重品などを抜いて、ロッカーに預けることにしたのでした。

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□陽も落ちてきて、いよいよ夜行でモナコへ発つ時間が近づいてきました。

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□前にも書いたんですけど、ヨーロッパの大都市同様、パリにも、パリ駅という駅はありません。

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□私が旅立つモナコ方面への列車に乗るには、リヨン駅(GARE DE LYON)に行く必要があります。この駅で、やっとユーレイルパスのスタートの日付を入れてもらい、私は、ヨーロッパ列車の旅に出るのでした。

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□さあ、明日は、モナコGP予選だ!


■ルート■
◇PARIS
  ↓
◇20:30/PARIS<GARE DE LYON>
  ↓夜行EXPで南仏へ


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