今日は敬老の日
日本列島を縦断した大型台風も当地方にも大風・大雨をもたらした。みかん(せとか)の枝も折れるし、バラ鉢もひっくりかえっていた。庭の手入れをしていたら近所の近隣ケアの役員の方がお赤飯を持って訪れた。
『ご主人様、敬老の日おめでとうございます』・・・って。ありがたく受け取ったあと、すぐに思い出した。去年、机の上に置いてあったお赤飯を。たしか私に・・・と主人は言っていた。ショックだったが私もそんな歳になったかと自覚していた。ところが去年も主人用だったのである。
いつも好きなことをして動きまわっている私に、 少しは「歳より」を自覚させたかったか、あるいはいつもの皮肉まじりのブラックユーモアのつもりだったか・・・わからない私は一年間も気が付かなかった。疑いもしなかった。
う~~ん、そう思ったら腹が立ってきた。そとづらは物腰が穏やかで、昔「麻呂様」の雰囲気があった。ところが結婚してから気が付いた。すべて自分が管理したい性格。女性の方がよくしゃべり、にぎやかなので一見かかあ天下に見えるらしいが、私をよく知っている友は理解してくれていると思う。
ところで、先日土曜日の新聞には笑った。国際交流ボランティアをしている夫が、歳なので妻に自分の送迎を 依頼したところ、「一銭にもならないボラ活動への手助けなどまっぴらごめん!」と拒否され、自分は遊びほうけている。せめて夫の方を見て、その生きがいに協力させる方法はありませんか」・・・・・という質問だった。
この質問に回答者の上野千鶴子先生がこう答えてました。
「協力させる」た~上から目線。妻からしたらボランティアは彼の道楽にしか見えない。高齢の夫婦。これからどちらかの介護が始まります。さあ、どうしましょうね。夫婦間の「国際交流」に励むか、それとも「異文化共生」に耐えるか。今からでも遅くありません。まず上から目線はやめましょう。・・・・・・中略・・・・・
夫婦は異文化。異文化同士の結婚は「国際結婚」と観念して相互理解に励めば、要介護になっても安泰です。あなたが「国際交流」に貢献すべき相手は、外ではなくまず内にいることを自覚してください。
っと。 さすが~~上野先生の先生の回答です。確かに生まれも育ちも違う二人が、お互いよく知らぬうちに結婚し、それこそ「異文化」です。「国際交流」とはうまい!! 彼は純粋の日本人だが、顔はどこかモンゴル系。頭の中はどう考えても自己中の「アメリカのビジネスマン」。全部自分が管理しないと気が済まない。こんな書き方をすると中国やアメリカ人に失礼かも。ゴメンナサイ。
私も国際結婚と観念して、それなりにやっていこ~~~っと。
こう書いてきたら怒りもおさまってきた。 今日は敬老の日。私よりも年上の”亭主サマ”に敬って、敬老の日のお赤飯に合うお刺身を今から調達してきま~す。