今日は晴れのち曇り。今朝は出勤のため、いつものように家を出た。上空には雲が多いものの、青空が広がっていて明るい朝となった。久しぶりに朝日が昇ってくるのを見た気がする。朝の気温は3℃で昨日よりも冷え込んで、寒い朝となった。
青空が見えていたのは午前中までで、昼前から雲が一面に広がってくるとともに北寄りの風が強くなってきた。日中の最高気温は8℃で日射しが無く、真冬のような陽気で空気が冷たく感じられる。上空はどんよりとした厚い雲で覆われて、昼間でも薄暗い空模様となった。
今日のお昼は外で食べることにした。週末の築地市場はかなり混んでいるが、それでも比較的空いている店を見つけて入店することにした。入店したのは場内の洋食屋「豊ちゃん」である。洋食屋「豊ちゃん」は一昨年の5月に「両がけライス」を食べに行っているが、その時の印象ではかなりガッカリした覚えがある。
その後、8月25日に閉店し、オーナーが変わったとのことである。それまで店を切り盛りしていたオーナーのおばちゃんは豊洲市場移転に反対していて、一旦店を閉じたとのこと。そんな事情も知らずに築地で働いていたのが恥ずかしい。
さて、新生「豊ちゃん」になって初めての食事である。店名は変わっていないが、オーナーの変わった店は、それなりに活況を呈していた。店の前に行列はできていないが、店内はかなり混んでいて、入店するのに少々時間を要した。
席に座ると、お冷やが出された。既に注文する料理は決めている。「かきフライ定食」である。ご飯を大盛りで注文した。注文を済ませると、お冷やを飲んで、料理が出てくるのを待つ。
料理を注文するとすぐにお新香が出された。小鉢に入ったお新香はキャベツの浅漬けにニンジンの千切りとスライスされたキュウリが盛られている。
更にしばらくしてメインディッシュのかきフライがカウンターの中から出された。続いてご飯と味噌汁もカウンターの中から出された。
「かきフライ」は皿の上に盛られた千切りキャベツの上にかきフライが5粒載せられていて、ミニトマトが1個とカットレモンが1切れ添えられている。かきフライの大きさは先日のとんかつ屋「小田保」に比べるとかなり小さいが、それでも先日のとんかつ八千代で食べたかきフライと同じくらいの大きさがある。
味噌汁はワカメの味噌汁である。
ご飯はお椀に山盛りに盛られて出てきた。米粒が艶々としていて美味しそうである。
まずは味噌汁をひと口飲んでかきフライを食べる。最初にトマトをひと口で食べてしまった。みずみずしいトマトがとても美味しく感じる。
続いてお新香でご飯を食べる。シャキシャキとしたキャベツの浅漬けもまた、適度な塩分と水気でご飯が進んだ。
お新香を片づけると、カットレモンをかきフライの上で搾り、空いたお新香の皿の上に置く。かきフライを食べようとして止めた。先に千切りキャベツを片づけてしまうことにしよう。千切りキャベツにとんかつソースを適量かけて、口に運んだ。
千切りキャベツは食感が楽しめる程度の程良い厚みと幅がある。キャベツの甘みを楽しみつつ、キャベツをほおばった。ソースをかけたキャベツはご飯のおかずにしても十分その役を果たした。
キャベツをおおかた片づけると、いよいよかきフライである。他店と異なり、タルタルソースが添えられていないので、とんかつソースをかけて食べる。
かきフライに使用しているカキは三陸産とのことである。サクサクとした衣の中に詰まったカキの身は熱々で、カキの身がぎっしりと詰まっている。口の中に入れた途端、カキフライに閉じこめられたカキのジュースが口の中でほとばしった。ジューシーで美味しい。
かきフライをご飯の上に置いて、そこにとんかつソースを適量かけて食べる。かきの旨みはトンカツソースに負けないくらいである。1粒のかきフライでご飯がかなり進んだ。
夢中で食べていたら、ご飯が無くなってしまった。カキはまだ1粒残っている。この1粒は何もつけずにそのまま口の中に放り込んだ。最後まで熱々のかきフライはミルキーな味わいで美味しかった。
最後は味噌汁を飲み干して完食。お冷やも飲み干すと、勘定を済ませて、店を出た。
午後は職場で主にデスクワークを中心に仕事に取り組む。土曜日なので電話もかかってこなければ、会議や打合せも無い。おかげで今日予定していた仕事はだいたい目処が付いた。
夜になって職場を後にする。今日はなんだかひどく疲れたように感じる。思わず電車を乗り過ごしてしまった。