今日は曇りときどき晴れ。今朝、朝刊を取ろうと玄関の扉を開けると、新聞がビニル袋に入っているのに気づいて、未明に雨が降ったことを知った。既に雨は上がっているが、上空にはどんよりとした雲が広がっていて日射しが無く、空気がヒンヤリと感じられる。朝の気温は19℃で湿度が高く、シメシメとした陽気である。
今日は出勤日のため、いつもと同じ時間に家を出た。平日と異なり、土日の出勤は基本的にラフなスタイルで出勤している。職場に到着すると作業服に着替えるし、基本的に出張も無いので、スーツで出勤する必要も無い。日中は気温が上昇するとの天気予報なので、Ｔシャツに半袖のシャツを羽織って職場に向かった。
午前中に雲の合間から青空が広がってくると、次第に陽光が射し込んできた。強い南風が吹いてきて次第に気温も上昇してきた。昼間の最高気温は27℃で、朝に比べると湿度が下がってきたものの、ムシムシとした陽気である。ただ、上空に雲が多く、日射しが弱く、暑いというほどの陽気ではない。むしろ、不快な感じのする陽気である。
本来ならば、今日の仕事は昼過ぎまでなので、お昼を食べて帰るところなのだが、今日は夕方まで職場に残ることにした。
そこで今日のお昼は築地市場内の場内で食べることにして事務所を出た。先日に引き続き、今月末に閉店する洋食屋「豊ちゃん」に行くことにする。今日は週末ということで混んでいることを覚悟して行ったのだが、拍子抜けするくらいに空いていて、あっさりと席に座ることが出来た。
席に座るとお冷やが出された。今日は何を食べるか決めていなかったので、壁に掲げられたメニューをひとしきり眺めていたのだが、新メニューと書かれた「帆立フライ定食」の文字が目に入った。そこで、「帆立フライ定食」をご飯大盛りで注文することにした。
最初にお新香が出された。お新香はキャベツの浅漬けで、薄くスライスされたキュウリとショウガの千切りが入っている。
やがて、料理がカウンターの中から出された。「帆立フライ」は山盛りのキャベツの千切りの周囲に４個並べられていて、ミニトマトとカットレモンが添えられている。
ご飯は丼に山盛りに盛られて出された。先日「アナゴフライ」を食べたときのご飯を凌ぐくらいにご飯が盛られている。かなりボリュームがありそうだ。
味噌汁はワカメの味噌汁である。
まず味噌汁を飲む。今日は暑いこともあって、味噌汁の塩分が空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。味噌汁を半分くらいまで飲んでしまうと、まずはお新香でご飯をかき込んだ。お新香のキャベツはシャキシャキとした食感でお新香の塩気にショウガの風味が加わって美味しい。ちょっと塩気が弱い気がして、少し醤油をかけて更にご飯をかき込んだ。
お新香が無くなると、続いて帆立フライを１個ご飯の上に載せた。最初は帆立フライに何もつけずにかぶりついてみる。フライに使用されている帆立は大きくて立派なホタテを使用している。口に入れるとサクサクとした衣の中のホタテはホクホクとした食感で美味しい。ホタテの身の甘味に貝の旨みが合わさって、ミルキーな味わいである。
あらためてホタテに卓上のソースを適量かけて、フライを食べながらご飯をかき込んだ。厚みのあるホタテはボリュームがあって、食べ応えがある。１個のフライで結構ご飯がすすむ。
２個の帆立フライを食べたところで、ご飯も丼の縁くらいまで減ってきたので、ここでキャベツの千切りをご飯の上に載せ、ゴマドレッシングをたっぷりとかけ、キャベツの千切りと一緒にご飯をかき込んだ。キャベツの甘みにゴマの香ばしさの組み合わせは絶妙に美味しい。ゴマドレッシングでキャベツの千切りとご飯をかき込んでしまった感じである。
キャベツの千切りが無くなったところで残りの２個の帆立フライをご飯の上に載せ、ソースを適量かけてご飯をかき込む。刺身の帆立とはまた異なった食感と味わいで、なかなか楽しめた。
帆立フライが半分くらい残ったところで、ご飯が無くなってしまった。残った帆立フライをあらためてちゃんと味わうようにして口の中に放り込んだ。帆立フライの甘みと旨みの余韻を楽しむように食べていたのだが、それも喉を通り過ぎてしまうと、残った味噌汁を飲み干して完食。
うまかった。満腹である。
最後にお冷やを飲み干すと、勘定を払って店を出た。
午後は職場や現場を回り、夕方になって帰宅する。
夜になって風向きが北寄りの風に変わると、気温も下がってきた。湿度も高くて、空気がシメシメと感じられた。
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