今日は晴れ。今朝は上空に青空が広がっていて、強い日射しが肌を焦がすように熱く感じられる。朝の気温は21℃で湿度が高く、朝からムシムシとした陽気である。ただ、北よりの風が吹いていて、日陰に入ると空気がヒンヤリと感じられた。
お昼にかかるころになって次第に北から雲が広がってきて日射しも弱くなってきたが、午後になって再び青空が広がり、強い日射しが降り注いできた。昼間の最高気温は29℃で湿度が低く、カラリとした暑さとなった。
今日のお昼は外で食べることにした。週の前半は5月末日をもって閉店する場内の洋食屋「豊ちゃん」に通ってしまっていたのだが、今日は気分転換に築地市場の外に出かけることにした。
築地市場勝どき門を出て晴海通りを渡り、隅田川沿いに聖路加ガーデン方面に延びる道を明石町方面に歩いていく。2つ目の角を左手に折れて、3つ目の角にさしかかったところで左手のビルの1階にビストロ「TSUKIJI アンスリール」がある。今日はこの店に入ることにした。
店に入る。店内には4人掛けのソファー席が配されている他、4人掛けのテーブル席と2人掛けのテーブル席が1卓ずつ配されている。更に奥には壁に面してカウンター席が5席直線上に配されている。厨房はその壁の向こうにある。
卓上には藤製の籠が2つ置かれている。片方の籠にはスティックシュガーとミルク、ガムシロップが入っている。もう片方の籠にはフォークとスプーン、ナイフ、箸、紙おしぼりが入っている。この他にお冷やのポットが置かれている。また各席毎に空のコップが置かれていた。
空いているカウンター席に座り、目の前に掲げられている黒板を見て料理を注文する。本日のランチメニューは「フレッシュトマトとバジルの冷製パスタ」「シラスと生のりのペペロンチーノ」「ミートソースパスタ」「小エビのオムライス」「三元豚ソテーおろしソース」となっている。なお、ランチメニューにはすべてサラダ、パン又はライス、ドリンクが付いている。ドリンクはコーヒー、紅茶、マンゴージュース、ハーブティーから選べる。
注文したのは「シラスと生のりのペペロンチーノ」「大盛」である。パスタにライスをつけるのは気が引けたのでパンを選ぶことにした。ドリンクはアイスコーヒーとし、料理と一緒に出してもらうことにした。
料理を注文するとコップに冷水を注いでお冷やを飲んだ。暑いこともあるが、職場から店まで来るのにだいぶ汗をかいてしまった。タオルで汗を拭きながらお冷やを飲む。水は冷たくて美味しい。
最初にサラダが運ばれてきた。器にはちぎったリーフレタスと水菜が盛られていて、ドレッシングがかけられている。
しばらくしてアイスコーヒーが運ばれてきた。氷の浮かべられたアイスコーヒーにはストローが挿してある。
籠からガムシロップとミルクを取り出して、アイスコーヒーに入れることにした。
続いてパスタが運ばれてきた。「シラスと生のりのペペロンチーノ」はパスタにシラスと生のりが絡められていて、赤唐辛子が1個載せられている。
最後にパンが皿に載せられて運ばれてきた。パンはフォカッチャで大きめにカットされている。
まず最初にアイスコーヒーをブラックのまま飲む。アイスコーヒーはソフトな苦みで軽い感じのするコーヒーである。アイスコーヒーを少し飲むと、サラダを食べることにした。
サラダは箸で食べる。みずみずしい野菜サラダはシャキシャキとした食感で美味しい。サラダにかかっているドレッシングは酸味があって、サッパリと野菜が食べられた。
サラダを食べてしまうと、今度はフォークでパスタを食べる。「シラスと生のりのペペロンチーノ」は細い平打麺でもちもちとした食感である。シラスと生のりがパスタにしっかりと絡みついていて、麺に海苔とシラスの素材の旨味がしっかりと絡みついているようで美味しい。パスタに載せられた赤唐辛子はピリッとした辛さで、見た目の彩りと味にアクセントを与えていて、最後まで美味しかったが、赤唐辛子は残してしまった。
パスタを食べ終えたところでパンを手に取った。ふわふわとしたパンは柔らかく、ほんのりと温かい。口に入れると、しっとりとした食感で生地の甘さが感じられた。
パンを半分にちぎって皿に残ったソースを拭うようにして食べる。シラスと生のりの旨味がパンの生地に染み込んで、ソースの旨味とパン生地の甘味が合わさって美味しい。もう1つパンが欲しいくらいである。パスタの皿のソースをすべて拭い去る頃にはパンも無くなってしまった。アイスコーヒーにガムシロップとミルクを入れて飲む。今日は暑いこともあって冷たいアイスコーヒーが美味しい。アイスコーヒーを飲んだ後はお冷やを飲み干して完食した。美味しかった。
もう少しくつろいでいきたいところだが、お昼休みも残りわずかになってきたので、勘定を払って店を出た。店の外に出ると、暑い空気が再び周囲を包んだ。急いで職場まで歩いていると再び首筋に汗が浮かんできたので、汗を拭いながら自席に戻った。
夜、仕事を終えて帰宅の途につく。
日が沈むと次第に気温も下がってきて、昼間の陽気が嘘だったかのように空気がヒンヤリと感じられる。上空には暗い夜空が広がっていて、月が明るく光っていた。