■長浜ラーメン

Corugen のBlogデビューのこけら落としは「長浜ラーメン」で参りましょう。

故郷福岡を離れて早１７年、何はともあれ思いを馳せるのはあの博多ラーメン、いや長浜ラーメンである。現在は東京勤務（千葉在住）であるが、数多あるラーメン店ガイドやwebのラーメンサイトを覗いては、本場の長浜ラーメンを食べさせてくれる店はないかとウオッチする毎日である。

こちらへ来てまず「腹かいた」のは、スープが白濁、豚骨、コッテリであるのが博多ラーメンという神をも恐れぬ固定観念がまかり通っていること。また博多ラーメンには紅生姜、ごま、のり、きくらげなどのトッピングは付き物というステロタイプのイメージ。各種ラーメン専門家のwebサイトでは、さすがにこういう見方は少ないようだが（少ないだけで実際にそういう紹介をしているバカチンはおる）ラーメン雑誌にはその手合いが多すぎる。

例えば「１００％豚骨を使っている割には意外とあっさり」とか「現地から取り寄せた麺やスープ」「現地スタッフが作る・・・」という言葉が踊る。ぶぁーかものっ。それは私が長浜で食したというか博多で食したラーメンではない。困ったことに最近では現地博多でも○蘭や一○堂といったチェーン店が幅を利かせているようだが、メニューが豊富、ユーザーオリエンテッドなラーメンは全く論外、しかも美味くない。これをもって本場博多ラーメンなどというなかれ。

それでは（我が輩の言う）本場の博多ラーメン（長浜ラーメン）とは何ぞや、ということになるが、豚骨・極細ストレート面であることは当然であるが、コテコテではない。トッピングは申し訳程度のチャーシューとネギ。

これだけじゃい。これ以外のトッピングを入れることは私に言わせると邪道だし、本来の味が見えてこない。ニンニクやごま、紅生姜ぁ？ふざけとんかいっ！そんな食べ方をしてはいけない。

具体的に紹介すると、私の＜長浜ラーメンミシュラン＞の座標軸は博多長浜にある「元祖長浜屋」である。それに照らして食した結果としては目下の所
　■やまちゃん（中央・東銀座）　　　　　　
　■博多餃子房長浜食堂（中野・新井薬師）
　■博多長浜ラーメン田中商店（足立・梅島）
　■博多長浜ラーメン金太郎（足立・島根）
　■しばらく（中央・水天宮）

厳密には熊本系であるが番外推薦として
　■黒蘭ラーメン（新宿・高田馬場）

まだ食していないが、是非行きたいところとして
　■なんでんかんでん
　■博多長浜とんこつラーメン御天
　■ラーメン家一歩
　■まるきん

などがある。ここで紹介した以外の店にも当然通った。但し、それらについての評価はもう少し通ってみてコメントを加えたい。
　■唐そば（渋谷）■博多長浜ラーメン九州一番（新宿）■博多天神

ここで名前すら出なかった「博多長浜ラーメンを名乗る」店は私の論評の対象外である。

なお、ここ２年ぐらいのラーメン行脚の中で、横浜ラーメン（いわゆる家系といわれる醤油豚骨中細縮れ麺）、和歌山ラーメン（醤油豚骨細麺）のうまさを感じている。