EQペディア/エラリイ・クイーン事典

エラリイ・クイーンの作品(長編・短編)に登場する人物その他の項目を検索する目的で作られたブログです。

Eの殺人

2007年06月16日 | 短編ミステリ
*Eの殺人
E=Murder

『クイーンのフルハウス』(ハヤカワ文庫)

【ショート・ショート】



☆事件

ちょうどエラリイが講演を行った大学で、国防総省に協力して極秘の実験を行っていた博士が殺害され、実験の経過を記録したノートが盗まれた。博士の執務室は塔の最上階にあり、何者も記帳せずには専用エレベーターには乗れない。大学の総長の依頼で現場を調査したエラリイは、背中をレターナイフで突き刺された被害者が右手に握っていたメモ用紙を発見した。小さな四角形の紙に鉛筆で大文字筆記体のEが書いてあった。これはダイイング・メッセージに違いないとエラリイは判断した。
しかし、四角い紙を回転させると、書かれた文字はMとも3ともWとも読めた。いや、Wではなくギリシァ文字のオメガとも読むことができた。博士はなぜこのような文字を残したのか?エラリイの推理が到達した驚くべき結論とは…




☆登場人物リスト

ジェームス・G・ダンウッディ・・・ベセズダ大学総長
エイモス・カーター将軍・・・国防総省の要人
ハーバート・アゴーン博士・・・物理学者
ポーラ・アゴーン・・・その妻。物理学者
特別護衛官・・・科学の城の<塔>の番人
エラリイ・クイーン・・・探偵


☆コメント

メッセージの解釈が強引すぎるし、論理的に他の容疑者を消去できていないし、まあ思いつきとしては、ね。


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