イギリス44大聖堂巡り

イギリスの大聖堂探訪記。
旅好きな人も、そうでない人も、
雑誌のような感覚で読んでもらえたら...

#04 リバプール -小さなネズミを探せ!-

2010-08-14 | イングランド西部
大聖堂の中に隠れているというネズミを探すべく、大聖堂内を探索。

趣があり、長い歴史を感じさせるこの大聖堂も、実はその歴史はまだまだ短いというから驚き。

1904年に定礎式が行われ、完成したのが1978年というから、完成から考えればまだ30歳。大聖堂の中では若手中の若手。人間社会ですら、まあ若手の部類でしょうか。



そういわれると、確かに新しそうな装飾...

大聖堂の中で、ピンクの電飾というのもねぇ...なんとなくいかがわしく思ってしまうのは、日本人の悲しい性でしょうか...


ポストカードのようになってしまったけれど、かわいい色使いのステンドグラス。

こんな色使いの模様をどこかで見かけたような気が。



ようやく、ネズミがいると言われている記念碑を発見。どうやら、この16代目ダービー伯爵の記念碑に隠れているようなんですが...



手がかりによると、伯爵の頭部分にいるとか。

実は、この写真にもう見えてます!よーく見てみて!



ちょうど写真のEngland-Cathedralと書いてあるCの上辺りに垂れ下がっているフサがあるのがわかるでしょうか。

そのフサから、飛び出している金色の何か。

フサのところを拡大すると...ほら!ネズミ!!


大聖堂巡りの醍醐味はこういう作り手の粋な部分に触れられること。

その粋な計らいをしたのが、この大聖堂の建築家Giles Gilbert Scott。

建築家同士の競合に勝ち、この大聖堂の綿密な設計を始めたとき、彼は若干22歳!

たった22歳で、こんな大きな大聖堂を設計するなんて!!

その彼の記念碑が、大聖堂のセントラルスペースにあるこちら。


彼の名前がちゃんと記されています。

1960年に没ということは、1978年の完成には立ち会えなかったわけですが、この完成した大聖堂に満足していることだと思います。


Lady Chapelを見学して、



出入り口の方へ。

正面の扉の上にあるステンドグラスがキリストになってる。

近くで見たときは分からなかったのに。キリストに見守られながら大聖堂を後にするみたい。



大聖堂の正面玄関にはこんな不思議な銅像が。(実は、これ 'The Risen Christ' という名前らしく、これもキリスト像のよう。キリストの足下に太陽があるのを見ると、Rising Sunとかかってるのかな。)


ひょっとしたら、大聖堂に入るときは、この一風変わったキリストの銅像に迎えられ、帰るときはステンドグラスのキリストに見送られるというイメージなのかもしれない。

それでは気持ちをビートルズに切換え、リバプール観光に出発!

つづきへ...(大聖堂については終了です。リバプールの町について興味のある方はクリック!)
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