現代はダイエットブームの真っ只中といえますが、無数のダイエットの詳細を眺めていると「これ、ほんとに大丈夫?」というダイエットレシピも無数に存在します。生活習慣病から引き起こされる糖尿病が広がるにつれて、メディアに登場した「低インシュリンダイエット」ですが、そのレシピは、低GI値の食品(血糖値の上がりにくい食品)を選んで食べてさえいれば、カロリーを気にせず運動もしなくてよい、というものでした。そのレシピはまるで思いつきで作ったようなお粗末なものだった上に非常に危険を伴う内容でした。このほかにも、人の名前がついた「服部ダイエット」や「さなえダイエット」、集中して食べる食材の名前がついた「しらたきダイエット」「キャベツダイエット、キャベツスープダイエット」「こんにゃくダイエット」「野菜スープダイエット」などたくさんのダイエットレシピがありますが、そのダイエット法をやみくもに信じるのではなく、自分でしっかり調べてみることも、ダイエット成功の秘訣であると思いました。
炭水化物を抜くことはダイエットで非常に効果的ではありますが、糖質は脳にとって唯一無二の栄養素であることから脳にダメージを与える可能性があるほかに、体内のPHバランスが崩れることによって、結果的に糖尿病予備軍を作るという説もあるのです。乱暴ともいえる方法ですが、案の定、医師や専門家から批判の声があがっています。誤解が多いといわれている「炭水化物抜きダイエット」「低炭水化物ダイエット」は、炭水化物=ご飯を全く食べなければ良いと考えがちで、主食をカットする分おかずの種類を増やすという重要なレシピが見落とされていることが多いようです。
1週間の食事制限ダイエットをレシピ通り行い、減量とともに体の中からリセットし、味覚を正常に戻すというふれこみの「リセットダイエット」ですが、短期的に集中して減量するので、アフターケアが難しくなり、減量しては元に戻り、またダイエットという悪循環を繰り返すリスクがあります。ただ、欧米人向けに作られているので日本人にあうのかどうかが難しいところです。ダイエットを始める人がたくさんいるように、ダイエットの種類もまた無数に存在します。
「低インシュリンダイエット」の一種で「ゾーンダイエット」というものもあります。決められたメニューを二週間食べることによって体内に化学変化が起こり、太りにくい体に変化するという非常に非科学的なうたい文句にも関わらず「国立病院ダイエット」とまるで病院が推奨しているかのような名前のダイエットも一時期流行しました。こちらは「低インシュリンダイエット」のようにむやみやたらに糖質をカットするのではない点では好感が持てるダイエットのようです。
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