emitanの心にうつりゆくもの

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平清盛 第44話

2012-11-11 22:22:49 | 平清盛
第44話 「そこからの眺め」

伊豆の源頼朝(岡田将生)は、北条時政(遠藤憲一)の婿となり、妻・政子(杏)との間に女の子を設けていた。
平家から何をされるか分からないぞと話す武士仲間たちに、時政は「法皇様の近臣方を断罪された一件などを聞き及ぶにつれ、平家の世は長く続かぬ気がしてならぬ。それがしは佐殿(頼朝)に、源氏の魂に賭ける」と話す。
清盛(松山ケンイチ)の長男で平家の棟梁・重盛(窪田正孝)は重い病に伏し、また、藤原摂関家に嫁いで養子・基通の後見をしていた清盛の娘・盛子(八木のぞみ)も病に伏していた。
後白河法皇(松田翔太)は関白・藤原基房(細川茂樹)を呼び、基房の亡き兄の膨大な所領を引き継いだ盛子の領地を、平家の力を削ぐために盛子亡き後には基房のものにしていこうと持ちかける。
法皇は、清盛を京から離れた所にいてもらおうと、公家の花山院を使って嚴島詣へ行くよう仕向ける。
清盛が嚴島に行っている間に盛子は亡くなり、基房は時子(深田恭子)と時忠(森田剛)を呼び、盛子の領地を摂関家が預かると話し、時子らの反対を押しのけて領地は法皇が預かることとなった。
重盛の病が芳しくないため、平家一門が集まり代理の棟梁の話をするが、清盛の三男で時子の実子・宗盛(石黒英雄)を推す声と、重盛の子・維盛(井之脇海)を推す声とがあり、まとまらない。
重盛は弟と子を呼び、「私はもう長くはないだろう。私亡きあとは、そなたたち兄弟力を合わせて一門を支えるのじゃ。(子らに向けては)鍛錬を怠らず、叔父たちの手助けをせよ。父上が国作りを没頭なされるよう、みなで陰に日向にお支えするのじゃ」と諭す。
病床の重盛の元を法皇は訪れ、これまでの重盛の忠義に感謝し、今のうちに言いたいことを言うように話すと、重盛は「王家にお尽くしする我らの平家の忠義に、断じて二心はござりませぬ。何卒平家の安泰、そしてわが父・清盛の国作りを見守っていただけることをお約束いただけますれば、重盛思い残すことなく死ねましょう」と話す。
すると法皇は「ただし、これに勝ったら」と言って、重盛に双六勝負を持ちかける。
必死に起き上って賽の目を振る重盛を、駆けつけた清盛は抱きかかえ、法皇に怒鳴る。
そんな清盛と重盛に、法皇は40年前に二人を相手に双六をした時の事を語り、「そちの身を守るは、そち自身しかおらぬ。母を亡くし、弟を亡くし、父は修羅の道を行く物の怪。そちは生まれた時から一人で生き、一人で死んでいく、そう定められておるのじゃ」と言って、高笑いをしながら立ち去る。
重盛は清盛に「早う死にとうござりまする」と言い、その1か月後に亡くなる。
清盛は、亡き盛子の養子・藤原基通を権中納言に推挙するが認められず、基房の子が権中納言となり、重盛が所領していた領地までもが召し上げられる。
清盛の怒りは頂点に達し、兵を上げて基房とその子と左大臣・基房を左遷させ、高倉天皇(千葉雄大)の御名の元で反平家の者39人を一斉に下官させ、それらの知行国をみな平家一門の所領とさせた。
そして、法皇を鳥羽離宮に幽閉させることに成功し、平家が国の頂に立つこととなった(「治承三年の政変」)。
清盛は廊下で会った祇園女御(松田聖子)に「ついに上られましたな、この世の頂に。いかがにござりますか、そこからの眺めは」と尋ねられ、「何も遮る物が無く、いたって良い眺めにござりまする」と答えると、祇園女御は「もうお会いすることもござりますまい」と言って去っていき・・・


というような話でした。

うーーーん、今日は実は私はあまり感動しなかったんですよね(爆)
重盛の「早う死にとうござりまする」発言には、「そうだよね、本当に頑張ったよねずっと大変だったよね」とウルウルしたのですが、双六をあそこでするのは・・・。
まぁ、確かに第9話で、3人で双六勝負をしていましたよね・・・
そしてゴッシー(その頃は雅仁親王)は「もろいものぞ、親子の絆など。そなたにも流れておろう、王家の血が、白河院の血が。きっといずれ動こうぞ。うつつに生ける物の怪の血が」と言って高笑いしてましたよね(さっき、録画保存していたのを再生しました)。
あそこで重盛(その頃は清太)が賽を振ったエピソードがここに繋がるとは・・・なのですが、どうもあんなに体が辛そうにしている重盛に双六をさせるのは観ているこちらが辛すぎて、「有り得ない」という思いが先立ってしまいまして
「神回」は先週だったかなぁ~と、私は思った次第です。

重盛亡きあと、結局平家は清盛があれこれ指示を出さなければならない状況がますます強まってきたような。
これも、これまで清盛が子達に政の相談をせずに独断であれこれ進めてきたことの弊害なのでしょうけど。
三男・宗盛が継ぐのが順当なのかな、と思ったけど、そういえば「棟梁・重盛の子が」という説の方が、いちおう理には適っていますね・・・。
次期棟梁はどう決まっていくのでしょうか。

・・・と、平家が世の頂点に立ったとはいえ、色々な問題が見えているので、「良かったね」という気持ちは起こらず、栄華を極めたというようにも見えず。
これもそういう演出なのでしょうけど。
聖子ちゃん祇園女御の「いかがにござりますか、そこからの眺めは」が、虚しく響いていましたね
そういえば、第34話で清盛の夢枕?に立った白河法皇も「そちはまだ知らぬ、上りきったその果ての景色を。それ(賽の目)を振って見れば分かる。それを振ってわしに追いつけば」と言っていましたよね。
祇園女御の言葉は、それとも繋がっているのかな?

平家の話で埋もれてしまいましたが、北条時政の「佐殿(頼朝)に、源氏の魂に賭ける」という言葉は、とても力強かったです。
あと6話でどう動いていくのか、楽しみです
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