*** 心の声を感じながら。。。 ***

介護と仕事と、家族と私

2010年のお正月

2010年01月03日 22時30分05秒 | 通い介護
昨年のお正月とは、随分違うお正月です。
実家から引っ越しをして、新しいマンション(賃貸ですが)で二人きり。
ほんの少しだけ寂しかったり。
まぁ。わがままって所ですね。

実のところ、昨年の5月に引っ越しをして、
しばらくの間、何にも気力が湧かなくなってしまった時期もあったり・・・。

それでも、仕事の方が以前にも増して忙しくなったものだから、
そんな事を言っている暇がないくらい、バタバタしていて、
気が付いたら、年が明けていました。

お義父さんは今、老健さんにてお世話になっています。
それが、介護が始まった時期から比べたら、本当に元気になりました。

なんと、とろみも付けずに水分が取れるようになっていて、
感情失禁もほとんど出なくなりました。

本当に、施設のみなさんのお陰です。
ここまで、お義父さんが良くなったのは。

今年のお正月は、お義兄さんの希望もあって、
自宅にて一泊して、大みそかを過ごしてもらいました。

で、お義父さんを車で送り迎えをするのは、だんな様と私の役目です。

相変わらずお義兄さんは、肝心な部分は自分から切り出しません。
で、業を煮やして、だんな様が陣頭指揮を取るんですよね。。。
逆です。
車の運転が出来ないから、引け目でもあるのかな。。?

お義母さんも、「連れて帰りたい」と言っていた希望が叶って、嬉しかったようです。

久しぶりに、全員集まってお正月を迎える事ができました。

お義母さんも、一人ぼっちでいる時間がなくなったから、
寂しくなって「お父さんを連れて帰りたい」と泣くことが無くなりました。

お義父さんは、時間になると施設に戻る準備を始めるんです。
家での生活よりも、何不自由のない施設での生活の方に慣れたようです。

安心でもあり、寂しくもあり。

お義母さんも、そのお義父さんの姿に、返って安心したようです。


私も、寂しくて泣いてばかりと言うことが無くなったお義母さんと、
子供のように、楽しそうにしているお義兄さんの様子を見ていると、
やっと肩の荷が降りた気持ちです。

お義姉さんも「えるなちゃんの苦労がやっと判った。」と。
そんな言葉をもらってから、「私が、私が、」と言うような事が無くなりました。
お義父さんの介護が始まった頃の事を思い出すと、本当に嘘のようです。
どちらかと言うと今は、そっと遠巻きに見ているような感じです。
「仕事を辞めて、お義兄さんを家で看る。」と言っていた事も、どこかに行ってしまった感じです。
あの言葉はどうしちゃったんでしょう。。と本当は言いたいけれど、
実際の所、当事者になると、それは当たり前だと思います。
在宅での介護は、本当に大変だから。。
無理の無い形で、過ごしてもらえるのが一番良いと思います。


お義父さんが倒れて、右も左も介護の事なんて全く判らなかったあの頃。

初めて、お義父さんのオムツを取り替えるのに、「ごめんね。ごめんね。」って謝りながら、
「大丈夫だよ。大丈夫だよ。」って肩を抱き抱えながら、
お義父さんに、オムツを嫁に取り替えさせる事に慣れてもらった事。

感情失禁が止まらなくて、癇癪を起し始めると、
お皿にスプーンをガンガンと付きたてながら怒っていた事。

車での送り迎え。

色々な事がありました。

介護の期間としては短い方。だけど。。私なりに、良く頑張りました。

まだまだ、通い介護は続いているけれど、大きな役目は終わりました。


今度は、サポート側。


ここに来て、きちんと自分の気持ちにピリオドを打つために、
ブログに書き留めに来ました。



2010年。
新しい年の幕開けです。

さぁ。明日から仕事です。また一年、みなさん宜しくお願いいたします。

浅草寺にて、おみくじ大吉。

 今年も、良い年でありますように。

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1 コメント

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やはり自宅はいい。 (nick)
2010-02-05 18:51:55
好かったですね。
お喜びになったことでしょう。

お気持ち好く判りますよ
在京の頃、死線を幾度も彷徨って
在郷の念が募って帰郷した私。
「自宅がいいがよ」と口癖だった父。

これから度々在宅が出来るように
なるといいですね。


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