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『ケータイ白書2007』

2006年12月29日 | Weblog
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844323369

本日の一冊は、インプレスさんから毎年出されている『ケータイ白
書』の2007年版です。

2000人、300社への利用実態調査をもとに、さまざまな切り口から
ケータイ市場、モバイルビジネスの現状に迫っています。

番号ポータビリティやパケット定額制の普及に伴う利用実態の変化
はもちろん、他メディアと比較した接触時間の変化、電子書籍の利
用率など、さまざまなデータが、この一冊に収められています。

便利なのは、プレゼンに使える独自調査データが、付属CD-ROM
に収められているということ。

社内の企画会議などでモバイル市場の説明をする際には、重宝する
一冊となるのではないでしょうか。

個人的に衝撃だったのは、ブログ利用の割合が、ついにPCとモバ
イルで逆転したということ。

これからは街をブラブラしながらケータイでブログ更新、などとい
うのが主流になっていくのでしょうね。

インターネットビジネスの新たな潮流を知る意味でも、ぜひ読んで
おきたい一冊です。

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■ 本日の赤ペンチェック
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新聞の接触時間は2005年調査から低下しており、パケット定額加入
者の接触時間が非加入者に比べ短くなっている。通勤電車の中など
いつでもどこでも携帯電話でニュースをチェックできる手軽さが日
常の生活に組み込まれてきているのではないだろうか

現在の使用機種を購入する際に重視した機能(複数回答)は、「カ
メラ機能」が42%で最も高く、2005年調査と比較すると、音楽やお
サイフケータイを重視する割合が増えている

カメラ付き携帯電話の保有率は95%になり、新機種のほとんどにカ
メラ機能が搭載されるようになった実態を裏付けている。利用者も
98%と保有者のほぼ全員が利用

ゲーム、アプリの利用率は7割、電子書籍は4割

◆ブログの利用状況
2005年調査ではパソコンメインの利用が最も多かったが、今回は携
帯電話のみでの利用が43%で最も多くなり、パソコンと携帯電話で
主流が逆転した

通話の相手は友人が57%、親子間が48%。家族との通話が増加

おサイフケータイの利用率は、男性4割女性2割

情報サービスは「携帯電話の検索サイトから」探すと答えた829サン
プルに、利用したことのある携帯電話の検索サービスをきいた。
「Yahoo!モバイル」が81.1%と最も高く、「Googleモバイル」が41.5
%で続くが、その次は1割強と差がある

最もよく利用するのは「ニュース・天気予報」

利用した電子書籍のジャンルは「コミック・ゲーム」が54%

モバイルコンテンツ市場規模は3150億円

モバイルコマース市場は4074億円、対前年比157%に

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『ケータイ白書2007』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844323369
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■目次■

第1部 利用者動向
第2部 通信事業者動向
第3部 ビジネス動向
第4部 技術動向
第5部 海外動向

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